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関津遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/25641
引用表記 滋賀県教育委員会事務局文化財保護課他 2008 『国道422号道路改築事業に伴う発掘調査報告書:関津遺跡』滋賀県教育委員会事務局文化財保護課他
滋賀県教育委員会事務局文化財保護課他 2008 『関津遺跡』国道422号道路改築事業に伴う発掘調査報告書
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ファイル
書名 関津遺跡
発行(管理)機関 滋賀県埋蔵文化財センター - 滋賀県
書名かな せきのついせき
副書名 大津市関津1丁目
巻次 1
シリーズ名 国道422号道路改築事業に伴う発掘調査報告書
シリーズ番号
編著者名
編集機関
滋賀県教育委員会事務局文化財保護課
公益財団法人滋賀県文化財保護協会
発行機関
滋賀県教育委員会事務局文化財保護課
公益財団法人滋賀県文化財保護協会
発行年月日 20080300
作成機関ID
郵便番号 520-2122
電話番号 077-548-9780
住所 滋賀県大津市瀬田南大萱町1732-2滋賀県埋蔵文化財センター内
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
情報源上に表示がないため、巻次は推定により補記
所収論文
タイトル 角錐状石器と周辺出土の有舌尖頭器について
英語タイトル
著者
藤﨑 高志
柳本 千鶴
ページ範囲 164 - 170
NAID
都道府県 滋賀県
時代 旧石器
文化財種別
遺跡種別 集落
遺物(材質分類) 石器
学問種別 考古学
テーマ 資料紹介
他の電子リソース
引用表記
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抄録(内容要約)
所収遺跡
遺跡名 関津遺跡
遺跡名かな せきのついせき
本内順位
遺跡所在地 滋賀県大津市関津1丁目
所在地ふりがな しがけのおつしせきのつ1ちょうめ
市町村コード 252018
遺跡番号 201-316
北緯(日本測地系)度分秒 345546
東経(日本測地系)度分秒 1355509
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.9327 135.9163
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20041105-20060324
調査面積(㎡)
6715
調査原因 国道422号道路改築工事
遺跡概要
種別
集落
時代
旧石器
主な遺構
主な遺物
角錐状石器
特記事項 縄文時代後期以前の堆積層から単独で出土
種別
集落
時代
縄文
主な遺構
自然流路
主な遺物
石鏃
石錘
環状石斧
スクレイパー
縄文土器
特記事項
種別
集落
官衙
時代
奈良
主な遺構
主な遺物
須恵器
緑釉陶器
神功開寶
特記事項
種別
集落
時代
平安
鎌倉
主な遺構
掘立柱建物
井戸
主な遺物
土師器
須恵器
瓦器
輸入陶磁器
石鍋
宋銭
呪符木簡
絵画木板
田下駄
下駄
特記事項
要約 [関津遺跡 要約]
関津遺跡南半部、田上山系山裾の微高地上から瀬田川沿いに近い低湿地までを横断する形で計画された国道422号の路線域で実施した発掘調査成果である。微高地上では縄文時代後期から晩期、平安時代末から鎌倉時代にかけての遺物を伴う数条の旧河道や、鎌倉時代の掘立柱建物・井戸・墓などを検出した。鎌倉時代の建物群は調査区周辺に残存している南北地割に近似した方位を指向しており、田上平地の広域に認められる方格地割とは異なる在り方を示している。南北地割は今回の調査域の北側の範囲において検出した奈良時代後半の大型直線道路の両側に形成された地割であり、当該域では鎌倉時代に至ってもその規格性が継承されていたことがうかがえる。ただし、奈良時代の官衙的な建物群の広がりは当該域まで及んでいなかったものと見られる。また、微高地上を開析する旧流路からは比較的多くの縄文時代後期から晩期頃の石器が出土し、近接して醜悪域が存在していたことがうかがえる。さらに、その基盤である縄文時代以前の堆積層からの旧石器時代角錐状石器の出土は、県内でも稀少な例として注目される。また、旧河道や微高地周縁の低湿地出土の中世の犂や下駄・呪符木簡・絵画木板などの多彩な木器は中世の農業生産や日常生活、精神文化の実像を示す良好な資料である。 

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