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佐久市 周防畑遺跡群

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/351
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.351
引用表記 財団法人長野県文化振興事業団長野県埋蔵文化財センター 2014 『長野県埋蔵文化財センター発掘調査報告書105:佐久市 周防畑遺跡群』国土交通省関東地方整備局他
財団法人長野県文化振興事業団長野県埋蔵文化財センター 2014 『佐久市 周防畑遺跡群』長野県埋蔵文化財センター発掘調査報告書105
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書名 佐久市 周防畑遺跡群
発行(管理)機関 (一財)長野県文化振興事業団長野県埋蔵文化財センター - 長野県
書名かな さくし すぼうばたいせきぐん
副書名 中部横断自動車道建設に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書3 ー佐久市内3-
巻次
シリーズ名 長野県埋蔵文化財センター発掘調査報告書
シリーズ番号 105
編著者名
編集機関
財団法人長野県文化振興事業団長野県埋蔵文化財センター
発行機関
国土交通省関東地方整備局
一般財団法人長野県文化振興事業団長野県埋蔵文化財センター
発行年月日 20140314
作成機関ID 20000
郵便番号 388-8077
電話番号 026-293-5926
住所 長野県長野市篠ノ井布施高田963-4
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
タイトル 須恵器獣脚風字硯について
英語タイトル
著者
上田 真
ページ範囲 284 - 288
NAID
都道府県 長野県
時代
文化財種別
史跡・遺跡種別
遺物(材質分類) 土製品(瓦含む)
学問種別 考古学
テーマ
他の電子リソース
引用表記
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wikipedia 出典テンプレート : {{Citation|first=真|last=上田|contribution=須恵器獣脚風字硯について|title=佐久市 周防畑遺跡群|date=2014-03-14|url=https://sitereports.nabunken.go.jp/351|location=長野県長野市篠ノ井布施高田963-4|ncid=BB15467398|ncid=AN10279240|doi=10.24484/sitereports.351|series=長野県埋蔵文化財センター発掘調査報告書|volume=105}} 閉じる
抄録(内容要約)
所収遺跡
遺跡名 周防畑遺跡群
遺跡名かな すぼうばたいせきぐん
本内順位
遺跡所在地 長野県佐久市大字長土呂字大豆田1705
所在地ふりがな ながのけんさくしながとろあざだいずだ
市町村コード 20217
遺跡番号 7
北緯(日本測地系)度分秒 361649
東経(日本測地系)度分秒 1382726
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 36.2834 138.4541
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20060424-20061219
20070416-20070709
20090914-20091221
調査面積(㎡)
43250
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
主な遺構
陥し穴
主な遺物
土器
特記事項
種別
集落
時代
弥生
主な遺構
竪穴住居跡64
円形周溝墓
方形周溝墓18
土坑墓5
土器棺墓4
主な遺物
土器
打製石斧
磨製石斧
磨製石鏃
勾玉
管玉
ガラス小玉
銅釧
特記事項 土坑墓から三連銅釧出土。円形周溝墓の周溝の縁からヒスイ製勾玉出土。土器棺墓の中から管玉6とガラス小玉23が出土。
種別
集落
時代
古代(細分不明)
主な遺構
竪穴住居跡41
掘立林建物跡13
主な遺物
土師器
須恵器
黒色土器
灰釉陶器
緑釉陶器
青磁
砥石
刀子
鉄製紡錘車
銭貨
墨書土器
風字硯
軒丸瓦
特記事項 奈良時代の竪穴住居跡から須恵器短頸壺や土師器鉄鉢形土器、平安時代の土坑から墨書されたものを含む灰釉陶器がまとまって出土。遺構外で須恵器獣脚風字硯や川原寺式軒丸瓦が出土。
要約 浅間山麓の佐久平北部では、厚く堆積した軽石流により形成された台地を河川が浸食して深い谷となった「田切り地形」と呼ばれる独特の地形を形成する。本書掲載の周防畑遺跡群はこうした田切の一つである濁川の田切谷に面した台地が途切れた先の緩傾斜地に立地する。周防畑遺跡群では、弥生時代の集落と墓跡、奈良~平安時代の集落を検出した。弥生時代中期の集落は小規模で、竪穴住居跡3件が南部の5区で検出している。弥生時代後期になると、5区の集落が拡大し、新たに北部の2・3区にも集落が形成されるとともに、5区の集落の南西部に隣接して墓域が形成される。この墓域内の円形周溝墓の周溝縁から国内最大級のヒスイ製勾玉、土坑墓の一つから三連の銅釧が出土し、2区の土器棺墓からは滑石製管玉6個とガラス小玉23個が出土している。古代の集落は北部の2・3区にみられる。薬壺と思われる須恵器短頸壺や土師器鉄鉢形土器が竪穴住居跡から出土し、遺構外では須恵器獣脚風字硯や川原寺式軒丸瓦が出土するが、これ以外に硯と帯金具や皇朝十二銭の出土はなく、灰釉陶器や墨書土器の出土も少ない。近辺にあったと考えられる佐久郡衙に関連するとしても下のクラス、郡雑人等の集落と思われる。その中で、10世紀後半に成立した2区北部の掘立柱建物群の地区では、墨書を含む灰釉陶器と灯明具を多数使用する祭祀を行っており、有力者の屋敷地と思われる。

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