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小松市 大領遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/122346
DOI 二次元コード
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.122346
引用表記 公益財団法人石川県埋蔵文化財センター 2022 『北陸新幹線建設事業(金沢・敦賀間)に係る埋蔵文化財発掘調査報告書5:小松市 大領遺跡』石川県教育委員会他
公益財団法人石川県埋蔵文化財センター 2022 『小松市 大領遺跡』北陸新幹線建設事業(金沢・敦賀間)に係る埋蔵文化財発掘調査報告書5
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書名 小松市 大領遺跡
発行(管理)機関 (公財)石川県埋蔵文化財センター - 石川県
書名かな こまつし だいりょういせき
副書名
巻次
シリーズ名 北陸新幹線建設事業(金沢・敦賀間)に係る埋蔵文化財発掘調査報告書
シリーズ番号 5
編著者名
編集機関
公益財団法人石川県埋蔵文化財センター
発行機関
石川県教育委員会
公益財団法人石川県埋蔵文化財センター
発行年月日 20220322
作成機関ID 17201
郵便番号 9201336
電話番号 0762294477
住所 石川県金沢市中戸町18-1
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 大領遺跡
遺跡名かな だいりょういせき
本内順位
遺跡所在地 石川県小松市大領町、今江町
所在地ふりがな いしかわけんこまつしだいりょうまち、いまえまち
市町村コード 17203
遺跡番号 310000
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 362255
東経(世界測地系)度分秒 1362656
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 36.381944 136.448888
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20170413-20170825
調査面積(㎡)
1960
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
散布地
時代
縄文
主な遺構
小穴
主な遺物
縄文土器
石器
特記事項 砂堤上面から縄文土器が出土
種別
集落
散布地
時代
奈良
平安
主な遺構
道路状遺構
畝溝状遺構
土坑
小穴
主な遺物
土師器
須恵器
石製品
特記事項 古代北陸道の可能性のある道路状遺構を確認
種別
集落
散布地
時代
鎌倉
室町
主な遺構
道路状遺構
土坑
小穴
主な遺物
土師器
陶磁器
石製品
木製品
特記事項 中世北陸道の可能性のある道路状遺構を確認
種別
集落
散布地
時代
江戸
主な遺構
掘立柱建物
土坑
小穴
水路状遺構
主な遺物
土師器
陶磁器
石製品
鉄製品
木製品
特記事項
要約 大領遺跡は、木場潟の北側約500mに位置し、北東側約200mには県指定史跡浅井畷古戦場が存在する。今回北陸新幹線建設に伴い、初めて発掘調査が実施され、古代(奈良・平安時代)と中世(鎌倉・室町時代)の2つの道路遺構を確認した。
両道路遺構は約40m離れた場所でみつかり、どちらも路面は後世の耕地整理時に削平を受けていたが、それぞれ両側に側溝を持つ道路遺構の延長約30m分が直線状にみつかった。出土遺物からは、古代の道路遺構は、8世紀後半~9世紀前半、中世の道路遺構は、16世紀後半には機能していたと考えられる。遺跡付近は、現在も国道やJR北陸本線が走る交通の要衝であり、今回の発見は、南加賀地域における古代・中世の陸上交通路のあり方を知る上で注目されている。
また、近年、奈良文化財研究所が行った長屋王邸出土木簡の再検討により、和銅3(710)年の「江沼郡淡津駅人神人」木簡で、従来、「潮津駅」とされていた読みが「淡津駅」に訂正された。南加賀の「古代北陸道」は、延喜式段階には、海岸沿いを通るルートが想定されているが、これにより、奈良時代前半には内陸部を通っていた可能性が出てきた。その場合、大領遺跡で発見された道路遺構は、奈良時代の「古代北陸道」とみることも可能である。

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