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中城御殿跡(首里高校内)

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/21500
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.21500
引用表記 沖縄県立埋蔵文化財センター 2017 『沖縄県立埋蔵文化財センター調査報告書93:中城御殿跡(首里高校内)』沖縄県立埋蔵文化財センター
沖縄県立埋蔵文化財センター 2017 『中城御殿跡(首里高校内)』沖縄県立埋蔵文化財センター調査報告書93
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書名 中城御殿跡(首里高校内)
発行(管理)機関 沖縄県立埋蔵文化財センター - 沖縄県
書名かな なかぐすくうどぅんあと しゅりこうこうない
副書名 首里高校校舎改築に伴う発掘調査
巻次
シリーズ名 沖縄県立埋蔵文化財センター調査報告書
シリーズ番号 93
編著者名
編集機関
沖縄県立埋蔵文化財センター
発行機関
沖縄県立埋蔵文化財センター
発行年月日 20170731
作成機関ID 470007
郵便番号 9030125
電話番号 0988358752
住所 沖縄県中頭郡西原町字上原193-7
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 中城御殿跡(首里高校内)
遺跡名かな なかぐすくうどぅんあと
本内順位
遺跡所在地 沖縄県那覇市首里真和志町 2丁目
所在地ふりがな おきなわけんなはししゅりまわしちょう 2ちょうめ
市町村コード 472018
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 261310
東経(世界測地系)度分秒 1274245
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 26.219444 127.7125
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20130729-20150227
調査面積(㎡)
5230
調査原因 首里高校校舎改 築に伴う発掘調 査
遺跡概要
種別
城館
時代
近世(細分不明)
近代(細分不明)
グスク
主な遺構
柱穴
土坑
石組土坑
石積
一括廃棄遺物
柱穴
階段状遺構
石敷き
井戸
集石遺構
石列
主な遺物
中国産陶磁器
東南アジア産陶磁器
石製品
ガラス製品
本土産陶磁 器
沖縄産無釉陶器
沖 縄産施釉陶器
石製品
骨製品
貝製品
青銅製品
金属製品
明朝系瓦
土器
特記事項 中城御殿創建以前のグスク時代の遺構を検出した。近世は検出した遺構や造成土の状況から3つに区分することが出来た。中城御殿移転後の遺構も確認され、首里高校に関連する遺構及び遺物が見られた。 


種別:屋敷跡
主な時代:グスク時代 近世 近代~現代

遺跡名かな:なかぐすくうどぅんあと(しゅりこうこうない)
要約 中城御殿は国王の世子が暮らした邸宅跡で、近世初期に創建され、1875(明治8)年に那覇市首
里大中町の龍潭池の北側に移転した。移転後の当地は、沖縄県立第一中学校を経て、現在の首里高校となっている。
 首里高校校舎改築に伴い実施された発掘調査である。当初、記録保存調査として実施していたが、関係機関と調整を行い、一部の遺構を除き現地保存が決定した。
 調査の結果、グスク時代、近世、近代~現代の遺構、遺物を確認した。グスク時代の遺構は柱穴や石組土坑がある。近世の遺構は中城御殿が機能していた時期の石積みや井戸など多種多様な遺構及び遺物を確認した。近代~現代の遺構は、首里高校校舎等に関連する遺構が確認された。
 近世及びグスク時代の遺構は、遺構上部に造成土が覆う状況が確認され、遺構内に廃棄された遺物が後世の撹乱等を受けず保存状態が良かった。各種陶磁器等がまとまった状況で確認されたことから、遺構の年代観や遺構に伴う造成土の年代観を把握することができた。上記のことから中城御殿創建以前の状況や中城御殿の屋敷配置や平場拡張時期などを検討する上でも、重要な成果といえる。

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