奈良文化財研究所 ホーム
キーワードから探す
一覧から探す
その他
おすすめ
PDFがある書誌登録数
41226 件
( 発行機関数 755 機関 )
現在の書誌登録数
132416 件
( 前年度比 + 1731 件 )
( 発行機関数 1917 機関 )
現在の遺跡抄録件数
147543 件
( 前年度比 + 2103 件 )
現在の文化財論文件数
120565 件
( 前年度比 + 1568 件 )
現在の文化財動画件数
1298 件
( 前年度比 + 114 件 )
( 登録機関数 117 機関 )
文化財イベント件数
1249 件
( 前年度比 + 199 件 )
※過去開催分含む

長崎一丁目周辺遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/122029
引用表記 公益財団法人東京都スポーツ文化事業団東京都埋蔵文化財センター 2021 『東京都埋蔵文化財センター調査報告364:長崎一丁目周辺遺跡』公益財団法人東京都スポーツ文化事業団東京都埋蔵文化財センター
公益財団法人東京都スポーツ文化事業団東京都埋蔵文化財センター 2021 『長崎一丁目周辺遺跡』東京都埋蔵文化財センター調査報告364
wikipedia 出典テンプレート : {{Cite book ... 開く
wikipedia 出典テンプレート : {{Cite book|和書|first=健司|last=金持|first2=洋子|last2=山根|first3=博章|last3=西山|title=長崎一丁目周辺遺跡|origdate=2021-10-29|date=2021-10-29|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/122029|location=東京都多摩市落合一丁目14 番2|ncid=AN00155536|ncid=BC10934278|series=東京都埋蔵文化財センター調査報告|volume=364}} 閉じる
ファイル
書名 長崎一丁目周辺遺跡
発行(管理)機関 (公財)東京都教育支援機構東京都埋蔵文化財センター - 東京都
書名かな ながさきいっちょうめしゅうへんいせき
副書名 都道補助第172号線整備事業に伴う調査
巻次
シリーズ名 東京都埋蔵文化財センター調査報告
シリーズ番号 364
編著者名
編集機関
公益財団法人東京都スポーツ文化事業団東京都埋蔵文化財センター
発行機関
公益財団法人東京都スポーツ文化事業団東京都埋蔵文化財センター
発行年月日 20211029
作成機関ID 13224
郵便番号 2060033
電話番号 0423748044
住所 東京都多摩市落合一丁目14 番2
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 長崎一丁目周辺遺跡
遺跡名かな ながさきいっちょうめしゅうへんいせき
本内順位
遺跡所在地 東京都豊島区長崎一丁目13番地
所在地ふりがな とうきょうととしまくながさきいっちょうめ13ばんち
市町村コード 13116
遺跡番号 10
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 354343
東経(世界測地系)度分秒 1394140
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.728611 139.694444
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20200803-20210129
調査面積(㎡)
903
調査原因 都道補助第172 号線整備事業
遺跡概要
種別
時代
縄文
主な遺構
主な遺物
土器
特記事項
種別
時代
古墳
主な遺構
主な遺物
土器
特記事項
種別
時代
古代(細分不明)
主な遺構
主な遺物
特記事項 古代の塼の出土は特筆される
種別
時代
中世(細分不明)
主な遺構
主な遺物
陶磁器
特記事項
種別
時代
近世(細分不明)
主な遺構
溝28条
土坑59基
ピット217基
畝2群
硬化面5基
焼土跡1基
主な遺物
陶磁器
ミニチュア
土製品
銭貨
木製品
骨角製品
骨・貝等自然遺物
ガラス製品
石製品等
特記事項
種別
時代
近代(細分不明)
主な遺構
土坑等99基
主な遺物
陶磁器
ミニチュア
土製品
銭貨
木製品
骨角製品
骨・貝等自然遺物
ガラス製品
石製品等
特記事項
要約  長崎一丁目周辺遺跡は縄文、古墳、室町、江戸の各時代にわたる複合遺跡で、遺跡の総面積は8 万㎡を超える。遺跡内では過去に数多くの調査が行われ、古墳時代の竪穴住居跡や中近世の溝、土坑、ピットなどが確認されている。
 今回の調査では江戸時代の溝28 条、土坑59 基、ピット217 基、畝2 群、硬化面5 か所、焼土跡1 基、近代以降の遺構99 基等が検出されている。これらのうち溝に関しては、南北に走る溝、東西に走る溝、直線的な溝、屈曲する溝等バラエティーが認められた。溝の一部は土坑との切り合い関係等から、19 世紀前葉以降の構築である可能性が高い。なお時期が想定できる遺構としては55 号遺構と名称の付された土坑が確認されており、遺存状態の悪い状態で検出された動物の骨と徳利、陶器碗が伴っていた。
 近代以降の土坑のうち、K46 号遺構は、長径3.0 m、短径2.8 m、深さ1.3 mを測る。この遺構からは多量の陶磁器、瓦、ガラス製品等が出土している。特に統制陶器の出土が目立ち、特殊性として、試験管等の化学製品や石灰岩等の通常は出土しない遺物も出土している。下層からは、朝鮮半島で作製された塼も出土しており、発掘調査で塼が出土したことの希少性も評価されるものと考えられる。塼は複弁蓮華文と唐草文があしらわれており、朝鮮半島の統一新羅時代、都であった慶州の寺院伽藍がある一帯で出土するものと極めて類似していることが指摘される。戦後に戦前戦中の遺物をまとめて廃棄した大形の土坑から出土例の希少な塼が出土したことは、希少な調査例となろう。

関連文化財データ一覧

このエントリーをはてなブックマークに追加
詳細ページ表示回数 : 379
ファイルダウンロード数 : 0

全国のイベント

外部出力