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東関東自動車道(千葉・富津線)埋蔵文化財調査報告書

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/31345
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.31345
引用表記 千葉県文化財センター 2001 『千葉県文化財センター調査報告410:東関東自動車道(千葉・富津線)埋蔵文化財調査報告書』千葉県文化財センター他
千葉県文化財センター 2001 『東関東自動車道(千葉・富津線)埋蔵文化財調査報告書』千葉県文化財センター調査報告410
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書名 東関東自動車道(千葉・富津線)埋蔵文化財調査報告書
発行(管理)機関 (公財)千葉県教育振興財団文化財センター - 千葉県
書名かな ひがしかんとうじどうしゃどうちばふっつせんまいぞうぶんかざいちょうさほうこくしょ
副書名 袖ヶ浦市椿古墳群
巻次 8
シリーズ名 千葉県文化財センター調査報告
シリーズ番号 410
編著者名
編集機関
千葉県文化財センター
発行機関
千葉県文化財センター
日本道路公団
発行年月日 20010331
作成機関ID
郵便番号 284-0003
電話番号 043-422-8811
住所 千葉県四街道市鹿渡809-2
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 椿古墳群
遺跡名かな つばきこふんぐん
本内順位
遺跡所在地 千葉県袖ヶ浦市大鳥居字起越894-1ほか
所在地ふりがな ちばけんそでがうらしおおとりいあざおこし894-1ほか
市町村コード 12229
遺跡番号 8
北緯(日本測地系)度分秒 352321
東経(日本測地系)度分秒 1400004
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.3924 139.9979
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
19910107-19910328
19910401-19920327
19920401-19920731
調査面積(㎡)
2000
調査原因 道路建設に伴う埋蔵文化財調査
遺跡概要
種別
集落
時代
弥生
主な遺構
竪穴住居跡8
方形周溝墓2
土坑2
主な遺物
弥生土器
ガラス玉
特記事項 方墳から銅鏃・鉄剣・鉄槍が、前方後円墳からは地割線が検出された。直刀の鍔に銀象嵌が検出された。
種別
古墳
時代
古墳
主な遺構
主な遺物
土師器
須恵器
特記事項
種別
時代
平安
主な遺構
主な遺物
土師器
須恵器
鉄槍
鉄剣
銅鏃
直刀
刀子
鉄鏃
耳環
ガラス玉
勾玉
管玉
切子玉
棗玉
特記事項
要約 [椿古墳群 要約]
椿古墳群は小櫃川中流域左岸の標高30m〜50mの丘陵上に立地する。11基の古墳が調査された。そのうち1基が前期古墳、他の10基は後期古墳である。前期古墳は一辺18m〜19mの方墳で、墳丘中央から舟形状の木棺直葬が検出された。木棺内から銅鏃・鉄短剣・鉄槍・ガラス玉・管玉、墳丘裾部から土師器大型壺が出土した。壺は東海東部の大廓式で、搬入品である。遺物から3世紀後半の築造とみられる。後期古墳10基のうち、1基が前方後円墳、他は円墳である。これらはいずれも地山を削出して整形される。前方後円墳の規模は全長38mで、後円部中央から2基の木棺直葬が検出された。後円部の地山面と盛土面に古墳を構築するための地割線が見つかった。また埋め戻した古い周溝(埋没溝)が検出された。9基の円墳の規模は小さいもので径10m弱、大きいもので20m強である。埋葬施設は墳丘中央に位置する木棺直葬である。単独の他、重複して数基検出された古墳や、盛土流失のためか検出されなかった古墳がある。遺物は金属器・玉類が木棺内から、須恵器が埋葬施設上や墳丘裾部・周溝から出土した。金属器は各古墳から鉄鏃・刀子・直刀・耳環が出土したが、1基の円墳から鉄釧、別の1基から銀象眼直刀と馬具が出土したことが注目される。埋葬施設上で出土した須恵器瓶・甕類は底部が抜かれており、埋葬時に施設上又は墳頂部で壊す行為が行われた。一方、墳丘裾部から出土した杯・蓋類は墓前祭祀に使われたものが含まれるとみられる。後期古墳群が築造された歴年代は6世紀後半〜7世紀初頭頃と考えられる。古墳以外には、弥生時代の竪穴住居8軒・方形周溝墓2基・土坑2基が検出された。1基の方形周溝墓からは土器・ガラス玉が出土した。また平安時代の土器集中地点が1か所検出され、土師器足高高台杯などが出土した。

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