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殿久遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/27828
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.27828
引用表記 (公財)山口県ひとづくり財団 山口県埋蔵文化財センタ− 2016 『山口県埋蔵文化財センター調査報告94:殿久遺跡』(公財)山口県ひとづくり財団 山口県埋蔵文化財センタ−
(公財)山口県ひとづくり財団 山口県埋蔵文化財センタ− 2016 『殿久遺跡』山口県埋蔵文化財センター調査報告94
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書名 殿久遺跡
発行(管理)機関 (公財)山口県ひとづくり財団山口県埋蔵文化財センター - 山口県
書名かな とのきゅういせき
副書名
巻次
シリーズ名 山口県埋蔵文化財センター調査報告
シリーズ番号 94
編著者名
編集機関
(公財)山口県ひとづくり財団 山口県埋蔵文化財センタ−
発行機関
(公財)山口県ひとづくり財団 山口県埋蔵文化財センタ−
発行年月日 20160325
作成機関ID
郵便番号 753-0073
電話番号 083-923-1060
住所 山口県山口市春日町3-22
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 殿久遺跡
遺跡名かな とのきゅういせき
本内順位
遺跡所在地 山口県美祢市伊佐町 伊佐 字殿久
所在地ふりがな やまぐちけん みねし いさまち いさ あざとのきゅう
市町村コード 352136
遺跡番号
北緯(日本測地系)度分秒 340905
東経(日本測地系)度分秒 1311547
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.1546 131.2606
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20151002-20151228
調査面積(㎡)
1350
調査原因 ほ場整備
遺跡概要
種別
時代
鎌倉
南北朝
室町
戦国
主な遺構
掘立柱建物21棟
土坑5基
溝6条
柱穴300個
主な遺物
土師器
瓦質土器
国産陶磁器
輸入陶磁器
石器 等
特記事項 山間地の狭い丘陵地に所在する小規模な集落でありながら、希少な中国産輸入磁器が一定数出土した。
要約 [殿久遺跡 要約]
殿久遺跡は、美祢市域南東の中山間地に位置し、伊佐川に面して北東に延びる標高約200mの丘陵上に立地する中世(室町時代)の集落遺跡である。掘立柱建物・土坑・溝・柱穴などの生活痕跡を示す遺構が確認された。中世の土師器・瓦質土器・陶器等が出土するとともに、中国からの高級輸入磁器(青磁・青花)が、規模が大きいとはいえない山間地の集落において、比較的高い割合で出土したことは、本遺跡の一つの特徴である。 遺跡の所在する場所は、有力守護大名の大内氏の家臣であった内藤氏が拠点とした荒滝山城に隣接し、周辺には中世山城が点在するという軍事的要件や、美祢市域と宇部市域とを山間地越えで結ぶ交通路上の関所的要件を兼ね備えていた。この立地環境が、特徴的な山間集落の形成をもたらした一因と推測される。 また、石鏃が出土し、縄文時代に狩猟に関わる場所としての活動が営まれたことも確認された。美祢市内での当該地域における初めての本格的発掘調査であり、歴史的資料や情報の少なかった山間地域での中世の集落遺跡に関する新たな知見を得ることができた。 。 

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