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七尾市 大泊A遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/90966
引用表記 公益財団法人石川県埋蔵文化財センター 2021 『一般国道470号能越自動車道七尾氷見道路建設に係る埋蔵文化財発掘調査報告書:七尾市 大泊A遺跡』石川県教育委員会他
公益財団法人石川県埋蔵文化財センター 2021 『七尾市 大泊A遺跡』一般国道470号能越自動車道七尾氷見道路建設に係る埋蔵文化財発掘調査報告書
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ファイル
書名 七尾市 大泊A遺跡
発行(管理)機関 (公財)石川県埋蔵文化財センター - 石川県
書名かな ななおし おおとまりAいせき
副書名
巻次
シリーズ名 一般国道470号能越自動車道七尾氷見道路建設に係る埋蔵文化財発掘調査報告書
シリーズ番号
編著者名
編集機関
公益財団法人石川県埋蔵文化財センター
発行機関
石川県教育委員会
公益財団法人石川県埋蔵文化財センター
発行年月日 20210322
作成機関ID 17201
郵便番号 9201336
電話番号 0762294477
住所 石川県金沢市中戸町18-1
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 大泊A遺跡
遺跡名かな おおとまりAいせき
本内順位
遺跡所在地 石川県七尾市大泊町地内
所在地ふりがな いしかわけんななおしおおとまりまちちない
市町村コード 17202
遺跡番号 201600
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 365816
東経(世界測地系)度分秒 1370312
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 36.971111 137.053333
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20081016-20090213
20090416-20091106
20100927-20101129
調査面積(㎡)
1300
3350
1100
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
主な遺構
土坑
主な遺物
縄文土器
石器
特記事項
種別
集落
時代
弥生
主な遺構
土坑墓
土坑
主な遺物
弥生土器
特記事項
種別
集落
製塩
時代
古墳
主な遺構
竪穴建物
土坑
主な遺物
土師器
須恵器
製塩土器
木製品
特記事項 竪穴建物とカマドから棒状尖底の製塩土器が出土
種別
集落
製塩
時代
奈良
平安
主な遺構
掘立柱建物
製塩炉
土坑
河道
主な遺物
土師器
須恵器
製塩土器
木製品
特記事項 珪藻土や円礫を用いた石敷製塩炉を確認
種別
集落
時代
鎌倉
室町
主な遺構
掘立柱建物
井戸
主な遺物
土師器
珠洲焼
白磁
木製品
特記事項 珪藻土や円礫を用いた石敷製塩炉を確認
要約 ・ 縄文時代:後期前葉を主に、中期中葉~晩期の土器・石器が出土した。顕著な遺構は後期前葉の土坑1 基のみで、縄文集落の主体は、J区とその南側の丘陵斜面に分布することが推定された。
・ 弥生時代:G区において土坑や溝が検出され、遺存度の良い土器が出土した。
・ 古墳時代:海岸部の調査区で後期の竪穴建物を検出し、その内部やカマドから棒状尖底製塩土器が多量に出土した。遺物包含層からは倒盃形脚台付製塩土器が少量出土した。当地において古墳時代後半から土器製塩が行われていたことを確認した。
・ 古代~中世:海岸部の調査区で製塩に用いられたとみられる多数の被熱土坑群や遺物包含層を確認した。製塩土器は棒状尖底が主体であるが、主に8 世紀末~ 9 世紀にはC区の正方形の製塩炉などで平底・支脚と併用していた製塩活動のようすがうかがわれた。
また、C区では古代末~中世初頭とみられる珪藻土や円礫の炉石を用いた石敷製塩炉を確認し、鉄釜による藻塩焼製塩が行われていた可能性も想定する。J区では総柱掘立柱建物2 棟を確認した。周辺での土器出土状況より時代を平安時代中期頃と推定したが、一帯は削平を被り、中世の所産の可能性もある。

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