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報告書種別一覧 > 埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等 > 飯田市 鬼釜遺跡  風張遺跡  神之峯城跡

飯田市 鬼釜遺跡  風張遺跡  神之峯城跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/16615
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.16615
引用表記 一般財団法人長野県文化振興事業団 長野県埋蔵文化財センター 2016 『長野県埋蔵文化財センター発掘調査報告書102:飯田市 鬼釜遺跡  風張遺跡  神之峯城跡』国土交通省中部地方整備局他
一般財団法人長野県文化振興事業団 長野県埋蔵文化財センター 2016 『飯田市 鬼釜遺跡  風張遺跡  神之峯城跡』長野県埋蔵文化財センター発掘調査報告書102
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書名 飯田市 鬼釜遺跡  風張遺跡  神之峯城跡
発行(管理)機関 (一財)長野県文化振興事業団長野県埋蔵文化財センター - 長野県
書名かな いいだし  おにがまいせき かざはりいせき かんのみねじょうせき
副書名 一般国道474号飯喬道路埋蔵文化財発掘調査報告書 6 ー飯田市内その6-
巻次
シリーズ名 長野県埋蔵文化財センター発掘調査報告書
シリーズ番号 102
編著者名
編集機関
一般財団法人長野県文化振興事業団 長野県埋蔵文化財センター
発行機関
国土交通省中部地方整備局
一般財団法人長野県文化振興事業団 長野県埋蔵文化財センター
発行年月日 20160328
作成機関ID 20000
郵便番号 3888007
電話番号 0262935926
住所 長野県長野市篠ノ井布施高田963-4
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 鬼釜遺跡
遺跡名かな おにがまいせき
本内順位
遺跡所在地 長野県飯田市上久堅
所在地ふりがな ながのけんいいだしかみひさかた
市町村コード 20205
遺跡番号 465
北緯(日本測地系)度分秒 352739.51
東経(日本測地系)度分秒 1375301.87
北緯(世界測地系)度分秒 352751.11
東経(世界測地系)度分秒 1375250.88
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.464197 137.8808
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20090910-20100115
20110423-20111219
調査面積(㎡)
35300
調査原因 国道474号飯喬道路建設に伴う記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
主な遺構
竪穴建物跡3軒
土坑23基
主な遺物
特記事項
種別
集落
時代
弥生
主な遺構
竪穴建物跡1軒
主な遺物
特記事項
種別
集落
時代
古墳
主な遺構
古墳1 基
「馬の埋葬土坑」1基
主な遺物
特記事項
種別
集落
時代
平安
主な遺構
竪穴建物跡5軒
主な遺物
特記事項
種別
集落
時代
平安
主な遺構
竪穴建物跡2軒
掘立柱建物跡2 棟
主な遺物
特記事項 主な時代:平安時代以降
種別
集落
時代
中世(細分不明)
主な遺構
竪穴建物跡2棟
主な遺物
特記事項
種別
集落
時代
近世(細分不明)
主な遺構
溝跡
主な遺物
特記事項
種別
集落
時代
縄文
弥生
古墳
平安
中世(細分不明)
近世(細分不明)
主な遺構
主な遺物
縄文土器
弥生土器
土師器
陶磁器(青磁・白磁・中世陶器)
鉄製品(馬具・鉄鏃・刀子)
青銅製品( 耳環、煙管、銭貨)
石器
ガラス製品(ガス小玉)
特記事項 遺跡内から古墳(鬼釜古墳)を発見。鬼釜古墳は6世紀前半に初葬、6世紀末~7世紀初頭に追葬。周溝内から検出された馬の埋葬土坑から、雲珠と金具が出土。
遺跡名 風張遺跡
遺跡名かな かざはりいせき
本内順位
遺跡所在地 長野県飯田市上久堅
所在地ふりがな ながのけんいいだしかみひさかた
市町村コード 20205
遺跡番号 466
北緯(日本測地系)度分秒 352732.31
東経(日本測地系)度分秒 1375256.47
北緯(世界測地系)度分秒 352743.92
東経(世界測地系)度分秒 1375245.48
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.4622 137.8793
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20110927-20111219
20120410-20120817
調査面積(㎡)
15300
調査原因 国道474号飯喬道路建設に伴う記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
時代
中世(細分不明)
近世(細分不明)
主な遺構
竪穴建物跡1軒
掘立柱建物跡15棟
溝跡23条
主な遺物
陶磁器(中世陶磁器、近世陶磁器)
土玉
銭貨(寛永通宝)
木製品(木枠・木杭)
特記事項 緩やかに傾斜する尾根を造成して掘立柱建物跡等の遺構を構築。

