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北谷城

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/139490
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.139490
引用表記 北谷町教育委員会編 2020 『北谷町文化財調査報告書45:北谷城』沖縄県北谷町教育委員会
北谷町教育委員会編 2020 『北谷城』北谷町文化財調査報告書45
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書名 北谷城
発行(管理)機関 北谷町 - 沖縄県
書名かな ちゃたんぐすく
副書名 総括報告書(補遺編)
巻次
シリーズ名 北谷町文化財調査報告書
シリーズ番号 45
編著者名
編集機関
北谷町教育委員会編
発行機関
沖縄県北谷町教育委員会
発行年月日 20201006
作成機関ID 473260
郵便番号 9040192
電話番号 098-936-3159
住所 沖縄県中頭郡北谷町字桑江 226 番地
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 北谷城
遺跡名かな ちゃたんぐすく
本内順位
遺跡所在地 沖縄県北谷町字大村城原
所在地ふりがな おきなわけん ちゃたんちょう あざ おおむらぐすくばる
市町村コード 473260
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒 261818
東経(日本測地系)度分秒 1274610
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 26.309 127.7677
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
19840213-20191227
調査面積(㎡)
1408
9.5
調査原因 保存目的の踏査・発掘調査
遺跡概要
種別
城館
時代
近世(細分不明)
沖縄貝塚
グスク
琉球王朝
主な遺構
城門
ピット群
基壇
石垣
堀切
溝状遺構
ヨシノ嶽(東御嶽)
北谷城内之殿
城内安室崎之嶽(西御嶽)
塹壕
蛸壺
主な遺物
くびれ平底土器
石器
貝製品
グスク土器
カムィヤキ
白磁
青磁
染付
褐釉陶器
天目
銭貨
金属製品
骨鏃
植物遺体
沖縄産施釉
無釉陶器
陶質土器
本土産陶磁器
特記事項 貝塚時代後期:東丘陵地区より貝札が出土。
グスク時代:三の曲輪北西地区より元染付が出土。火災により被熱したとみられる陶磁器類が出土。
要約  北谷城は東西約 500 m、南北約 150 m、標高約 44 mを最高地とする丘陵上に築かれている。かつては丘陵麓まで海が迫り、洋上に突き出た地形は天然の要害をなしていた。丘陵の南北に良港となる河口を持ち、防衛と交易に適した地形であったと予測される。昭和 58 年度以降 17 回の調査が行われ、5 つの曲輪や西グスク、東グスクと呼ばれる平場が確認された。北谷城が所在する丘陵は貝塚時代後期から利用されるが、11 ~ 12 世紀には平地の遺跡が活況する。13 世紀に再び利用され、早ければ 13 世紀後半から築城に伴う造成が行われる。14~ 15 世紀に最盛期を迎え、15 世紀中頃から 16 世紀前半に廃城となる。堅牢な石垣や殿舎跡の他、威信財となる貿易陶磁器の出土等から、勝連城跡や中城城跡に匹敵するグスクといえ、「おもろさうし」からも有力な按司の存在が窺える。廃城後は聖域として尊崇されていたが、沖縄戦時に日本軍によって戦争遺跡が丘陵一帯に構築され、戦後は米軍基地に接収された。一部の拝所をグスク外へ移転させられるも、地域の尽力により再びグスクへ遷され現
在も祭祀が行われている。以上、北谷城は他に例を見ない独自性の高い拠点的グスクである。

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