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那珂

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/54381
DOI 二次元コード
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.54381
引用表記 福岡市教育委員会 2014 『福岡市埋蔵文化財調査報告書1230:那珂』福岡市教育委員会
福岡市教育委員会 2014 『那珂』福岡市埋蔵文化財調査報告書1230
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書名 那珂
発行(管理)機関 福岡市 - 福岡県
書名かな なか
副書名 那珂遺跡群第136・137・138・140次調査報告
巻次 68
シリーズ名 福岡市埋蔵文化財調査報告書
シリーズ番号 1230
編著者名
編集機関
福岡市教育委員会
発行機関
福岡市教育委員会
発行年月日 20140324
作成機関ID 40130
郵便番号 8108621
電話番号 0927114667
住所 福岡県福岡市中央区天神一丁目8番1号
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 那珂遺跡群第136次
遺跡名かな なかいせきぐん
本内順位
遺跡所在地 福岡県福岡市博多区那珂1丁目688番1・2・3
所在地ふりがな ふくおかけんふくおかしはかたくなか
市町村コード 40132
遺跡番号 0085
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 333418
東経(世界測地系)度分秒 1302603
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.571666 130.434166
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20120706-20120728
調査面積(㎡)
92.2
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
時代
弥生
飛鳥白鳳
主な遺構
土壙
甕棺墓
主な遺物
弥生土器
甕棺
須恵器
特記事項 列埋葬
遺跡名 那珂遺跡群第137次
遺跡名かな なかいせきぐん
本内順位
遺跡所在地 福岡県福岡市博多区那珂1丁目688番5
所在地ふりがな ふくおかけんふくおかしはかたくなか
市町村コード 40132
遺跡番号 0085
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 333418
東経(世界測地系)度分秒 1302603
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.571666 130.434166
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20120706-20120728
調査面積(㎡)
14.2
調査原因 保存記録調査
遺跡概要
種別
時代
弥生
飛鳥白鳳
主な遺構
土壙
甕棺墓
主な遺物
弥生土器
甕棺
須恵器
特記事項 列埋葬
遺跡名 那珂遺跡群第138次
遺跡名かな なかいせきぐん
本内順位
遺跡所在地 福岡県福岡市博多区竹下5丁目18、37番地
所在地ふりがな ふくおかけんふくおかしはかたくたけした
市町村コード 40132
遺跡番号 0085
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 333412
東経(世界測地系)度分秒 1302602
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.57 130.433888
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20120717-20120801
調査面積(㎡)
19
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
時代
鎌倉
主な遺構
井戸
主な遺物
瓦器椀
初期瓦
特記事項 7世紀代の初期瓦出土
遺跡名 那珂遺跡群第140次
遺跡名かな なかいせきぐん
本内順位
遺跡所在地 福岡県福岡市博多区竹下5丁目287番地
所在地ふりがな ふくおかけんふくおかしはかたくたけした
市町村コード 40132
遺跡番号 0085
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 333404
東経(世界測地系)度分秒 1302603
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.567777 130.434166
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20121119-20121129
調査面積(㎡)
34
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
時代
近世(細分不明)
主な遺構
柱穴
主な遺物
近世陶磁器
特記事項
要約 【那珂遺跡群第136次】
今回の調査で検出された遺構は、甕棺墓9基・土壙3基・柱穴・ピット多数である。甕棺墓は成人棺5・小児棺4。土壙はうち2基がいわゆる祭祀土壙となる時期は中期中葉頃とみられる。その他一方の壁面を掘り込み横穴を付設するものがあるが、遺物が僅少で詳細な時期は不明。また、遺構検出面としたローム層には黒褐色土が堆積し、須恵器を多く含む。
今回の調査では、多くの甕棺墓・古代の土壙など多くの遺構を検出した。調査区壁面の観察から、甕棺墓掘り方は前述の黒褐色土層に達せず、須恵器大甕を据えた土壙SX09はその上面から掘り込まれる。通常1m近くである鳥栖ロームは30~40cm程度で下部の砂質土層に達することから、調査地一帯は古代でも古い段階でロームを大きく削り込んだ上で盛り土作業を含む整地がなされ、大きな平坦面が造成された可能性が高い。

【那珂遺跡群第137次】
今回の調査地は那珂遺跡群の中央部、遺跡が乗る丘陵の最高所付近に位置する。標高約10mを測り、南に面する道路面から1m前後高くなる。遺構面は現地表面下-50~60cm、明褐色ローム上とした。検出された遺構は、甕棺墓1基・土壙1基である。甕棺墓は小型棺の範疇のものである。土壙は小規模であったがガラス小玉がまとまって出土し、特異な様相を示す。また、遺構検出面としたローム上には黒褐色度が堆積し、須恵器を多く含む。
今回の調査では、甕棺墓やガラス小玉を有する土壙など重要な遺構を検出した。調査区壁面の観察から、甕棺墓掘り方は前述の黒褐色土層に達せず、136次調査検出の土師器大甕を据えた土壙はその上面から掘り込まれる。通常1m近くある鳥栖ロームを大きく削り込んだ上で盛り土作業を含む整地がなされ、大きな平坦面が造成された可能性が高い。

【那珂遺跡群第138次】
近世から現代まで継承された水路の肩と13世紀代の井戸2基が検出された。井戸からは7世紀代の初期瓦が出土した。

【那珂遺跡群第140次】
検出された遺構は大溝の肩部と柱穴3基のみである。現状でトスロームの下部まで削平されていたので消滅した遺構が多いものとみられる。
溝の上部は近世にかけて埋没したものであるが、掘削時期は遡る可能性がある。この溝は第94次調査から現状の道路に沿って本調査区まで延長しているものと考えられその区画が現在まで継承されている可能性がある。

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