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下老子笹川遺跡・江尻遺跡発掘調査報告

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/6118
DOI 二次元コード
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.6118
引用表記 財団法人富山県文化振興財団埋蔵文化財調査事務所 2014 『富山県文化振興財団埋蔵文化財発掘調査報告59:下老子笹川遺跡・江尻遺跡発掘調査報告』財団法人富山県文化振興財団埋蔵文化財調査事務所
財団法人富山県文化振興財団埋蔵文化財調査事務所 2014 『下老子笹川遺跡・江尻遺跡発掘調査報告』富山県文化振興財団埋蔵文化財発掘調査報告59
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書名 下老子笹川遺跡・江尻遺跡発掘調査報告
発行(管理)機関 (公財)富山県文化振興財団埋蔵文化財調査課 - 富山県
書名かな しもおいごささがわいせき・えじりいせきはっくつちょうさほうこく
副書名 北陸新幹線建設に伴う埋蔵文化財発掘報告 ; 9 
巻次 第一分冊
シリーズ名 富山県文化振興財団埋蔵文化財発掘調査報告
シリーズ番号 59
編著者名
編集機関
財団法人富山県文化振興財団埋蔵文化財調査事務所
発行機関
財団法人富山県文化振興財団埋蔵文化財調査事務所
発行年月日 20140320
作成機関ID
郵便番号 9300887
電話番号 0764424229
住所 富山県富山市五福4384-1
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 下老子笹川遺跡
遺跡名かな しもおいごささがわいせき
本内順位
遺跡所在地 富山県高岡市福岡町下老子・一歩二歩
所在地ふりがな とやまけんたかおかしふくおかまちしもおいご・いちぶにぶ
市町村コード 16202
遺跡番号 422072
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
調査期間
20080526-20081211
調査面積(㎡)
19828
調査原因 北陸新幹線建設に伴う事前調査
遺跡概要
種別
集落
時代
弥生
主な遺構
竪穴建物
自然流路
土坑
主な遺物
弥生土器
木製品
石製品
特記事項 弥生中期~弥生終末期-中期・後期の玉作集落と終末期の竪穴建物を確認した

主な時代:弥生中期から弥生終末期

北緯(日本測地系)36度70分63秒
東経(日本測地系)136度94分92秒
種別
集落
時代
古墳
主な遺構
自然流路
主な遺物
土師器
木製品
金属製品
特記事項 古墳-鉄製の刃先を装着した鍬が出土した
種別
集落
時代
古代(細分不明)
主な遺構
自然流路
土坑
主な遺物
土師器
須恵器
土製品
木製品
特記事項 古代-側溝を伴う道路を検出した
種別
時代
中世(細分不明)
近世(細分不明)
主な遺構
掘立柱建物
土台立建物
井戸
自然流路
土坑
主な遺物
中世土師器
珠洲
八尾
信楽
瓦質土器
土師質土器
瀬戸
瀬戸美濃
青磁
中国製染付
越中瀬戸
唐津
伊万里
木製品
土製品
金属製品
特記事項 中・近世-区画溝に囲まれた掘立柱建物を検出し, 区画溝から石臼や五輪塔等の石製品が多数出土した
遺跡名 江尻遺跡
遺跡名かな えじりいせき
本内順位
遺跡所在地 富山県高岡市福岡町江尻
所在地ふりがな とやまけんたかおかしふくおかまちえじり
市町村コード 16202
遺跡番号 422073
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
調査期間
20090430-20091118
調査面積(㎡)
5814
調査原因 北陸新幹線建設に伴う事前調査
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
主な遺構
自然流路
主な遺物
縄文土器
石製品
特記事項 縄文晩期-下野式併行期の土器が出土した

主な時代:縄文晩期

北緯(日本測地系)36度70分00秒
東経(日本測地系)136度93分80秒
種別
集落
時代
弥生
主な遺構
自然流路
土坑
主な遺物
弥生土器
木製品
特記事項 弥生終末期-自然流路とその付近から,短甲等の木製品が多数出土した

主な時代:弥生終末期
種別
集落
時代
中世(細分不明)
主な遺構
掘立柱建物
土坑
主な遺物
中世土師器
珠洲
青磁
木製品
金属製品
特記事項 中世-区画溝に囲まれた掘立柱建物を検出した
種別
時代
近世(細分不明)
主な遺構
掘立柱建物
井戸
自然流路
土坑
主な遺物
越中瀬戸
唐津
伊万里
木製品
石製品
金属製品
特記事項 近世-臼を転用した石組井戸を検出した
要約 下老子笹川遺跡では, 弥生時代中期中葉から終末期の竪穴建物を検出し, このうち中期と後期の建物では玉作りが行われていたと推定された。また, 玉作りを行った建物の中期と後期の各1棟が, 炭化材や焼土の残るいわゆる焼失住居であった。古墳時代の遺構としては, 能越道関連調査区に続く水田は確認できなかったが, 自然流路と灌漑に使用されたと考えられる溝のほか, 人と偶蹄類とみられる足跡群を検出した。古代の遺構は能越自動車道関連調査区に続く道路・溝などを検出した。中世末期~近世の遺構としては, 区画溝に囲まれた建物や井戸を検出し, 石臼や五輪塔等の石製品が多く出土した。江尻遺跡では, 弥生時代の自然流路から, 終末期の土器と, 短甲や紡織具等の木製品が多数出土した。中世の遺構としては区画溝に囲まれた掘立柱建物等を, 近世の遺構としては掘立柱建物・井戸・溝等を検出した。

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