中尾遺跡第３次発掘調査報告書
| URL |
https://sitereports.nabunken.go.jp/142654
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| DOI 二次元コード |
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| DOI |
http://doi.org/10.24484/sitereports.142654
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| 引用表記 |
倉吉市教育委員会 2024 『倉吉市文化財調査報告書第160 集：中尾遺跡第３次発掘調査報告書』倉吉市教育委員会
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倉吉市教育委員会 2024 『中尾遺跡第３次発掘調査報告書』倉吉市文化財調査報告書第160 集
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wikipedia 出典テンプレート :
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| ファイル |
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| 書名 |
中尾遺跡第３次発掘調査報告書 |
| 発行(管理)機関 |
倉吉市
- 鳥取県
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| 書名かな |
なかおいせきだい３じはっくつちょうさほうこくしょ |
| 副書名 |
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| 巻次 |
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| シリーズ名 |
倉吉市文化財調査報告書 |
| シリーズ番号 |
第160 集 |
| 編著者名 |
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| 編集機関 |
倉吉市教育委員会
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| 発行機関 |
倉吉市教育委員会
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| 発行年月日 |
20240331 |
| 作成機関ID |
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| 郵便番号 |
6828611 |
| 電話番号 |
0858224419 |
| 住所 |
鳥取県倉吉市葵町722 番地 |
| 報告書種別 |
埋蔵文化財（遺跡等）-発掘調査・分布調査・資料調査等
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| 資料タイプ |
Research Paper |
| 発掘調査報告 |
掲載されている（発掘調査報告書総目録の掲載対象） |
| 所蔵大学（NCID） |
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| JP番号 |
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| 他の電子リソース |
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| 備考 |
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| 所収論文 |
| タイトル |
中尾遺跡１号竪穴建物の鉄器とその出土状況 |
| 英語タイトル |
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| 著者 |
愛媛大学アジア古代産業考古学研究センター 村上 恭通
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| ページ範囲 |
149 - 152
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| NAID |
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| 都道府県 |
鳥取県
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| 時代 |
弥生
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| 文化財種別 |
埋蔵文化財
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| 史跡・遺跡種別 |
集落
|
| 遺物（材質分類） |
金属器
|
| 学問種別 |
考古学
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| テーマ |
その他
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| 他の電子リソース |
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| 引用表記 |
wikipedia 出典テンプレート :
{{Citation|first=村上 恭通|last=愛媛大学アジア古代産業考古学研究センター|contribution=中尾遺跡１号竪穴建物の鉄器とその出土状況|title=中尾遺跡第３次発掘調査報告書|date=2024-03-31|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/142654|location=鳥取県倉吉市葵町722 番地|doi=10.24484/sitereports.142654|series=倉吉市文化財調査報告書|volume=第160 集}}
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| 抄録（内容要約） |
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| タイトル |
中尾遺跡１号竪穴建物出土鉄鉾・板状鉄斧・鋳造鉄斧に残る有機質痕跡とその意義 |
| 英語タイトル |
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| 著者 |
公益財団法人元興寺文化財研究所 塚本 敏夫
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| ページ範囲 |
153 - 156
|
| NAID |
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| 都道府県 |
