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京都府遺跡調査報告集

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/27615
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.27615
引用表記 公益財団法人京都府埋蔵文化財調査研究センタ− 2012 『京都府遺跡調査報告集』公益財団法人京都府埋蔵文化財調査研究センタ−
公益財団法人京都府埋蔵文化財調査研究センタ− 2012 『京都府遺跡調査報告集』
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書名 京都府遺跡調査報告集
発行(管理)機関 (公財)京都府埋蔵文化財調査研究センター - 京都府
書名かな きょうとふいせきちょうさほうこくしゅう
副書名
巻次 153
シリーズ名
シリーズ番号
編著者名
編集機関
公益財団法人京都府埋蔵文化財調査研究センタ−
発行機関
公益財団法人京都府埋蔵文化財調査研究センタ−
発行年月日 20120331
作成機関ID
郵便番号 617-0002
電話番号 075-933-3877
住所 京都府向日市寺戸町南垣内40番の3
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 長岡京跡右京第1008・1023次(7ANSMD-9、SID-5・6地区)・松田遺跡
遺跡名かな ながおかきょうあと
本内順位
遺跡所在地 京都府乙訓郡大山崎町円明寺松田・下植野一丁田
所在地ふりがな
市町村コード 26303
遺跡番号 71・23
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 345420
東経(世界測地系)度分秒 1354133
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.905555 135.6925
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20100918-20110309
20110419-20111115
調査面積(㎡)
2000
調査原因 道路建設
遺跡概要
種別
古墳
時代
弥生
主な遺構
竪穴式住居跡
主な遺物
弥生土器
特記事項
種別
時代
古墳
主な遺構
竪穴式住居跡
主な遺物
須恵器
土師器
フイゴ羽口
鍛冶滓
緑色凝灰岩
特記事項
種別
時代
奈良
平安
主な遺構
掘立柱建物跡
柵列
主な遺物
土師器
須恵器
陶磁器
鉄器
鉄滓
フイゴ羽口
特記事項
種別
時代
中世(細分不明)
主な遺構
井戸
土坑
主な遺物
土師器
須恵器
瓦器
中国製陶磁器
特記事項
遺跡名 山崎津跡第17次
遺跡名かな やまざきのつあとだいじゅうななじ
本内順位
遺跡所在地 乙訓郡大山崎町字大山崎
所在地ふりがな おとくにぐんおおやまざきちょうあざおおやまざき
市町村コード 26303
遺跡番号 19
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 345332
東経(世界測地系)度分秒 1354104
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.892222 135.684444
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20101214-20110218
調査面積(㎡)
800
調査原因 道路建設
遺跡概要
種別
交通
時代
中世(細分不明)
主な遺構
主な遺物
土師器
須恵器
緑釉陶器
瓦器
瓦質土器
陶磁器
特記事項 文字瓦・墨書土器
遺跡名 下馬遺跡第4次
遺跡名かな げばいせき
本内順位
遺跡所在地 相楽郡精華町下狛小字片山
所在地ふりがな そうらくぐんせいかちょうしもこまこあざかたやま
市町村コード 26366
遺跡番号 30
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 344627
東経(世界測地系)度分秒 1354712
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.774166 135.786666
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20101101-20110128
調査面積(㎡)
800
調査原因 道路建設
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
主な遺構
土坑
主な遺物
縄文土器
特記事項
種別
集落
時代
古墳
主な遺構
自然流路
主な遺物
土師器
特記事項
種別
集落
時代
奈良
主な遺構
自然流路
主な遺物
土師器
須恵器
特記事項
種別
集落
時代
中世(細分不明)
主な遺構
掘立柱建物跡
柵列
土坑
木棺墓
自然流路
主な遺物
土師器
瓦器
瓦質土器
陶磁器
特記事項
要約 [長岡京跡右京第1008・1023次・松田遺跡 要約]
弥生時代中期の竪穴式住居跡の検出は、松田遺跡の周辺遺跡を含めても初めての検出で、下植野南遺跡で方形周溝墓群を形成した造墓集団の集落の可能性がある。また、弥生時代後期の平面形が八角形でベッド状遺構を有する住居跡を検出した。ベッド状遺構を有する多角形住居は播磨地域に多く認められることから、その地域との関連がうかがわれる。古墳時代前期では、竪穴式住居跡を検出した。弥生時代中期以降、集落が営まれ続けていることを確認した。古墳時代後期では、4基の竪穴式住居跡を検出した。調査地周辺の下植野南遺跡や算用田遺跡・百々遺跡を含めて、広範囲に同時期の集落が形成されていたことを追認した。出土遺物に緑色凝灰岩があることから玉作り工房、鍛冶滓・フイゴ羽口があることから鍛冶工房が存在していた可能性がある。 奈良時代末〜平安時代初頭の掘立柱建物跡や溝などの遺構は、今回の調査地の南側及び南西で同時期の遺構が検出されている。建物群は南北方向に造られていること、規模が大きいこと、広範囲に配置されること、瓦が出土していることから、一般の住宅とは考えにくい。長岡京の京域がこの地域まで整備されていた、長岡京期〜平安時代の山崎津関係の施設、平安時代に「長岡京南」へ移された山城国府などの可能性が想定される。また、鍛 冶滓・フイゴ羽口が出土していることから鍛冶工房が存在していた可能性もある。中世では建物跡は特定できなかったが、井戸や土坑が検出され、西側の右京第997次調査で確認された屋敷地の東限と考えられる。
[山崎津跡第17次 要約]
 顕著な遺構は確認されなかったが、出土遺物は中世を中心に土師器、須恵器、緑釉陶器など多彩であり、「由□」と線刻された瓦や「大」と墨書された白磁椀もみられる。これらの遺物がほとんど摩滅していないことから、付近に港(津)に係わる施設あるいは集落があった可能性が高く、この周辺が「山崎津」の一角を占める地点であることが想定される。
[下馬遺跡第4次 要約]
 縄文時代晩期の土坑や古墳時代・奈良時代の自然流路、平安~鎌倉時代の掘立柱建物・柵列・溝・自然流路・土坑・木棺墓を検出した。縄文時代についてはこれまで自然流路しか確認されていなかったが、今回土坑が見つかったことにより同時期の集落が存在する可能性が高まった。また、中世については、昨年度に引き続き建物群を確認し、片山遺跡と合わせて集落の様相が明らかになってきた。

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