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宮ノ浦遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/70185
引用表記 愛媛大学法文学部考古学研究室 2019 『愛媛大学法文学部考古学研究報告15:宮ノ浦遺跡』上島町教育委員会
愛媛大学法文学部考古学研究室 2019 『宮ノ浦遺跡』愛媛大学法文学部考古学研究報告15
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ファイル
書名 宮ノ浦遺跡
発行(管理)機関 愛媛大学法文学部考古学研究室 - 愛媛県
書名かな みやんないせき
副書名 第8次発掘調査報告/愛媛県越智郡上島町
巻次 4
シリーズ名 愛媛大学法文学部考古学研究報告
シリーズ番号 15
編著者名
編集機関
愛媛大学法文学部考古学研究室
発行機関
上島町教育委員会
発行年月日 20190331
作成機関ID
郵便番号 7942520
電話番号 0897772128
住所 愛媛県越智郡上島町弓削佐島583 番地
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 宮ノ浦遺跡
遺跡名かな みやんないせき
本内順位
遺跡所在地 愛媛県越智郡上島町弓削佐島
所在地ふりがな えひめけんおちぐんかみじまちょうゆげさしま
市町村コード 38356
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 341442
東経(世界測地系)度分秒 1331130
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.245 133.191666
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20180809-20180822
調査面積(㎡)
82.5
調査原因 保存目的調査
遺跡概要
種別
製塩
散布地
時代
縄文
古墳
飛鳥白鳳
奈良
平安
鎌倉
南北朝
室町
戦国
主な遺構
土坑
柱穴
粘土塊
礫群
主な遺物
縄文土器
製塩土器
古式土師器
土師質土器
施釉陶器
貿易陶磁器
須恵器
黒色土器
瓦器
土製品
石器
鉄製品
鉄滓
羽口
自然遺物
特記事項
要約  Ⅰ区( 西側調査区) では、汀線に近い浜堤上に設定した29 トレンチで古墳時代前期に属する砂の盛り上げ遺構、柱痕および作業面を検出し、古墳時代後期の包含層を確認した。前者はクロスナ層にともなっている。出土遺物は古式土師器、須恵器、脚台式製塩土器、芸予型製塩土器、炉壁、灰白色物質などがある。後背湿地の南に広がる平坦面に設定したN15 グリッドでは、古代~中世の遺物を主体とする包含層( Ⅲ層) の下に古墳時代前期の土器群が面的に広がる状況( Ⅳ層) を捉えることができた。出土遺物には讃岐系、山陰系、北部九州系、近江系土器を含む古式土師器、鞴羽口、石器などがある。
 Ⅱ区( 東側調査区) では、5トレンチの礫群がⅡ層だけでなく、Ⅲ層にも存在することがわかった。いずれの層もクロスナ層であり、焼土を含んでおり、貝だまりも数カ所検出した。Ⅱ層、Ⅲ層は古代~中世の土器を出土し、自然堆積層のⅤ層では古式土師器、Ⅵ層では縄文土器が出土した。5トレンチの礫群の西の広がりを確認すべく設定した10、13、14 トレンチでは礫が検出され、白色粘土による構造物の残骸が検出されている。

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