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北方遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/24723
引用表記 (財)北九州市芸術文化振興財団埋蔵文化財調査室 2007 『北九州市埋蔵文化財調査報告書368:北方遺跡』(財)北九州市芸術文化振興財団埋蔵文化財調査室
(財)北九州市芸術文化振興財団埋蔵文化財調査室 2007 『北方遺跡』北九州市埋蔵文化財調査報告書368
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ファイル
書名 北方遺跡
発行(管理)機関 (公財)北九州市芸術文化振興財団 - 福岡県
書名かな きたがたいせき
副書名 共同住宅新築工事に伴う埋蔵文化財の発掘調査
巻次 第10・11次調査
シリーズ名 北九州市埋蔵文化財調査報告書
シリーズ番号 368
編著者名
編集機関
(財)北九州市芸術文化振興財団埋蔵文化財調査室
発行機関
(財)北九州市芸術文化振興財団埋蔵文化財調査室
発行年月日 20070330
作成機関ID
郵便番号 803-0816
電話番号 093-582-0941
住所 福岡県北九州市小倉北区金田1-1-3
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 北方遺跡第10・11次調査
遺跡名かな きたがたいせき
本内順位
遺跡所在地 福岡県北九州市小倉北区北方2-20-2
所在地ふりがな きたきゅうしゅうしこくらきたくきたがた2-20-2
市町村コード 40100
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒 335049
東経(日本測地系)度分秒 1305248
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.8502 130.8776
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20050613-20050616
20060118-20060119
調査面積(㎡)
271.8
調査原因 共同住宅新築工事
遺跡概要
種別
古墳
時代
弥生
古墳
奈良
平安
主な遺構
自然流路
主な遺物
弥生土器
古墳時代の土師器
須恵器
埴輪
奈良・平安時代の輸入磁器
須恵器
製塩土器
特記事項 須恵器の量が多く、官的な施設を推測させる。
要約 [北方遺跡第10・11次調査 要約]
今回の発掘調査は、第10・11次調査にあたり、本遺跡のほぼ中央に位置する。発掘調査範囲は、民間の共同住宅新築工事のためによるもので、約271.80?の小範囲にとどまる。すでに遺構の大半は削平を受けていたため、第10次調査区で河川跡のみである。第11次調査区は、市教育委員会が遺構確認のため実施した試掘調査では、遺物包含層が2〜3層、深さ40〜60?の堆積が確認され、開発側と市教育委員会が発掘調査の協議中に、開発側が重機で遺物包含層を発掘調査範囲のみ故意に削平したため、後日、発掘調査を実施した時には、何も検出できず、4〜5日かかる予定であった発掘調査期間が1日で済んでしまった。開発側の悪質な埋蔵文化財破壊行為である。第10次調査では、河川跡から大量の須恵器、土師器片が出土し、その中に混じって弥生土器や製塩土器、中国製白磁碗、青磁碗などが検出された。中に特筆すべき出土遺物では、古墳時代後期の円筒埴輪片で、タガ部分が出土している。また、斜格子叩き目を施す平瓦片を出土しており、大量の須恵器、土師器の出土を勘案すると、役所的な建物が推定される。本遺跡の西側を北流する紫川沿いには、2〜3?毎に奈良・平安時代の平瓦片が少量ずつ出土しており、古代官道沿いの建物と考えられ、本遺跡も重要な意義を持つ遺跡であると言えよう。

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