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発行機関一覧 (都道府県別) > 全国 > 長野県松本市 松本城三の丸跡 土居尻1次・大名町3次発掘調査報告書

長野県松本市 松本城三の丸跡 土居尻1次・大名町3次発掘調査報告書

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/140782
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.140782
引用表記 松本市教育委員会 2023 『松本市文化財調査報告249:長野県松本市 松本城三の丸跡 土居尻1次・大名町3次発掘調査報告書』松本市教育委員会
松本市教育委員会 2023 『長野県松本市 松本城三の丸跡 土居尻1次・大名町3次発掘調査報告書』松本市文化財調査報告249
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書名 長野県松本市 松本城三の丸跡 土居尻1次・大名町3次発掘調査報告書
発行(管理)機関 松本市 - 長野県
書名かな ながのけんまつもとし まつもとじょうさんのまるあと どいじり1じ・だいみょうちょう3じはっくつちょうさほうこくしょ
副書名
巻次
シリーズ名 松本市文化財調査報告
シリーズ番号 249
編著者名
編集機関
松本市教育委員会
発行機関
松本市教育委員会
発行年月日 20231228
作成機関ID 20202
郵便番号 3908620
電話番号 0263343000
住所 長野県松本市丸の内3番7号
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 松本城三の丸跡土居尻 第1次
遺跡名かな まつもとじょうさんのまるあとどいじり
本内順位
遺跡所在地 長野県松本市大手3丁目2-27、2丁目3-10
所在地ふりがな ながのけんまつもとしおおてさんちょうめ2-27、にちょうめ3-10
市町村コード 20202
遺跡番号 494
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 361406
東経(世界測地系)度分秒 1375806
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 36.235 137.968333
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
19910409-19910719
調査面積(㎡)
1365.5
調査原因 市営松本城大手門駐車場建設
遺跡概要
種別
城館
時代
縄文
戦国
近世(細分不明)
明治
大正
昭和
主な遺構
建物跡
土坑
ピット
水道遺構
井戸跡
溝状遺構
集石遺構
主な遺物
【土器】
金箔かわらけ 灯明皿 内耳鍋ほか
【陶磁器】
肥前産 瀬戸・美濃産 京・信楽産ほか
【木製品】
下駄 荷札 木簡ほか
【漆器・漆工用具】
椀 椀蓋ほか
【金属製品】
煙管 銭貨ほか
【石製品】
硯 砥石 茶臼 鋳型ほか
【ガラス製品】
簪 瓶ほか
【その他材質製品】
碁石 簪ほか
【自然遺物】
獣骨 魚骨 貝 種子ほか
特記事項 希少遺物として、Ⅲ検で金箔かわらけ、Ⅳ検で蒔絵で描いた三葉葵紋の漆器がそれぞれ出土した。
遺跡名 松本城三の丸跡大名町 第3次
遺跡名かな まつもとじょうさんのまるあとだいみょうちょう
本内順位
遺跡所在地 長野県松本市大手3丁目61-3ほか
所在地ふりがな ながのけんまつもとしおおてさんちょうめ61-3ほか
市町村コード 20202
遺跡番号 494
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 361407
東経(世界測地系)度分秒 1375809
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 36.235277 137.969166
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20190409-20200214
調査面積(㎡)
1100
調査原因 松本市基幹博物館整備事業
遺跡概要
種別
城館
時代
縄文
戦国
近世(細分不明)
明治
大正
昭和
主な遺構
溝状遺構 49条
土坑 389基
畝状遺構 1基
水路跡 1条
瓦集中部 1か所
焼土範囲 12か所
主な遺物
【土器】
灯明皿 内耳鍋ほか
【陶磁器】
肥前産 瀬戸・美濃産 京・信楽産ほか
【木製品】
下駄 荷札 木簡ほか
【漆器・漆工用具】
椀 椀蓋ほか
【金属製品】
煙管 銭貨ほか
【石製品】
硯 砥石ほか
【ガラス製品】
簪ほか
【その他材質製品】
碁石 簪ほか
【自然遺物】
獣骨 魚骨 貝 種子ほか
特記事項 Ⅱ検で規模の大きい池状遺構(土123)が検出され、18世紀後~19世紀初の一括資料が得られた。
要約  土居尻は、三の丸の南西部に位置する。100~250石クラスの中級武士の屋敷地で、第1次調査地は土居尻の南端に位置する。4つの生活面を調査し、帰属時期はⅠ検が近代、Ⅱ検が18世紀後~幕末、Ⅲ検が16世紀後~18世紀、Ⅳ検が16世紀と17世紀前の2時期と考えられる。Ⅰ検では、建物跡5軒を検出し、石列や胴木を用いた布基礎と礎石建ちの2種類あることが確認できた。Ⅱ検は、水道遺構である竹管や木樋、井戸跡が多く検出された。Ⅲ検は、最も遺構密度が濃く、遺物も大量に出土した。特筆される遺物に金箔かわらけがある。Ⅳ検でも建物跡等の多くの遺構が出土しており、特筆される遺物として全国的にも希少な三葉葵紋の漆器が挙げられる。

 大名町は、大手門を通過した先に位置する。250~500石クラスの上級武士の屋敷地で、第3次調査地は大名町の南端に位置する。3つの生活面を調査し、帰属時期はⅠ検が近代、Ⅱ検が近世、Ⅲ検が戦国時代末頃と考えられる。近世の生活面は1面のみしか認められず、隣地で実施された土居尻1次調査とは異なる土層堆積(造成経過)が確認された。Ⅰ検では、明治の大火の痕跡や、明治13年~昭和30年頃に存在した本願寺松本別院の本堂跡などを確認した。Ⅱ検は、武家屋敷に関わる建物や庭園、敷地境の遺構を確認した。Ⅲ検では、三の丸形成以前の区画溝や掘立柱建物の遺構を確認した。

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