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発行機関一覧 (都道府県別) > 福岡県 > 久留米市 > 令和5年度 久留米市内遺跡群

令和5年度 久留米市内遺跡群

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/139326
引用表記 久留米市市民文化部文化財保護課 2024 『久留米市文化財調査報告書450:令和5年度 久留米市内遺跡群』久留米市教育委員会
久留米市市民文化部文化財保護課 2024 『令和5年度 久留米市内遺跡群』久留米市文化財調査報告書450
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ファイル
書名 令和5年度 久留米市内遺跡群
発行(管理)機関 久留米市 - 福岡県
有償頒布・配布ページ https://www.city.kurume.fukuoka.jp
※ 有償頒布・配布していない場合もあります
書名かな れいわ5ねんど くるめしないいせきぐん
副書名
巻次
シリーズ名 久留米市文化財調査報告書
シリーズ番号 450
編著者名
編集機関
久留米市市民文化部文化財保護課
発行機関
久留米市教育委員会
発行年月日 20240331
作成機関ID 40203
郵便番号 8308520
電話番号 0942309225
住所 福岡県久留米市城南町15番地3
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 高倉遺跡 第2次
遺跡名かな たかくらいせき
本内順位 1
遺跡所在地 福岡県久留米市大善寺町夜明1117-7
所在地ふりがな ふくおかけんくるめしだいぜんじまちよあけ1117-7
市町村コード 40203
遺跡番号 30743
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 331613
東経(世界測地系)度分秒 1302755
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.270277 130.465277
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20220705-20220729
調査面積(㎡)
95
調査原因 個人住宅建設
遺跡概要
種別
集落
時代
古代(細分不明)
主な遺構
井戸 3基
土坑 3基
土壙墓 1基
ピット 多数
主な遺物
土師器
須恵器
石製品
輸入陶磁器
特記事項 古代末の井戸3基を検出した
遺跡名 庄屋野遺跡 第10次
遺跡名かな しょうやのいせき
本内順位 2
遺跡所在地 福岡県久留米市安武町安武本字庄屋野五2961-1の一部、2963-1の一部
所在地ふりがな ふくおかけんくるめしやすたけまちやすたけほんあざしょうやのご2961-1のいちぶ、2963-1のいちぶ
市町村コード 40203
遺跡番号 31131
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 331753
東経(世界測地系)度分秒 1302941
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.298055 130.494722
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20220908-20220922
調査面積(㎡)
59
調査原因 個人住宅建設
遺跡概要
種別
集落
時代
古代(細分不明)
主な遺構
柵列 1条
ピット 多数
主な遺物
土師器
須恵器
特記事項 古代の集落跡を確認した。
遺跡名 庄屋野遺跡 第11次
遺跡名かな しょうやのいせき
本内順位 3
遺跡所在地 福岡県久留米市安武町安武本字庄屋野五2961-1の一部、2963-1の一部
所在地ふりがな ふくおかけんくるめしやすたけまちやすたけほんあざしょうやのご2961-1のいちぶ、2963-1のいちぶ
市町村コード 40203
遺跡番号 31131
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 331753
東経(世界測地系)度分秒 1302941
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.298055 130.494722
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20220908-20220922
調査面積(㎡)
95
調査原因 個人住宅建設
遺跡概要
種別
集落
時代
古代(細分不明)
主な遺構
掘立柱建物 1棟
ピット 多数
主な遺物
土師器
須恵器
特記事項 古代の集落跡を確認した。
遺跡名 庄屋野遺跡 第12次
遺跡名かな しょうやのいせき
本内順位 4
遺跡所在地 福岡県久留米市安武町安武本字庄屋野五2961-1の一部
所在地ふりがな ふくおかけんくるめしやすたけまちやすたけほんあざしょうやのご2961-1のいちぶ
市町村コード 40203
遺跡番号 31131
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 331753
東経(世界測地系)度分秒 1302941
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.298055 130.494722
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20221108-20221128
調査面積(㎡)
89
調査原因 個人住宅建設
遺跡概要
