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内橋柚ノ木遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/122065
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.122065
引用表記 粕屋町教育委員会 2021 『粕屋町文化財調査報告書55:内橋柚ノ木遺跡』粕屋町教育委員会
粕屋町教育委員会 2021 『内橋柚ノ木遺跡』粕屋町文化財調査報告書55
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書名 内橋柚ノ木遺跡
発行(管理)機関 粕屋町 - 福岡県
書名かな うちはし いおのき いせき
副書名 福岡県糟屋郡粕屋町大字内橋字柚ノ木所在遺跡の調査
巻次 第2地点
シリーズ名 粕屋町文化財調査報告書
シリーズ番号 55
編著者名
編集機関
粕屋町教育委員会
発行機関
粕屋町教育委員会
発行年月日 20210331
作成機関ID 403491
郵便番号 8112314
電話番号 0929392984
住所 福岡県糟屋郡粕屋町若宮一丁目1-1
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 内橋柚ノ木遺跡第2地点
遺跡名かな うちはしいおのきいせき
本内順位
遺跡所在地 福岡県糟屋郡粕屋町大字内橋566-3
所在地ふりがな ふくおかけんかすやぐんかすやまちおおあざうちはし
市町村コード 403491
遺跡番号 280240
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 333719
東経(世界測地系)度分秒 1302733
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.621944 130.459166
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20190422-20191227
調査面積(㎡)
822
調査原因 県道福岡東環状線道路改良工事
遺跡概要
種別
集落
時代
古墳
飛鳥白鳳
奈良
主な遺構
掘立柱建物
土坑
井戸
石敷遺構
主な遺物
土師器
須恵器
陶磁器
鉄製品
石器
馬歯
特記事項 朝鮮半島系遺物の有溝把手付土器、鉄製大型釣針、大型土錘、馬歯などが出土。
要約 遺跡は多々良川下流域南岸の低丘陵上の標高7m付近に立地する。7世紀代を中心として、掘立柱建物、土坑、井戸、石敷遺構、溝等を検出した。特徴的な遺物として、朝鮮半島系遺物の有溝把手付土器が5点出土している。博多湾沿岸で5点以上出土した遺跡は、ミヤケ関連施設が検出されている有田遺跡(福岡市)、那津官家設置を契機に出現して渡来人を擁する手工業集落と評価される薬師の森遺跡(大野城市)などに限られる。本遺跡に隣接する内橋鏡遺跡で新羅土器が出土していることをみても、渡来人の存在が想定されるところである。その他、鉄製大型釣針、大型土錘、馬歯等の遺物は、保存食生産や馬匹管理に関わる可能性も考えられる。7世紀後半には包含層が堆積して集落は終息するが、その後に夷守駅家の可能性が考えられる官衙遺跡の内橋坪見遺跡が近隣に造営され、本遺跡周辺にも官衙関連施設が展開している様子を、転用硯、水滴、瓦、製炭土坑などからうかがうことができる。

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