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吉原遺跡、松原経塚

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/138581
DOI 二次元コード
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.138581
引用表記 公益財団法人和歌山県文化財センター 2024 『吉原遺跡、松原経塚』公益財団法人和歌山県文化財センター
公益財団法人和歌山県文化財センター 2024 『吉原遺跡、松原経塚』
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書名 吉原遺跡、松原経塚
発行(管理)機関 (公財)和歌山県文化財センター - 和歌山県
書名かな よしはらいせき、まつばらきょうづか
副書名 柏御坊線交通安全施設等整備事業に伴う発掘調査報告書
巻次
シリーズ名
シリーズ番号
編著者名
編集機関
公益財団法人和歌山県文化財センター
発行機関
公益財団法人和歌山県文化財センター
発行年月日 20240308
作成機関ID
郵便番号 6408301
電話番号 0734723710
住所 和歌山市岩橋1263番地の1
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 吉原遺跡
遺跡名かな よしはらいせき
本内順位
遺跡所在地 和歌山県日高郡美浜町吉原
所在地ふりがな わかやまけんひだかぐんみはまちょうよしはら
市町村コード 30381
遺跡番号 010
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 335312
東経(世界測地系)度分秒 1350849
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.886666 135.146944
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20221114-20230314
調査面積(㎡)
369.6
調査原因 道路安全施設等整備
遺跡概要
種別
時代
弥生
奈良
主な遺構
方形周溝墓
土坑
火葬墓
主な遺物
弥生土器
須恵器
特記事項 石積みをもつ方形周溝墓
小石室内に骨灰を充填した須恵器鉢・蓋を埋納
遺跡名 松原経塚
遺跡名かな まつばらきょうづか
本内順位
遺跡所在地 和歌山県日高郡美浜町吉原
所在地ふりがな わかやまけんひだかぐんみはまちょうよしはら
市町村コード 30381
遺跡番号 012
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 335311
東経(世界測地系)度分秒 1350852
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.886388 135.147777
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20221114-20230314
調査面積(㎡)
369.6
調査原因 道路安全施設等整備
遺跡概要
種別
経塚
時代
主な遺構
主な遺物
特記事項
要約  吉原遺跡は砂丘上に位置する弥生時代から近世にかけての墓地で、これまで約4700㎡が調査されている。県道の安全施設整備事業に伴う今回の調査によって弥生時代の方形周溝墓7基・土坑や奈良時代の火葬墓1基を確認した。方形周溝墓は中期に帰属するものが1基、後期末頃に帰属する方形周溝墓が6基である。後期末頃の方形周溝墓は墳丘裾に石積みをもつなど、和歌山県内では類例がない構造である。墳丘に石列・貼石などをもつ墳丘墓には、近畿北部の方形貼石墓や山陰地方の四隅突出型墳丘墓があり、関連が注目される。吉原遺跡では、既往の調査で弥生時代後期末の石を用いない通有の方形周溝墓も確認されており、同じ遺跡内で形態の違う方形周溝墓が造営されていることになる。このことは周辺地域と同様な方形周溝墓を築く集団と近畿北部や山陰地方などと繋がりがある集団が存在したと捉えることもできる。石積みをもつ方形周溝墓の発見は当地域の墓制や地域間交流を考えるうえで貴重な資料を提示したと言える。

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