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唐仁古墳群3

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/21755
引用表記 鹿児島県肝属郡東串良町教育委員会 2017 『東串良町埋蔵文化財発掘調査報告書6:唐仁古墳群3』鹿児島県肝属郡東串良町教育委員会
鹿児島県肝属郡東串良町教育委員会 2017 『唐仁古墳群3』東串良町埋蔵文化財発掘調査報告書6
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ファイル
書名 唐仁古墳群3
発行(管理)機関 東串良町 - 鹿児島県
書名かな とうじんこふんぐん
副書名 町内遺跡発掘調査等事業に伴う測量等調査報告書
巻次
シリーズ名 東串良町埋蔵文化財発掘調査報告書
シリーズ番号 6
編著者名
編集機関
鹿児島県肝属郡東串良町教育委員会
発行機関
鹿児島県肝属郡東串良町教育委員会
発行年月日 20170700
作成機関ID 46482
郵便番号 8931693
電話番号 0994633134
住所 肝属郡東串良町川西1543
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 唐仁古墳群
遺跡名かな とうじんこふんぐん
本内順位
遺跡所在地 肝属郡東串良町新川西
所在地ふりがな きもつきぐんひがしくしらちょうしんかわにし
市町村コード 46482
遺跡番号 482-38-1~482-38-132
北緯(日本測地系)度分秒 312151
東経(日本測地系)度分秒 1305912
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 31.3677 130.9844
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20091101-20100301
20101222-20110315
20111013-20120312
20121001-20130311
20130927-20140311
20140820-20150309
20150610-20160307
20160606-20170306
調査面積(㎡)
600074299451751322882865836946600
調査原因 町内遺跡発掘調査等事業(国庫補助)
遺跡概要
種別
古墳
時代
古墳
主な遺構
前方後円墳3基
円墳119基
周溝
主な遺物
土師器(高坏7点
椀5点)
須恵器
特記事項
要約  唐仁古墳群は,古墳時代中期初頭から中期後葉頃にかけて,1号墳(唐仁大塚古墳)の築造を契機として,造営が始まった鹿児島県内最大の古墳群であり,先行する塚崎古墳群(肝付町)や,後続する横瀬古墳(大崎町)とともに,当時の志布志湾沿岸地域の盟主的な首長墓である。当地域とヤマト王権との関係など,当時の社会的。政治的情勢を考える上で重要である。その価値から,昭和9年1月22日には国史跡として132基が指定を受けている。
 平成20~21年度の調査から,19号墳において墳丘の周囲に外周の直径約20mに復元できる周溝が検出され,唐仁古墳群の大多数を占める小規模円墳には,周溝を有する古墳が存在することが確認された。さらに,19号墳の墳丘南西側の周溝底部からは,高坏7点と埦5点が出土し,付近から赤色顔料も検出されていることから供献品・祭祀関連遺物の可能性が想定され,唐仁古墳群における小規模円墳のあり方を示す事例として重要な調査成果となった。
 また,指定時の地番に古墳墳丘を視認できない3筆について,周溝等の古墳関連施設の有無を把握するための確認調査を実施した。その結果,2筆では古墳に関連する遺構・遺物は検出されなかった。このように,昭和9年指定時の地番に古墳が所在しない事例のあることが確認された。
これまでの現地踏査・測量調査・確認調査の結果,前方後円墳3基,円墳119基の所在を確認し,平成29年4月時点で,唐仁古墳群には130基の古墳が所在することになる。残りの8基については所在等を調査中である。

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