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夕倉遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/65175
引用表記 公益財団法人広島県教育事業団事務局埋蔵文化財調査室 2019 『公益財団法人広島県教育事業団発掘調査報告書83:夕倉遺跡』公益財団法人広島県教育事業団
公益財団法人広島県教育事業団事務局埋蔵文化財調査室 2019 『夕倉遺跡』公益財団法人広島県教育事業団発掘調査報告書83
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ファイル
書名 夕倉遺跡
発行(管理)機関 (公財)広島県教育事業団 - 広島県
書名かな ゆうくらいせき
副書名 山手赤坂線街路事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告 ; 2
巻次
シリーズ名 公益財団法人広島県教育事業団発掘調査報告書
シリーズ番号 83
編著者名
編集機関
公益財団法人広島県教育事業団事務局埋蔵文化財調査室
発行機関
公益財団法人広島県教育事業団
発行年月日 20190315
作成機関ID 34105
郵便番号 7330036
電話番号 0822955751
住所 広島県広島市西区観音新町四丁目8番49号
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 夕倉遺跡
遺跡名かな ゆうくらいせき
本内順位
遺跡所在地 広島県福山市津之郷町字高垣
所在地ふりがな ひろしまけんふくやましつのごうちょうあざたかがき
市町村コード 34207
遺跡番号 816
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 342918
東経(世界測地系)度分秒 1331931
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.488333 133.325277
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20161121-20170203
20171106-20171222
調査面積(㎡)
1142
722.55
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
時代
弥生
古墳
古代(細分不明)
中世(細分不明)
主な遺構
建物跡1
土坑4
石組井戸1
溝状遺構11
性格不明遺構7
ピット群
主な遺物
弥生土器
土師器
須恵器
土師質土器
東播系須恵器
焼締め陶器
備前焼
瓦質土器
亀山焼
青磁
白磁
特記事項
要約  夕倉遺跡は南流する芦田川及び北流して芦田川に合流する瀬戸川により形成された沖積地にあり,丘陵の北側緩斜面から沖積地と接するあたりに立地する。主に弥生時代から中世にかけての遺跡である。中央のA区と東側のC区から主要な遺構が検出され,遺構内などから弥生土器や土師器,須恵器,土師質土器,東播系須恵器,焼締め陶器などが出土した。遺物から,弥生時代から近世にかけて,断続的に人の営みがあったと推定される。C区では斜面下の段状遣構内から建物跡(SBl)が検出された。SBlはピットの規模から簡易な建物だと推定される。また, A区の比較的平坦な面では素掘りの井戸と考えられるSK1・2や石組井戸(SEl)が検出された。井戸からは土師質土器が多く出土していることからいずれも中世を中心に使用されていたものと考えられる。そして, C区の南西側の平坦面では多数のピットを検出した。明確な集落の跡は確認されなかったが,周辺では人々の営みがあったものと考えられる。
 今回の調査ではこの地域の弥生時代から中世にかけての人々の生活を考える上で貴重な資料を提供したと言える。

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