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西向遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/122463
DOI 二次元コード
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.122463
引用表記 静岡県埋蔵文化財センター 2022 『静岡県埋蔵文化財センター調査報告63:西向遺跡』静岡県埋蔵文化財センター
静岡県埋蔵文化財センター 2022 『西向遺跡』静岡県埋蔵文化財センター調査報告63
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書名 西向遺跡
発行(管理)機関 静岡県埋蔵文化財センター - 静岡県
書名かな にしむかいいせき
副書名 平成26年度-令和3年度二級河川太田川河川改修事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書
巻次
シリーズ名 静岡県埋蔵文化財センター調査報告
シリーズ番号 63
編著者名
編集機関
静岡県埋蔵文化財センター
発行機関
静岡県埋蔵文化財センター
発行年月日 20220328
作成機関ID 220001
郵便番号 4213203
電話番号 0543855500
住所 静岡県静岡市清水区蒲原5300-5
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 西向遺跡
遺跡名かな にしむかいいせき
本内順位
遺跡所在地 静岡県袋井市中・磐田市和口
所在地ふりがな しずおかけんふくろいしなか・いわたしわぐち
市町村コード 222160
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 344214
東経(世界測地系)度分秒 1375358
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.703888 137.899444
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20140715-20150324
20150715-20160324
20160801-20170323
20170809-20180323
調査面積(㎡)
3740
3392
3667
2685
調査原因 河川改修
遺跡概要
種別
集落
時代
弥生
古墳
奈良
平安
主な遺構
方形周溝墓
掘立柱建物跡
住居状遺構
井戸跡
主な遺物
弥生土器
須恵器
土師器
山茶碗
特記事項 古墳時代前期~中期初頭の井戸廃棄に伴う遺物群と遺物集積遺構
8世紀前半の掘立柱建物う群
要約  静岡県西部を流れる太田川沿いの低地に広がる集落遺跡で、弥生時代中期後葉の方形周溝墓、古墳時代前期~中期初頭(5世紀前半)と後期(7世紀)の集落、奈良時代(8世紀前半)の掘立柱建物群、平安時代(12世紀)の集落が検出された。
 古墳時代では、前期~中期初頭の井戸跡、遺物集積遺構を検出した。井戸跡からは、井戸を廃棄する際に投棄されたと思われる土師器などの遺物、遺物集積遺構からは、土師器、手捏ね土器などが出土し、当該期の祭祀の一端をうかがうことができる。
 奈良時代の掘立柱建物群は、8世紀前半の郡衙正倉の可能性が高いとして報告された袋井市掛之上遺跡の掘立柱建物群と主軸が一致すること、掛之上遺跡の掘立柱建物群と比較すると、柱穴の平面形や配置が整っていないことから、郡の下位の郷、もしくは里といった単位が管理した共同倉庫といった性格が想定できる。
 平安時代の集落でも方形区画溝や柵列を伴う掘立柱建物跡が検出されたことから、奈良時代に引き続き、地域が管理する共同の建物が存在したことがうかがえる。

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