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下鶴遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/63958
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.63958
引用表記 鹿児島県立埋蔵文化財センター 2011 『鹿児島県立埋蔵文化財センター発掘調査報告書163:下鶴遺跡』鹿児島県立埋蔵文化財センター
鹿児島県立埋蔵文化財センター 2011 『下鶴遺跡』鹿児島県立埋蔵文化財センター発掘調査報告書163
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書名 下鶴遺跡
発行(管理)機関 鹿児島県教育委員会 - 鹿児島県
書名かな しもづるいせき
副書名 川内川激甚災害対策特別緊急事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 ; 5
巻次
シリーズ名 鹿児島県立埋蔵文化財センター発掘調査報告書
シリーズ番号 163
編著者名
編集機関
鹿児島県立埋蔵文化財センター
発行機関
鹿児島県立埋蔵文化財センター
発行年月日 20110300
作成機関ID
郵便番号 8994318
電話番号 0995485811
住所 鹿児島県霧島市国分上野原縄文の森2番1号
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 下鶴遺跡
遺跡名かな しもづるいせき
本内順位
遺跡所在地 鹿児島県伊佐市大口下殿字下鶴
所在地ふりがな かごしまけんいさしおおくちしもどのあざしもづる
市町村コード 46224
遺跡番号 9-140
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 320111.8488
東経(世界測地系)度分秒 1303557.912
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 32.019957 130.59942
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20090508-20100325
20100601-20100727
調査面積(㎡)
40400
調査原因 川内川激甚災害対策特別緊急事業に伴う記録保存調査
遺跡概要
種別
散布地
時代
縄文
主な遺構
遺構なし
主な遺物
縄文土器(押型文
変形撚糸文)
特記事項 時代 : 縄文早期
種別 : 包含地
種別
散布地
時代
縄文
主な遺構
遺構なし
主な遺物
縄文土器(並木式
阿高系)
特記事項 時代 : 縄文中期
種別 : 包含地
種別
集落
時代
縄文
主な遺構
竪穴建物4
土坑34
主な遺物
縄文土器(松山式
市来式
丸尾式
納曽式
鐘崎式
北久根山式
辛川式
西平式
三万田式
台付皿
入佐式
黒川式)
石鏃
石匙
スクレイパー
石錐
楔型石器
打製石斧
磨製石斧
石錘
石皿
特記事項 時代 : 縄文後期から晩期
種別
散布地
時代
弥生
主な遺構
遺構なし
主な遺物
弥生土器(刻目突帯文)
特記事項 時代 : 弥生早期
種別 : 包含地
種別
散布地
時代
弥生
主な遺構
遺構なし
主な遺物
弥生土器(高橋式)
特記事項 時代 : 弥生前期
種別 : 包含地
種別
散布地
時代
弥生
主な遺構
土坑52
壺棺1
主な遺物
弥生土器(入来式
黒髪式)
ボテ甕
銅戈
特記事項 時代 : 弥生中期
種別 : 包含地
種別
散布地
時代
弥生
主な遺構
遺構なし
主な遺物
弥生土器(免田式)
特記事項 時代 : 弥生後期
種別 : 包含地
種別
散布地
時代
弥生
主な遺構
遺構なし
主な遺物
抉入柱状片刃石斧
銅鏡
特記事項 時代 : 弥生前~後期
種別 : 包含地
種別
集落
時代
古墳
主な遺構
竪穴建物93
土坑28
主な遺物
東原式土器
辻堂原式土器
笹貫式土器
須恵器
磨製石鏃
石庖丁
砥石
石皿
鉄製品
特記事項
種別
散布地
時代
古代(細分不明)
主な遺構
掘立柱建物1
土坑3
主な遺物
土師器
黒色土器A類
黒色土器B類
須恵器
緑釉陶器
越州窯系青磁
土錘
焼成粘土塊
特記事項 種別 : 包含地
種別
集落
時代
中世(細分不明)
近代(細分不明)
主な遺構
掘立柱建物14
竪穴建物13
建物3
土坑29
大型土坑8
炉19
溝3
主な遺物
土師器
青磁
白磁
青花
輸入陶器
備前
肥前系陶磁器
在地形陶磁器
薩摩
瓦質土器
鉄製品
滑石製品
軽石製品
銭貨
特記事項 時代 : 中世から近世
要約  縄文時代から近世に至るまでの複合遺跡。弥生時代の土坑群はその形状などから墓の可能性が高く、この内の一基から武器型青銅器の一種である銅戈先端部が出土している。これは、本県初であると共に現段階における日本最南端の出土事例である。古墳時代においては、竪穴住居跡93軒をはじめとする遺構群が検出された。特に羽月川と白木川とが合流する部分での密集度が高く、隣接する梅木遺跡と一連のものである可能性も考えられる。加えて、同一河岸段丘上には地下式板石積室墓が検出された焼山遺跡もあり、河川と集落、墓地といった当時の集落景観を復元する上で重要なものとなった。古代においては、緑釉陶器や越州窯系青磁など一般集落ではあまり見られない資料が出土するなどその背景が注目されている。中世から近世にかけては、竪穴建物跡や掘立柱建物跡、炉状遺構や溝状遺構など多種多様な遺構が検出されている。これらに伴う陶磁器の組成は食膳具が少ないという特徴が浮かび上がっており、生活の場としての集落以外の用途も想定される。

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