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上行寺裏遺跡(瀬戸14番地やぐら群)

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/25413
引用表記 かながわ考古学財団 2009 『かながわ考古学財団調査報告241:上行寺裏遺跡(瀬戸14番地やぐら群)』かながわ考古学財団
かながわ考古学財団 2009 『上行寺裏遺跡(瀬戸14番地やぐら群)』かながわ考古学財団調査報告241
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ファイル
書名 上行寺裏遺跡(瀬戸14番地やぐら群)
発行(管理)機関 (公財)かながわ考古学財団 - 神奈川県
書名かな じょうぎょうじ うら いせき せと 14ばんち やぐらぐん
副書名 平成19・20年度金沢八景南地区急傾斜地崩壊対策工事に伴う発掘調査
巻次 3
シリーズ名 かながわ考古学財団調査報告
シリーズ番号 241
編著者名
編集機関
かながわ考古学財団
発行機関
かながわ考古学財団
発行年月日 20090315
作成機関ID
郵便番号 232-0033
電話番号 045-252-8689
住所 神奈川県横浜市南区中村町3丁目191番地1
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 上行寺裏遺跡(瀬戸14番地やぐら群)
遺跡名かな じょうぎょうじうらいせき
本内順位
遺跡所在地 神奈川県横浜市金沢区瀬戸4249-1,32,34,55
所在地ふりがな かながわけんよこはましかなざわくせと4249-1,32,34,55
市町村コード 14108
遺跡番号 40
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 351949.8
東経(世界測地系)度分秒 1393707.5
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.3305 139.61875
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20070417-20070815
20080417-20080526
調査面積(㎡)
179.6
調査原因 平成19・20年度金沢八景南地区急傾斜地崩壊対策工事に伴う発掘調査
遺跡概要
種別
時代
中世(細分不明)
近世(細分不明)
主な遺構
やぐら8
石段2
小穴5
石垣1
貝層1
貝ブロック2
横井戸1
主な遺物
陶磁器
かわらけ
石製品
金属製品
銭貨
獣骨
特記事項 10号・11号やぐら前面平場で石段、小穴、石垣等が検出。17号やぐらでは副室が2基発見された。

遺跡名かな:じょうぎょうじうらいせきせと14ばんちやぐらぐん
種別
時代
縄文
古墳
主な遺構
溝1
主な遺物
縄文土器
石器
弥生土器
土師器等
特記事項 安行3C武土器と大洞BC武土器の共伴。
要約 [上行寺裏遺跡(瀬戸14番地やぐら群) 要約]
上行寺裏遺跡は金沢八景の西に位置する丘陵一帯を範囲とする。瀬戸14番地やぐら群は上行寺裏遺跡の丘陵にあるオヤシキ谷戸に展開するやぐら群である。オヤシキ谷戸には中世に臨済宗寺院能仁寺があったという伝承があり、近世に金沢藩の陣屋が構えられた。本報告は平成19・20年度に実施した発掘調査の報告で、平成19年度には10号〜16号やぐらと石段、小穴、石垣、貝層、貝ブロック、平成20年度には17号やぐらと横井戸の調査を実施した。石段、小穴、石垣は古絵図の書き入れとの照合から、近世以降の陣屋内の神社関連施設であった可能性がある。貝層からは専業的に処理したろう痕跡が確認されたマガキ等が発見された。10号やぐらは屋根や梁と思われる痕跡から神社建物の関連施設であったと想定され、11号やぐらの入口部に竪坑をもつことから地下式坑に類似したやぐらと考えられた。12号やぐらは玄室・羨道の区別できる玄室平面形が横長長方形のやぐらで、14号やぐらは玄室平面形が竪長長方形のやぐらであることが確認された。13号やぐらは後世の改変が著しいやぐらであった。15号やぐらでは石切跡、16号やぐらでは建物址等が発見されている。17号やぐらでは副室2基が発見され、造営当初以降、副室2基を含む5つの階段的な改変が区別される過程が明らかにされた。横井戸は廃絶時期について近代以降であることが出土した廃棄物から想定された。遺物では能仁寺関連遺物としての中世の鬼瓦、金沢藩陣屋関連遺物としての「織部」や「初期伊万里」等の近世陶磁器の他、縄文後期からの晩期の土器等かが今回新たに本やぐら群の調査で発見されたことか、注目される。 

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