薩摩遺跡
URL | https://sitereports.nabunken.go.jp/86581 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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引用表記 | 奈良県立橿原考古学研究所 2020 『奈良県立橿原考古学研究所調査報告126:薩摩遺跡』奈良県立橿原考古学研究所 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
奈良県立橿原考古学研究所 2020 『薩摩遺跡』奈良県立橿原考古学研究所調査報告126 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
wikipedia 出典テンプレート :
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ファイル | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
書名 | 薩摩遺跡 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
発行(管理)機関 | 奈良県教育委員会 - 奈良県 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
書名かな | さつまいせき | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
副書名 | 高取バイパス建設に伴う調査報告書 ; 7 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
巻次 | 3 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
シリーズ名 | 奈良県立橿原考古学研究所調査報告 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
シリーズ番号 | 126 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
編著者名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
編集機関 |
奈良県立橿原考古学研究所
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発行機関 |
奈良県立橿原考古学研究所
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発行年月日 | 20200301 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
作成機関ID | 290009 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
郵便番号 | 6340065 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
電話番号 | 0744241101 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
住所 | 奈良県橿原市畝傍町1 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
報告書種別 |
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
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資料タイプ | Research Paper | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
発掘調査報告 | 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
所蔵大学(NCID) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
JP番号 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
他の電子リソース |
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備考 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
所収論文 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
所収遺跡 |
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要約 | 発掘調査の結果、主として古代に造営された池(溜池)や鍛冶関連の遺構群、中世に形成された城館関係の遺構などが検出された。 池は、農業水利のための水源で、8世紀末〜9世紀初頭に造営されたあと、数度の修築を経て13世紀頃まで存続する。谷を塞ぐように堤を築き、その上流側へ水を貯留する。堤には樋が埋設され、堤の下流側には放水路がのびる。遺跡をとりまく諸条件を勘案すると、薩摩遺跡の西方に広がる緩斜面へ送水するものと想定できる。波多里長が何らかの形で池の造営に関わったことを示す木簡が出土した。 鍛冶関連の遺構群は、7世紀末から8世紀にかけて存続した鍛冶工房にかかわる土坑・柱穴である。これと同時期の炉跡などを既往の調査でも確認している。出土遺物の分析の結果も踏まえ、当該期における精錬〜鍛錬鍛冶・鉄器製作の様相を把握することができた。 城館関係の遺構は、13世紀前半に形成された掘割・平場などである。丘陵の尾根筋を分断して掘割を設けたり、斜面に平場を作り出したりする様相を確認した。これらの遺構に隣接して、調査地外にも平坦面や掘割などが存在しており、以上の全体が一体の城館であると考えられる。 |