鳥取県
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| 時代 |
弥生
|
| 文化財種別 |
埋蔵文化財
|
| 史跡・遺跡種別 |
集落
|
| 遺物（材質分類） |
金属器
|
| 学問種別 |
考古学
|
| テーマ |
その他
|
| 他の電子リソース |
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| 引用表記 |
wikipedia 出典テンプレート :
{{Citation|first=塚本 敏夫|last=公益財団法人元興寺文化財研究所|contribution=中尾遺跡１号竪穴建物出土鉄鉾・板状鉄斧・鋳造鉄斧に残る有機質痕跡とその意義|title=中尾遺跡第３次発掘調査報告書|date=2024-03-31|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/142654|location=鳥取県倉吉市葵町722 番地|doi=10.24484/sitereports.142654|series=倉吉市文化財調査報告書|volume=第160 集}}
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| 抄録（内容要約） |
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| 所収遺跡 |
| 遺跡名 |
中尾遺跡 |
| 遺跡名かな |
なかおいせき |
| 本内順位 |
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| 遺跡所在地 |
倉吉市大谷字中尾 |
| 所在地ふりがな |
くらよししおおたにあざなかお |
| 市町村コード |
31203 |
| 遺跡番号 |
0SON･3 |
| 北緯（日本測地系）度分秒 |
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| 東経（日本測地系）度分秒 |
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| 北緯（世界測地系）度分秒 |
352620 |
| 東経（世界測地系）度分秒 |
1334739 |
| 経緯度（世界測地系）10進数(自動生成) |
35.438888 133.794166
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※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
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| 調査期間 |
20190801-20220331
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| 調査面積（㎡） |
14000
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| 調査原因 |
記録保存調査 |
| 遺跡概要 |
| 種別 |
集落
墓
古墳
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| 時代 |
旧石器
縄文
弥生
古墳
古代(細分不明)
近世(細分不明)
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| 主な遺構 |
落し穴
竪穴建物
貯蔵穴
土壙
掘立柱建物
柵列
古墳
木棺墓
土壙墓
溝
段状遺構
土器埋設遺構
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| 主な遺物 |
ナイフ形石器
尖頭器
石刃
黒曜石剥片
縄文土器（深鉢・磨消縄文）
石鏃
石匙
石錐
弥生土器（壺）
弥生土器（広口壺）
弥生土器（無頸壺）
弥生土器（長頸壺）
弥生土器（脚付壺）
弥生土器（台付壺）
弥生土器（甕）
弥生土器（小型甕）
弥生土器（高坏）
弥生土器（器台）
土師器（壺）
土師器（直口壺）
土師器（小型丸底壺）
土師器（甕）
土師器（高坏）
土師器（低脚坏）
土師器（鼓形器台）
土師器（埦）
土師器（脚付埦）
土師器（坏蓋形土器）
土師器（有蓋高坏形土器）
土師器（𤭯形土器）
須恵器（坏蓋）
須恵器（坏身）
須恵器（有蓋高坏）
須恵器（𤭯）
須恵器（壺）
須恵器（甕）
土製紡錘車
鉄器（鉄矛）
鉄器（板状鉄斧）
鉄器（鋳造鉄斧）
鉄器（鏃）
鉄器（刀子）
鉄器（鍬鋤先）
鉄器（鎌）
鉄器（鉇）
鉄器（鑿）
馬具（鞖金具）
鉄滓
玉類（管玉）
玉類（ガラス管玉）
玉類（ガラス小玉）
管玉未成品
水晶剥片
緑色凝灰岩剥片
磨製石斧
敲石
砥石
台石
石錘
炭化材
炭化種子
人骨
布目瓦（平瓦）
土師質土器（短頸壺）
磁器
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| 特記事項 |
・ 弥生時代中期後葉の集落の西端部で、焼失竪穴建物（１号竪穴建物）を確認した。
・ １号竪穴建物から完形の舶載鉄器３点（鉄矛、板状鉄斧、鋳造鉄斧）が出土した。その特異な出土状況から、威信財としての鉄器を使用した廃屋儀礼が示唆される。
・ １号竪穴建物の炭化材の Ｃ14年代測定・樹種同定、炭化種子の種実同定を実施した。
・ 古墳時代前期の集落跡と中期～後期の古墳群を新たに確認した。
・ 古墳時代前期中葉の２号竪穴建物で壁際特殊ピットを確認した。
・ 最も規模の大きい１号墳では、周溝内10 基、周溝外４基の計14 基の埋葬施設を確認した。
・ 11 号墳１号埋葬施設では、墓壙内に26 点の須恵器坏蓋・坏身が供献され、４種類の鉄製農工具（鍬鋤先、鎌、鉇、鑿）が副葬されていた。
・ 25 号墳２号埋葬施設では、周溝内墳丘が遺存し、墳丘頂部に小型丸底壺と標石が据えられていた。
・ 25 号墳の２号・３号主体部（箱式石棺）で出土した人骨の鑑定と、石棺の内面に塗布されていた赤色顔料の分析、石枕のPCN 分析を実施した。
・土器埋設遺構で出土した短頸壺は、胞衣壺の可能性がある。 |
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| 要約 |
中尾遺跡は、四王寺山南裾の低丘陵上に位置する。第３次調査では、旧石器時代の石器と縄文時代の落し穴、丘陵上に展開する弥生時代中期後葉～古墳時代前期の集落跡、丘陵尾根から南斜面に築造された古墳時代中期～後期の古墳群などを確認した。特に、１号竪穴建物から出土した完形の舶載鉄器３点は、弥生時代の鉄器の流通や祭祀を考える上で重要な資料である。
第１～３次調査により、丘陵尾根から斜面の38,000 ㎡に及ぶ広範囲で発掘調査を行い、旧石器時代の石器と縄文時代～古墳時代の遺構を確認し、時代ごとの遺跡の変遷を追うことができた。特に、弥生時代中期後葉の集落跡の全域を調査し、集落の様相が明らかとなったことは、貴重な成果である。 |
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