種別
集落
時代
古代(細分不明)
主な遺構
掘立柱建物 1棟
ピット 多数
主な遺物
土師器
須恵器
特記事項 古代の集落跡を確認した。
遺跡名 庄屋野遺跡 第13次
遺跡名かな しょうやのいせき
本内順位 5
遺跡所在地 福岡県久留米市安武町安武本字庄屋野五2961-1の一部
所在地ふりがな ふくおかけんくるめしやすたけまちやすたけほんあざしょうやのご2961-1のいちぶ
市町村コード 40203
遺跡番号 31131
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 331753
東経(世界測地系)度分秒 1302941
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.298055 130.494722
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20221108-20221128
調査面積(㎡)
89
調査原因 個人住宅建設
遺跡概要
種別
集落
時代
古代(細分不明)
主な遺構
溝 1条
土坑 3基
ピット 多数
主な遺物
土師器
須恵器
特記事項 古代の集落跡を確認した。
遺跡名 庄屋野遺跡 第14次
遺跡名かな しょうやのいせき
本内順位 6
遺跡所在地 福岡県久留米市安武町安武本字庄屋野五2961-1他11筆の一部
所在地ふりがな ふくおかけんくるめしやすたけまちやすたけほんあざしょうやのご2961-1ほか11ひつのいちぶ
市町村コード 40203
遺跡番号 31131
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 331753
東経(世界測地系)度分秒 1302940
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.298055 130.494444
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20221108-20221128
調査面積(㎡)
9
調査原因 個人住宅建設
遺跡概要
種別
集落
時代
古代(細分不明)
主な遺構
ピット 多数
主な遺物
土師器
須恵器
特記事項 古代の集落跡を確認した。
遺跡名 庄屋野遺跡 第15次
遺跡名かな しょうやのいせき
本内順位 7
遺跡所在地 福岡県久留米市安武町安武本2932-36
所在地ふりがな ふくおかけんくるめしやすたけまちやすたけほん2932-36
市町村コード 40203
遺跡番号 31131
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 331753
東経(世界測地系)度分秒 1302939
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.298055 130.494166
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20230418-20230502
調査面積(㎡)
85
調査原因 個人住宅建設
遺跡概要
種別
集落
時代
古代(細分不明)
主な遺構
土坑 6基
主な遺物
土師器
須恵器
転用硯
鉄製品
特記事項 土坑及びピットから8世紀代の転用硯が出土した。
遺跡名 庄屋野遺跡 第16次
遺跡名かな しょうやのいせき
本内順位 8
遺跡所在地 福岡県久留米市安武町安武本2932-11
所在地ふりがな ふくおかけんくるめしやすたけまちやすたけほん2932-11
市町村コード 40203
遺跡番号 31131
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 331754
東経(世界測地系)度分秒 1302940
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.298333 130.494444
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20230823-20230908
調査面積(㎡)
84
調査原因 個人住宅建設
遺跡概要
種別
集落
時代
古代(細分不明)
主な遺構
土坑 1基
ピット 多数
主な遺物
土師器
須恵器
転用硯
石製品
特記事項 土坑から8世紀代の転用硯が出土した。
遺跡名 高三潴遺跡 第14次
遺跡名かな たかみずまいせき
本内順位 9
遺跡所在地 福岡県久留米市三潴町高三潴字塚崎西畑130-1
所在地ふりがな ふくおかけんくるめしみずままちたかみずまあざつかざきにしはた130-1
市町村コード 40203
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 331555
東経(世界測地系)度分秒 1302727
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.265277 130.457499
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20231016-20231117
調査面積(㎡)
72
調査原因 個人住宅建設
遺跡概要
種別
集落
時代
弥生
主な遺構
井戸 1基
ピット 多数
主な遺物
弥生土器
石器
動物遺存体
特記事項 弥生時代の井戸を検出し、擬朝鮮系無文土器の破片が出土する。
遺跡名 久留米城本丸跡 第1次
遺跡名かな くるめじょうほんまるあと
本内順位 10
遺跡所在地 福岡県久留米市篠山町444番地
所在地ふりがな ふくおかけんくるめしささやままち444ばんち
市町村コード 40203
遺跡番号 30005
