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東村跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/21343
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.21343
引用表記 沖縄県立埋蔵文化財センター 2017 『沖縄県立埋蔵文化財センター調査報告書92:東村跡』沖縄県立埋蔵文化財センター
沖縄県立埋蔵文化財センター 2017 『東村跡』沖縄県立埋蔵文化財センター調査報告書92
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書名 東村跡
発行(管理)機関 沖縄県立埋蔵文化財センター - 沖縄県
書名かな あがりむらあと
副書名 沖縄県立離島児童生徒支援センター建設に伴う緊急発掘調査報告書
巻次
シリーズ名 沖縄県立埋蔵文化財センター調査報告書
シリーズ番号 92
編著者名
編集機関
沖縄県立埋蔵文化財センター
発行機関
沖縄県立埋蔵文化財センター
発行年月日 20170331
作成機関ID 470007
郵便番号 9030125
電話番号 0988358752
住所 沖縄県中頭郡西原町字上原193-7
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 東村跡
遺跡名かな あがりむらあと
本内順位
遺跡所在地 沖縄県那覇市字東町
所在地ふりがな おきなわけんなはしあざひがしまち
市町村コード 472018
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 261245
東経(世界測地系)度分秒 1274024
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 26.2125 127.673333
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20140701-20141226
調査面積(㎡)
450
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
その他の生産遺跡
時代
近世(細分不明)
近代(細分不明)
グスク
主な遺構
建物跡
土坑
円形石組遺構
石列
窯跡
貝集積遺構
廃棄土坑
主な遺物
中国産陶磁器 タイ産陶磁器
ベトナム産陶磁器 朝鮮産陶磁器 本土産陶磁器 沖縄産陶器 土器
土製品
石器
石製 品 骨製品
貝製品 円盤状製品
煙管
銭貨 金属製品
石材 脊椎動物遺体
貝類遺体
特記事項 国内・外産の多 種多様な陶磁器 類が出土した。廃棄土坑から15世紀前半~中頃の陶磁器が一括で出土した。貝集積遺構のサラサバテイ及び本遺跡出土のヤコウガイ片から螺鈿細工の利用が考えられた。近世の遺構出土の牛角芯から、偽鼈甲細工の利用がうかがえた。

主な時代:グスク 近世 近代から戦前
要約 東村跡発掘調査を行った結果、グスク時代、近世期、近代~戦前の様々な遺構や遺物が確認された。グスク時代の遺構では、15世紀前~中頃の陶磁器類がまとまって廃棄された土坑が検出される等、本遺跡が物資の集積地であった様相をうかがえた。また貝集積遺構出土のサラサバテイ、本遺跡出土のヤコウガイ片は螺鈿細工の利用が想定され、小規模な螺鈿製作が那覇地域で行われていた可能性が考えられた。また、近世の遺構から出土した牛角芯は、偽鼈甲細工の利用が想定される等、グスク時代、近世期と何らかの工芸品を製作する作業場としての一側面もうかがえる成果が得られた。その他、遺物については、中国産を中心に、タイ、ベトナム、朝鮮産の他、日本産等様々な遺物が数多く出土し、かつての琉球王国が各国との中継貿易によって繁栄した往時の姿が垣間見える重要な成果が得られた。

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