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神明遺跡 ; 刑部遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/70110
DOI 二次元コード
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.70110
引用表記 岡山県古代吉備文化財センター 2019 『岡山県埋蔵文化財発掘調査報告249:神明遺跡 ; 刑部遺跡』岡山県教育委員会
岡山県古代吉備文化財センター 2019 『神明遺跡 ; 刑部遺跡』岡山県埋蔵文化財発掘調査報告249
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書名 神明遺跡 ; 刑部遺跡
発行(管理)機関 岡山県教育委員会 - 岡山県
書名かな しんめいいせき ; おしかべいせき
副書名 一般国道180号(総社・一宮バイパス)改築工事に伴う発掘調査 ; 3
巻次
シリーズ名 岡山県埋蔵文化財発掘調査報告
シリーズ番号 249
編著者名
編集機関
岡山県古代吉備文化財センター
発行機関
岡山県教育委員会
発行年月日 20190315
作成機関ID
郵便番号 7008570
電話番号 0862242111
住所 岡山県岡山市北区内山下2-4-6
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 神明遺跡
遺跡名かな しんめいいせき
本内順位 1
遺跡所在地 岡山県総社市福井
所在地ふりがな おかやまけんそうじゃしふくい
市町村コード 33208
遺跡番号 332080841
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 344102
東経(世界測地系)度分秒 1334512
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.683888 133.753333
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20140401-20151008
調査面積(㎡)
17305
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
時代
弥生
主な遺構
竪穴住居
掘立柱建物
柱穴列
銅鐸埋納坑
土器棺
井戸
土坑
河道
たわみ
土器溜まり
主な遺物
弥生土器
石製品
金属製品
土製品
玉類
特記事項 扁平鈕式古段階の銅鐸が埋納坑より出土
種別
集落
時代
古墳
主な遺構
竪穴住居
掘立柱建物
柱穴列
土坑
河道
たわみ
土器溜まり
主な遺物
須恵器
土師器
石製品
金属製品
土製品
木製品
玉類
特記事項 鍛冶関連遺物の出土と炭窯と考えられる被熱土坑の検出
馬骨の埋納
種別
集落
時代
奈良
平安
主な遺構
掘立柱建物
柱穴列
土坑
たわみ
主な遺物
須恵器
土師器
緑釉陶器
石製品
金属製品
土製品
玉類
特記事項 庇または目隠し塀を持つ掘立柱建物の検出
丹塗り土師器や転用硯の出土
種別
集落
時代
鎌倉
南北朝
室町
近世(細分不明)
主な遺構
掘立柱建物
柱穴列
井戸
土坑
素掘溝
たわみ
主な遺物
須恵器
土師器
瓦質土器
陶磁器
石製品
金属製品
土製品
特記事項
遺跡名 刑部遺跡
遺跡名かな おしかべいせき
本内順位 2
遺跡所在地 岡山県総社市刑部
所在地ふりがな おかやまけんそうじゃしおしかべ
市町村コード 33208
遺跡番号 332081717
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 344105
東経(世界測地系)度分秒 1334540
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.684722 133.761111
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20130401-20120331
20141110-20150317
20160401-20160630
調査面積(㎡)
16645
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
時代
弥生
主な遺構
竪穴住居
掘立柱建物
井戸
土坑
河道
たわみ
主な遺物
弥生土器
石製品
金属製品
土製品
玉類
特記事項 弥生時代後期後半の竪穴住居から、破鏡(後漢鏡)と翡翠製勾玉出土
種別
集落
時代
古墳
主な遺構
竪穴住居
掘立柱建物
井戸
土坑
河道
たわみ
主な遺物
須恵器
土師器
石製品
金属製品
土製品
木製品
玉類
特記事項 初期のカマドを付設する竪穴住居を検出
曲刃鎌出土
種別
集落
時代
平安
主な遺構
たわみ
主な遺物
須恵器
土師器
緑釉緑彩陶器
土製品
特記事項 平安時代の緑釉緑彩陶器出土
種別
集落
時代
中世(細分不明)
近世(細分不明)
主な遺構
掘立柱建物
柱穴列
土坑土坑
素掘溝
河道
たわみ
主な遺物
須恵器
土師器
瓦質土器
陶磁器
石製品
金属製品
土製品
特記事項
要約 (神明遺跡)
 弥生時代中期から室町時代にかけての集落遺跡である。弥生時代中期~後期にかけて形成された集落は高所を中心に竪穴住居など遺構が集中しており、ここからは扁平鈕式古段階とみられる銅鐸が埋納坑から出土して注目される。古墳時代は中期後半~後期にかけての集落を主とするが、炭窯の可能性がある被熱土坑や羽口、鉄滓の出土からみて、鍛冶を行っていた可能性が示唆される。古代では、8~9世紀を中心とした掘立柱建物群を検出し、丹塗り土師器や転用硯が出土していることなどから、近隣に官的性格の遺跡が存在した可能性が考えられる。中世になると区画を持った屋敷地が形成される。

(刑部遺跡)
 弥生時代中期から室町時代にかけての集落遺跡である。縄文時代の遺構は確認していないが、微高地の形成に伴う堆積土中から後期の土器が出土している。弥生時代中期には集落が形成され始め、後期にかけて拡大していく。竪穴住居のなかには直径10m以上越えるものも存在し、破鏡(後漢鏡)や翡翠製勾玉が出土したものもある。古墳時代では、県下最古級のカマドを持つ竪穴住居や曲刃鎌をはじめ、軟質土器や初期須恵器が出土するなど、渡来人との密接な関連がうかがえる。古代の明瞭な遺構は存在しなかったが、平安時代のたわみから緑釉緑彩陶器が灰釉陶器や黒色土器とともに出土しており、国衙周辺の居住域が近在する可能性もある。中世には明瞭な副葬品を持たない土坑墓を検出している。

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