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史跡等妙寺旧境内

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/122605
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.122605
引用表記 鬼北町教育委員会 2022 『鬼北町埋蔵文化財発掘調査報告書11:史跡等妙寺旧境内』鬼北町教育委員会
鬼北町教育委員会 2022 『史跡等妙寺旧境内』鬼北町埋蔵文化財発掘調査報告書11
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書名 史跡等妙寺旧境内
発行(管理)機関 鬼北町 - 愛媛県
書名かな しせきとうみょうじきゅうけいだい
副書名 平坦部A(如意顕院跡)発掘調査報告書
巻次 1
シリーズ名 鬼北町埋蔵文化財発掘調査報告書
シリーズ番号 11
編著者名
編集機関
鬼北町教育委員会
発行機関
鬼北町教育委員会
発行年月日 20220331
作成機関ID
郵便番号 7981395
電話番号
住所 愛媛県北宇和郡鬼北町大字近永800番地1
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 等妙寺旧境内
遺跡名かな とうみょうじきゅうけいだい
本内順位
遺跡所在地 愛媛県北宇和郡鬼北町大字中野川
所在地ふりがな えひめけんきたうわぐんきほくちょうおおあざなかのかわ
市町村コード 38488
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒 331336
東経(日本測地系)度分秒 1324034
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 33.23 132.6736
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20121001-20170331
調査面積(㎡)
1400
調査原因 保存目的の発掘調査
遺跡概要
種別
社寺
時代
鎌倉
南北朝
室町
戦国
主な遺構
石積み
礎石建物
掘建柱建物
基壇状遺構
溝状遺構
道状遺構
階段状遺構
鍛冶遺構
地鎮遺構
庭園遺構等
主な遺物
土師質土器
瓦質土器
備前焼
輸入陶磁器
石製品
鉄製品
銅製品
銭貨
鉄滓等
特記事項
要約  史跡等妙寺旧境内は、愛媛県南西地域に位置する鬼ヶ城山系を構成するピークのひとつ、郭公岳(標高1,010m)の中腹に営まれた中世山寺遺跡である。本書は平成24年度から28年度にかけて実施した平坦部A(如意顕院跡)Ⅰ・Ⅱ区の発掘調査成果を所収した。
 調査の結果、新・旧2時期の本堂跡や、客殿・庫裏一体型の本坊建物跡、本坊建物以前の鍛冶工房跡などが検出された。旧本堂段階(Ⅰ期/14 世紀代)、新本堂創建段階、鍛冶工房操業(Ⅱ期前半/15 世紀後半) 、本坊建物創建段階(Ⅱ期後半/15 世紀末~16 世紀)に整理でき、Ⅱ期前半に先立って、岩盤開削、SW001上段石積み構築と版築による敷地造成がなされている。また、建物から溝などの外溝施設、Ⅲ区苑池の施設、石積み塁線や岩盤の開削ラインに至るまで、新・旧それぞれの本堂と方向軸を共有したレイアウトを指向していることが判明した。
 遺物は中世遺跡で普遍的に出土する生活雑器類のほか、青白磁梅瓶、青磁香炉、盤、瓶などの奢侈品や茶道具など、寺院としての性格を特徴づけるものが出土した。青磁菩薩像や、日本国内でも個体数の限られる龍文貼付褐釉壺の出土は特筆される。

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