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史跡福島関跡第4次発掘調査報告書

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/142274
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.142274
引用表記 木曽町教育委員会 2025 『史跡福島関跡第4次発掘調査報告書』木曽町
木曽町教育委員会 2025 『史跡福島関跡第4次発掘調査報告書』
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書名 史跡福島関跡第4次発掘調査報告書
発行(管理)機関 木曽町 - 長野県
書名かな しせきふくしまのせきあとだい4じはっくつちょうさほうこくしょ
副書名
巻次
シリーズ名
シリーズ番号
編著者名
編集機関
木曽町教育委員会
発行機関
木曽町
発行年月日 20250325
作成機関ID 204323
郵便番号 3978588
電話番号 0264232070
住所 長野県木曽郡木曽町福島2326番地6
報告書種別
史跡-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 福島関跡
遺跡名かな ふくしまのせきあと
本内順位
遺跡所在地 長野県木曽郡木曽町福島関町5025ほか
所在地ふりがな ながのけんきそぐんきそまちふくしませきまち5025ほか
市町村コード 204323
遺跡番号 107
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 355103.14
東経(世界測地系)度分秒 1374209.91
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.850872 137.702752
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20240516-20241206
調査面積(㎡)
18.3
調査原因 学術目的調査
遺跡概要
種別
交通
時代
江戸
主な遺構
中山道路面
主な遺物
特記事項
要約 福島関跡の推定東門跡付近及び、推定番所跡東側の東門から山側へ延びていたとみられる木柵が想定される付近にトレンチを計三カ所設定し掘削を行なった。結果、最も山側に設定した第1トレンチでは東側で標高776.0m前後で地山のローム層がみられ、この地点では江戸期の福島関所が機能していた当時においてもこの高さか、それ以上の高さであったと考えられた。第2トレンチでは西側に地山面の775.6m付近までの落ち込みがみられ、南北に拡張したところコンクリート片を含む礫が詰まった昭和期の溝が検出された。この溝は拡張区北側においてローム質の土を貼ったような堆積を切る形で入っていた。この昭和期の溝が入る前の落ち込み内の堆積が溝の西側にみられ、地山面の落ち込み自体は昭和期の溝以前からあったことが推測された。このほか、昭和期の溝が入る前のものとみられる別の溝(或いは土坑)が昭和期の溝の東側に地山ローム層を切る形でみられた。これにより地山の落ち込みが東側のみでなく北側にもあることが推測され、関所の絵図にみられる木柵のクランク部分に関連する可能性が考えられたが、このトレンチ内では昭和期以前の堆積で時期を推測できるものはなかった。第3トレンチでは、中央部分において第3次調査で確認された推定中山道路面とそれに伴う「礫A」を再確認した。また、この中山道路面に続くとみられる面をトレンチ北側においても確認した。第3トレンチ南側では推定中山道路面よりも一段高い位置にやや硬い面が検出され、番所面である可能性が考えられた。第3トレンチ北側の推定中山道路面では、その上面に錆鉄片を多く含む薄い層がみられ、明治期の層であることが想定されたため炭化物を採取し、炭素年代測定を行なったところ、それに近い年代を示した。そのため、その下の推定中山道路面が江戸期の面である可能性は高いと考えられた。また、第3トレンチ南側の推定番所面においても炭化物がまばらにみられたため、採取して年代測定を行なったところ、最も確率が高い暦年代範囲は江戸期の年代であった。このため、推定番所面においても江戸期の面である可能性は高いと考えられた。

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