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六反田南遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/23055
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.23055
引用表記 公益財団法人新潟県埋蔵文化財調査事業団 2018 『新潟県埋蔵文化財調査報告書271:六反田南遺跡』新潟県教育委員会
公益財団法人新潟県埋蔵文化財調査事業団 2018 『六反田南遺跡』新潟県埋蔵文化財調査報告書271
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書名 六反田南遺跡
発行(管理)機関 新潟県 - 新潟県
書名かな ろくたんだみなみいせき
副書名 一般国道8号糸魚川東バイパス関係発掘調査報告書 ; 12
巻次 6
シリーズ名 新潟県埋蔵文化財調査報告書
シリーズ番号 271
編著者名
編集機関
公益財団法人新潟県埋蔵文化財調査事業団
発行機関
新潟県教育委員会
発行年月日 20180316
作成機関ID 15100
郵便番号 9560845
電話番号 0250253981
住所 新潟県新潟市秋葉区金津93-1
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
第1分冊
第2分冊
所収論文
所収遺跡
遺跡名 六反田南遺跡
遺跡名かな ろくたんだみなみいせき
本内順位
遺跡所在地 新潟県糸魚川市大和川字六反田1195ほか
所在地ふりがな にいがたけんいといがわしやまとがわあざろくたんだ
市町村コード 15216
遺跡番号 275
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 370304
東経(世界測地系)度分秒 1375329
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 37.051111 137.891388
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20100818-20101203
20110614-20111021
20120517-20130328
20130401-20131122
調査面積(㎡)
10706
調査原因 一般国道8号糸魚川東バイパス建設
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
主な遺構
竪穴建物
土坑
埋設土器
炭化物集中
集石
ピット
主な遺物
縄文土器
石器(打製石斧
磨製石斧
磨石類など)
石製品(石棒類)
ヒスイ(剥片含む)
特記事項 縄文時代中期中葉(中層)
大型石棒。
種別
集落
時代
縄文
主な遺構
竪穴建物
土坑
埋設土器
炭化物集中
集石
ピット
石列
主な遺物
縄文土器
土製品(土偶
耳栓)
石器(打製石斧
磨製石斧
擦切磨製石斧
磨石類
石錘
剥片石器など)
石製品(石棒
玉)
ヒスイ(剥片含む)
動物骨
特記事項 縄文時代中期前葉~中葉(下層)
周堤のある焼失建物。石列。大量の遺物が出土した廃棄域。磨製石斧の製作。大量の魚類骨、少ない哺乳類骨
要約  遺跡は海川の右岸、現海岸線から約200m、標高約3~5mの低地、自然堤防上にある。調査の結果、洪水堆積層を挟んで中層と下層で縄文時代中期の遺構、遺物を検出した。遺構の内訳は上記のとおり。中層では、大形石棒が出土している。下層では周堤を伴う焼失家屋が検出された他、長さ約39mの石列が、集落と廃棄域とを結界するように配列している。廃棄域は大規模で、土器、石器をはじめ多くの遺物が出土した。土器は北陸地方の新崎・天神山式が主体であるが、当遺跡独自の土器もあり、また信州・東北方面の土器も多く認められるが、火炎土器をはじめとする同時期の信濃川流域の土器は少ない。石器では磨製石斧の未成品が大量に出土し、従来の剝離叩打による製作工程に加え、擦切り技法による製作工程も知ることができる。廃棄域からは多くの動物骨も検出した。特に、サケ科やサメ類をはじめとする魚類が圧倒的で、動物骨は少ない。当遺跡は低地の自然堤防上に築かれた集落で、近くには丘陵上に大規模な環状集落の長者ヶ原遺跡がある。遺構、遺物の内容は類似するもののこの遺跡とは異なった集落形態の在り方を示している。他地域との交流も活発である。海岸近くの平野部で大規模な縄文中期の集落が確認されたのは、県内で初例である。

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