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斎宮跡発掘調査報告

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/131132
DOI 二次元コード
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.131132
引用表記 斎宮歴史博物館 2023 『斎宮跡発掘調査報告』斎宮歴史博物館
斎宮歴史博物館 2023 『斎宮跡発掘調査報告』
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書名 斎宮跡発掘調査報告
発行(管理)機関 三重県立斎宮歴史博物館 - 三重県
有償頒布・配布ページ http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/saiku/50447036237.htm
※ 有償頒布・配布していない場合もあります
書名かな さいくうあとはっくつちょうさほうこく
副書名 飛鳥時代の斎宮中枢域の調査
巻次 5
シリーズ名
シリーズ番号
編著者名
編集機関
斎宮歴史博物館
発行機関
斎宮歴史博物館
発行年月日 20230330
作成機関ID 24442
郵便番号 5150325
電話番号 0596523800
住所 三重県多気郡明和町竹川503
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 斎宮跡
遺跡名かな さいくうあと
本内順位
遺跡所在地 三重県多気郡明和町斎宮ほか
所在地ふりがな みえけんたきぐんめいわちょうさいくうほか
市町村コード 24442
遺跡番号 210
北緯(日本測地系)度分秒 343155
東経(日本測地系)度分秒 1363616
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 34.5352 136.6016
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20161217-20221212
調査面積(㎡)
1845.6
調査原因 学術調査
遺跡概要
種別
官衙
時代
飛鳥白鳳
奈良
主な遺構
掘立柱塀
掘立柱建物
竪穴建物
土坑
主な遺物
土師器
須恵器
陶硯
土製品
石製品
金属製品
鉄滓
特記事項
要約  史跡西部の段丘西縁部に造営された飛鳥時代の斎宮中枢域を総括した正報告書となる。
 7世紀後半から8世紀初頭の掘立柱塀で構成される方形区画を確認し、約33°東偏する「斜方位区画」の特徴が明確となった。掘立柱塀で遮蔽された内部空間には、中心建物(正殿)と外周建物(東西各3堂)がロ字型の建物配置をとり、方形区画西隣には複数の倉庫が配列する「倉院」の存在が明らかとなった。
 掘立柱塀による囲繞を企図して、内部空間の拡張と正殿・東第一堂以外の建替えを伴う2段階の遺構の変遷が認められる。これらを飛鳥斎宮Ⅰ期・Ⅱ期と呼称し、Ⅰ期は7世紀後半、Ⅱ期は7世紀末~8世紀初頭に比定した。このような重要施設を「飛鳥時代の斎宮中枢域」と呼び、斎王宮殿域(斎王の居所および執務・儀礼空間)の可能性を想定した。
 飛鳥斎宮Ⅰ期は東西長約38.2m、Ⅱ期は約40.8m、南北長はⅠ・Ⅱ期ともに方形区画の西辺で約57.8m、東辺で約59.0m、正殿の中軸線で約58.4mを測る。造営尺を唐尺で換算すると、Ⅰ期は東西130尺、 Ⅱ期は東西140尺、南北西辺198尺、南北東辺202尺、正殿の中軸線で200尺と措定した。
 飛鳥時代の斎宮中枢域やその周辺域をめぐる歴史的意義について考察した。伊勢神郡・神宮・斎宮の成立、皇大神宮(内宮)との親縁性、斎王宮殿域を中心とした空間構造をめぐる官衙的区域・官人層居住区域の重層的な配置の推定を行った。

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