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大山崎町埋蔵文化財調査報告書

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/140258
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.140258
引用表記 大山崎町教育委員会 2024 『大山崎町埋蔵文化財調査報告書70:大山崎町埋蔵文化財調査報告書』大山崎町教育委員会
大山崎町教育委員会 2024 『大山崎町埋蔵文化財調査報告書』大山崎町埋蔵文化財調査報告書70
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書名 大山崎町埋蔵文化財調査報告書
発行(管理)機関 大山崎町 - 京都府
書名かな おおやまざきちょうまいぞうぶんかざいちょうさほうこくしょ
副書名 長岡京跡右京第1273次調査
巻次 70
シリーズ名 大山崎町埋蔵文化財調査報告書
シリーズ番号 70
編著者名
編集機関
大山崎町教育委員会
発行機関
大山崎町教育委員会
発行年月日 20240331
作成機関ID 26303
郵便番号 6188501
電話番号 0759562101
住所 京都府乙訓郡大山崎町円明寺夏目3番地
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
タイトル 鳥紐蓋の製作技法の分析と分類私案
英語タイトル
著者
菅生 薫
ページ範囲 30 - 39
NAID
都道府県 京都府
時代 旧石器 奈良 平安 中世(細分不明)
文化財種別 考古資料
遺跡種別 集落 散布地
遺物(材質分類) 石器 土器 土製品(瓦含む) 木製品 金属器 自然物
学問種別 考古学
テーマ 技法・技術 資料集成
他の電子リソース
引用表記
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抄録(内容要約)
所収遺跡
遺跡名 久保川遺跡
遺跡名かな くぼかわいせき
本内順位
遺跡所在地 乙訓郡大山崎町字円明寺小字西法寺1-1ほか
所在地ふりがな おとくにぐんおおやまざきちょうあざえんみょうじこあざさいほうじ
市町村コード 26303
遺跡番号 21
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 345428
東経(世界測地系)度分秒 1354111
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.907777 135.686388
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20231208-20240330
調査面積(㎡)
390
調査原因 宅地開発
遺跡概要
種別
集落
散布地
時代
旧石器
縄文
弥生
古墳
奈良
平安
中世(細分不明)
主な遺構
礫敷
中世溝
主な遺物
鳥紐蓋
特記事項
遺跡名 長岡京跡
遺跡名かな ながおかきょうあと
本内順位
遺跡所在地 乙訓郡大山崎町字円明寺小字西法寺1-1ほか
所在地ふりがな おとくにぐんおおやまざきちょうあざえんみょうじこあざさいほうじ
市町村コード 26303
遺跡番号 21
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 345428
東経(世界測地系)度分秒 1354111
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.907777 135.686388
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20231208-20240330
調査面積(㎡)
390
調査原因 原因者
遺跡概要
種別
宮都
時代
奈良
平安
主な遺構
主な遺物
特記事項
要約 今回の調査では愛知県猿投窯跡群で生産された鳥紐蓋が出土した。本例は黒笹4号窯出土の鳥紐蓋と酷似しており、同一工人によって製作されたと見てよい。生産地での製作年代と本調査での出土土器の年代観から奈良時代の後半のものと考えられる。周辺の調査では「麻呂」、「大宅」、「富」といった墨書のある土器も出土しており、久保川遺跡では長岡京遷都を前に一定階層の人物が占地していた可能性が指摘されている。
また、拳大の亜角礫と奈良時代の土師器・須恵器などを敷き詰めた遺構を検出し、その検出状況から「礫が主体の整地遺構」と位置づけた。礫が主体の整地遺構からは少量ではあるが瓦器が出土しており、本遺構が中世の遺構である可能性を示唆する。一方、隣接調査地でも類似する「礫敷き」が検出されているが、礫敷から瓦器が出土したという報告はなく、奈良時代の庭園に付属する園池遺構である可能性が指摘されてきた。今回の調査ではこの遺構の性格を明らかにするような成果は得られなかったが、遺構が中世まで下る可能性が浮かび上がった。このことにより、久保川遺跡の西側に位置する中世円明寺の西園寺公経による荘園開発の一端を久保川遺跡において捉えている可能性が考えられるようになった。
さらに、中世の遺構として幅約2m、深さ約50cm、検出長4mの平行する南北溝10本を検出した。出土遺物が極めて少ないため詳細は不明であるが、農耕に関連する遺構と考えられる。

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