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 331941
東経(世界測地系)度分秒 1303027
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.328055 130.5075
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20210709-20210823
調査面積(㎡)
152
調査原因 多目的広場建設
遺跡概要
種別
城館
時代
近世(細分不明)
近代(細分不明)
主な遺構
整地層
埋甕 4基
主な遺物
弥生土器
土師器
須恵器
陶磁器
金属製品
ガラス製品
特記事項 近世・近代の整地層を検出した。
遺跡名 筑後国府跡 第313次
遺跡名かな ちくごこくふあと
本内順位 11
遺跡所在地 福岡県久留米市朝妻町1416-3
所在地ふりがな ふくおかけんくるめしあさづままち1416-3
市町村コード 40203
遺跡番号 30112
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 331849
東経(世界測地系)度分秒 1303249
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.313611 130.546944
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20230510-20230511
調査面積(㎡)
15
調査原因 住宅建設
遺跡概要
種別
官衙
時代
古代(細分不明)
主な遺構
溝 1条
ピット 5基
主な遺物
特記事項 推定西海道の路線の位置を限定するとともに、既往の調査でイスラム陶器片が出土した溝の延長部を確認した。
遺跡名 西郷遺跡 第2次
遺跡名かな さいごういせき
本内順位 12
遺跡所在地 福岡県久留米市田主丸町中尾840-3外
所在地ふりがな ふくおかけんくるめしたぬしまるまちなかお840-3ほか
市町村コード 40203
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 332013
東経(世界測地系)度分秒 1303854
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.336944 130.648333
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20230516-20230517
調査面積(㎡)
4
調査原因 住宅建設
遺跡概要
種別
時代
弥生
主な遺構
甕棺墓 1基
土坑 1基
主な遺物
弥生土器
特記事項 弥生時代中期前半の甕棺墓および前期の土坑を検出した。
遺跡名 筑後国府跡 第314次
遺跡名かな ちくごこくふあと
本内順位 13
遺跡所在地 福岡県久留米市合川町1183-1
所在地ふりがな ふくおかけんくるめしあいかわまち1183-1
市町村コード 40203
遺跡番号 30112
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 331858
東経(世界測地系)度分秒 1303217
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.316111 130.538055
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20230613-20230719
調査面積(㎡)
89
調査原因 住宅建設
遺跡概要
種別
官衙
時代
古代(細分不明)
主な遺構
掘立柱建物 1棟
竪穴建物 1棟
土坑 1基
溝 1条
主な遺物
弥生土器
土師器
須恵器
石器
特記事項 弥生時代の建物跡やⅠ期政庁北面築地と並走する8世紀の溝を検出した。
遺跡名 東櫛原今寺遺跡 第10次
遺跡名かな ひがしくしはらいまでらいせき
本内順位 14
遺跡所在地 福岡県久留米市東櫛原町1268-2
所在地ふりがな ふくおかけんくるめしひがしくしはらまち1268-2
市町村コード 40203
遺跡番号 30074
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 331920
東経(世界測地系)度分秒 1303116
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.322222 130.521111
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20230718-20230818
調査面積(㎡)
73
調査原因 住宅建設
遺跡概要
種別
集落
時代
弥生
主な遺構
甕棺墓 3基
石蓋土壙墓 1基
土坑 3基
主な遺物
弥生土器
石器
特記事項 土坑埋没後に甕棺墓や石蓋土壙墓が形成される。
遺跡名 筑後国分寺跡 第46次
遺跡名かな ちくごこくぶんじあと
本内順位 15
遺跡所在地 福岡県久留米市国分町字宮ノ脇743-12、743-15
所在地ふりがな ふくおかけんくるめしこくぶまちあざみやのわき743-12、743-15
市町村コード 40203
遺跡番号 30618
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 331742
東経(世界測地系)度分秒 1303120
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.294999 130.522222
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20231129
