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梶原南遺跡2

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/138932
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.138932
引用表記 公益財団法人大阪府文化財センター 2023 『公益財団法人大阪府文化財センター調査報告書326:梶原南遺跡2』公益財団法人大阪府文化財センター
公益財団法人大阪府文化財センター 2023 『梶原南遺跡2』公益財団法人大阪府文化財センター調査報告書326
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書名 梶原南遺跡2
発行(管理)機関 大阪府文化財センター - 大阪府
有償頒布・配布ページ https://www.occh.or.jp/?s=book
※ 有償頒布・配布していない場合もあります
書名かな かじはらみなみいせき
副書名 高速自動車国道近畿自動車道名古屋神戸線建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書
巻次
シリーズ名 公益財団法人大阪府文化財センター調査報告書
シリーズ番号 326
編著者名
編集機関
公益財団法人大阪府文化財センター
発行機関
公益財団法人大阪府文化財センター
発行年月日 20231130
作成機関ID
郵便番号 5900105
電話番号 0722998791
住所 大阪府堺市南区竹城台3-21-4
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 梶原南
遺跡名かな かじはらみなみ
本内順位 1
遺跡所在地 大阪府高槻市梶原3・4丁目 梶原中村町
所在地ふりがな おおさかふたかつきしかじはら3・4ちょうめ かじはらなかむらちょう
市町村コード 27207
遺跡番号 158
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 345152
東経(世界測地系)度分秒 1353922
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.864444 135.656111
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20211001-20221231
調査面積(㎡)
3723
調査原因 新名神高速道路建設事業
遺跡概要
種別
時代
弥生
主な遺構
方形周溝墓
主な遺物
弥生土器
石器
特記事項 数種の方形周溝墓
種別
集落
時代
古墳
主な遺構
ピット
主な遺物
土師器
須恵器
特記事項 建物柱穴の可能性があるピット
種別
集落
時代
飛鳥白鳳
奈良
平成
主な遺構
掘立柱建物
井戸
ピット
土坑
主な遺物
土師器
須恵器
製塩土器
木器(漆器箱含む)
特記事項 大型の掘方を有する総柱建物、墨書土器や硯、漆器箱が出土した井戸・区画溝
種別
集落
時代
平安
鎌倉
主な遺構
掘立柱建物
井戸
水溜
ピット
土坑
主な遺物
土師器
須恵器
瓦器
瓦質土器
石製品
土製品
木器
特記事項 掘立柱建物・基幹水路・井戸・溝や水溜への土器の大量投棄
種別
田畑
横穴
時代
鎌倉
南北朝
室町
主な遺構
ピット
主な遺物
土師器
須恵器
瓦器
陶磁器
特記事項 13 世紀後半以降にみられるそれまでの集落居住域の耕地化
要約  弥生時代においては中期前半の方形周溝墓の分布域や配置・墳丘規模をより明確にとらえることができた。
 古墳時代の土地利用の詳細は依然として不明だが、調査範囲が当該期の集落縁辺部にあたっていたことがうかがえる。
 飛鳥時代の土地利用の詳細についても不明な部分は大きいが、奈良時代に集落域が構築される以前に、その前身となる小規模な集落の存在がうかがえる。奈良時代にはこれまで調査が行われてきた微高地の他、北摂丘陵斜面裾の微高地上に存在した奈良時代の集落の様相をとらえることができた。当該期の井戸から出土した一木造の漆器箱は極めて希少性の高い資料で、当集落を公的施設(駅家等)にかかわるものとするこれまでの評価を補強する。
 平安時代から鎌倉時代にかけては複数の建物が溝で囲まれた屋敷地が展開する様子をより具体的にとらえることができた。13 世紀における集落の廃絶時に土器類が溝や水溜に廃棄されたとみられ、多量の土師器皿や瓦器椀等がまとまって出土した。
 集落域が形成された微高地の北西縁に位置した放棄流路の痕跡とその埋没状況の検証から、調査地の地形形成の過程と土地利用の経過を理解するための有効な検討材料を得た。

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