主な時代:中世以降、近世
遺跡名 神之峯城跡
遺跡名かな かんのみねじょうせき
本内順位
遺跡所在地 長野県飯田市上久堅
所在地ふりがな ながのけんいいだしかみひさかた
市町村コード 20205
遺跡番号 上久25
北緯(日本測地系)度分秒 352730.51
東経(日本測地系)度分秒 1375229.47
北緯(世界測地系)度分秒 352742.12
東経(世界測地系)度分秒 1375218.48
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.4617 137.8718
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20120817-20121220
20130304-20131216
調査面積(㎡)
29243
調査原因 国道474号飯喬道路建設に伴う記録保存調査
遺跡概要
種別
城館
時代
中世(細分不明)
主な遺構
礎石建物跡1棟
焼土跡1基
土坑
溝跡
主な遺物
特記事項 中世は、谷状地形を埋めて平場を形成し、礎石建物跡等を構築。
種別
城館
時代
中世(細分不明)
主な遺構
土坑1基
掘立柱建物跡
土坑
主な遺物
特記事項 主な時代:中世以降
種別
城館
時代
近世(細分不明)
主な遺構
掘立柱建物跡
土坑
柵列
溝跡
主な遺物
特記事項 近世には掘立柱建物跡を中心とした屋敷地が展開。
種別
城館
時代
中世(細分不明)
近世(細分不明)
主な遺構
主な遺物
陶磁器(中世陶磁器、近世陶磁器)
銭貨(咸平元寳・皇宋通寳・元祐通寳・政和通寳・永楽通寳・寛永通宝)
石製品(硯・砥石)
鉄製品(釘・刀子)
特記事項
要約 本書で報告した3遺跡は、伊那谷の天竜川左岸(竜東)にある山間地に所在する。神之峯城跡は天竜川支流の玉川左岸の独立丘陵、風張遺跡はその北東側の細田川を挟んだ対岸の尾根、鬼釜遺跡は風張遺跡の北側に広がる段丘に立地する。
 鬼釜遺跡は細長い河岸段丘に集落が展開。縄文時代では、土器を複数埋設した炉や、多系統の縄文中期後葉の土器、横刃形石器など、付近の北田遺跡を補完する貴重な成果を得られた。また、位置が不確定であった「鬼釜古墳」を発見。墳丘は遺存しなかったが、周溝内等の出土遺物から、6世紀前半に初葬、 6世紀末~7世紀初頭の追葬といった変遷がわかった。周溝内からは馬具(雲珠・金具)を含む「馬の埋葬土坑」が発見され、6世紀前半に竜東に馬匹文化が拡大したことがわかった。
 神之峯城跡は天竜川左岸を治めた国人領主である知久氏の本城であり、今回、城が立地する独立丘陵の中腹を調査した結果、15世紀~16世紀の礎石建物跡が検出され、建物の構造等から寺院(堂宇)と推測した。
 風張遺跡では、掘立柱建物跡で構成された中世以降の屋敷地が発見された。出土陶磁器の器種はすり鉢が多いことから、日常的な居住空間と理解できる。鬼釜遺跡では中世の掘立柱建物跡が検出されており、風張遺跡との関連も考えられる。

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