調査面積(㎡)
15
調査原因 個人住宅建設
遺跡概要
種別
社寺
時代
古代(細分不明)
主な遺構
土坑 1基
主な遺物
特記事項 大型の土坑を検出した。
要約 <高倉遺跡 第2次>
 調査地は高倉遺跡第1次調査地の東隣に位置する。10世紀から12世紀の遺構を検出した。調査区の東部では複数の井戸が狭い範囲に集中している。第1次調査では甕棺墓が検出されたが、今回の調査では弥生時代の遺構は確認できなかった。また、第1次調査で検出された土壙墓からは完形の輸入陶磁器が出土したが、第2次調査で検出された土壙墓からは土師器の小皿が出土した。
<庄屋野遺跡 第10次>
 庄屋野遺跡は、標高10mの低位段丘上に位置する。今回の調査では、柵列1条と多数のピットを確認した。検出した柵列は第8次調査で確認した柵列や掘立柱建物群と方位を同じくする。
<庄屋野遺跡 第11次>
 庄屋野遺跡は、標高10mの低位段丘上に位置する。今回の調査では、掘立柱建物とピットを確認した。検出した掘立柱建物は第8次調査で確認した柵列や掘立柱建物群と方位を同じくする。
<庄屋野遺跡 第12次>
 庄屋野遺跡は、標高10mの低位段丘上に位置する。今回の調査では、掘立柱建物1棟とピットを確認した。検出した掘立柱建物は第8次調査で確認した柵列や掘立柱建物群と方位を同じくする。
<庄屋野遺跡 第13次>
 庄屋野遺跡は、標高10mの低位段丘上に位置する。今回の調査では、8世紀中頃から後半の土坑を検出し、古代の集落の広がりを確認することができた。
<庄屋野遺跡 第14次>
 庄屋野遺跡は、標高10mの低位段丘上に位置する。今回の調査ではピットを検出し、古代の集落の広がりを確認することができた。
<庄屋野遺跡 第15次>
 調査地点は通称「庄屋野台地」の北西端部に位置し、標高10.3m程度を測る。既往の調査結果から、古代の遺構の広がりを確認することを目的として調査を実施した。結果、8世紀代の土坑およびピットを検出し、出土遺物には転用硯が認められた。西200m地点には8世紀後半代のヘラ書き土器「主」が出土した第2次調査地点が位置するとともに、南600m地点には三潴郡田家郷の中枢を占めると考えられる野瀬塚遺跡が所在しており、関連が注目される。
<庄屋野遺跡 第16次>
 調査地点は通称「庄屋野台地」の北西端部に位置し、標高10.3m程度を測る。既往の調査結果から、古代の遺構の広がりを確認することを目的として調査を実施した。結果、8世紀前半に属すると考えられる土坑およびピットを検出した。土坑からは多数の遺物が出土し、転用硯も認められた。ピットの分布は調査範囲内で粗密が認められる。
<高三潴遺跡 第14次>
 調査区隅で井戸を検出した。遺物の内容と周辺の状況から井戸は弥生時代中期のものと推察される。また、複数のピットから牡蠣の貝殻や牙など動物遺存体が多数出土した。調査地点は高三潴遺跡群の中でも北部の低地に位置し、集落が比較的標高の低い低位段丘北部にまで広がっていることが判明した。
<久留米城本丸跡 第1次>
 久留米城本丸跡は、筑後川左岸に形成された半島状の低位段丘の北西隅に位置する。第1次調査地点は最頂部に近い標高約22mに立地し、16世紀に築かれた久留米城の本丸にあたり、元和7年(1621)に入場した有馬家により、久留米藩の本丸御殿が建てられた場所である。確認調査のため、現地表から深さ0.1mで到達した瓦片などが主体の整地層で遺構を確認した。整地層は、調査区北端で確認した淡黄色土の層が近世まで遡る可能性があるが、大半が石灰殻や煉瓦、モルタル片などを含む、近世以降の所産である。また、埋甕4基を検出したが、これらは近代の整地層に後出する、新しい年代の遺構とみられる。調査地点である本丸跡の南部は、廃藩後に著しく改変されていることが明らかとなった。
<筑後国府跡 第313次>
 本調査は、国府域の中央を東西に伸びる西海道と推察される道路遺構の確認と、第86次調査において検出したSD3713の西側延長部の確認を目的に実施した。結果、道路遺構は検出できなかったが東西走行の溝1条を確認した。道路遺構については路線の南端が調査区北側に限定され、東西溝は遺構の検出位置からSD3713の延長部であると考えられる。
<西郷遺跡 第2次>
 調査地は田主丸町の西端に位置する標高15m前後を測る微高地上の北東端に立地する。本調査は、確認調査の際に発見した甕棺墓の記録保存を目的に実施した。結果、弥生時代中期前半の甕棺墓1基と前期の土坑1基を確認した。同一微高地上の北西部で実施した西郷天神免遺跡の調査結果とあわせて、中期の墓域は微高地上の円縁部に集落域は中央部に営まれているものと推察される。
<筑後国府跡 第314次>
 調査地は、筑後国成立にともない設置された筑後国府Ⅰ期(古宮)政庁の北側に近接する。また、弥生時代終末期の竪穴建物29棟などが検出された第74・278次調査地の東側に位置する。調査の結果、弥生時代の掘立柱建物、竪穴建物、土坑および古代の溝を検出した。弥生時代の遺構は先の調査と比して密度が希薄であるが、その広がりを確認できた。古代の溝は東西方向に延びるもので、Ⅰ期政庁北面築地と並走し、所属時期も同時期の可能性があり注目される。
<東櫛原今寺遺跡 第10次>
 弥生時代中期の甕棺墓3基と時期不明の石蓋土坑墓1基が確認された。甕棺墓は上半を失っており、当地が大きく削平されていることが明らかになった。甕棺墓は弥生時代中期初頭の土坑群を埋め戻した後に作られており、集落から墓域への変化がみられる。また、弥生時代の集落・墓域の南への広がりが確認できた。
<筑後国分寺跡 第46次>
 調査区の大部分を大型の土坑が占める。同様の大型土坑は周辺の第16・41・42・44次調査等で確認されており、土取りのための土坑であることが想定される。

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