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津久井城跡馬込地区

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/25507
引用表記 かながわ考古学財団 2010 『かながわ考古学財団調査報告249:津久井城跡馬込地区』かながわ考古学財団
かながわ考古学財団 2010 『津久井城跡馬込地区』かながわ考古学財団調査報告249
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ファイル
書名 津久井城跡馬込地区
発行(管理)機関 (公財)かながわ考古学財団 - 神奈川県
書名かな つくいじょう あと まごめちく
副書名 津久井広域道路建設事業に伴う発掘調査
巻次
シリーズ名 かながわ考古学財団調査報告
シリーズ番号 249
編著者名
編集機関
かながわ考古学財団
発行機関
かながわ考古学財団
発行年月日 20100222
作成機関ID
郵便番号 232-0033
電話番号 045-252-8689
住所 神奈川県横浜市南区中村町3丁目191番地1
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 津久井城跡馬込地区
遺跡名かな つくいじょうあと
本内順位
遺跡所在地 神奈川県相模原市小倉字馬込135-1、127-2他
所在地ふりがな かながわけんさがみはらしおぐらあざまごめ135-1、127-2ほか
市町村コード 14209
遺跡番号 8
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 353455.6
東経(世界測地系)度分秒 1391724.8
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.582111 139.290222
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20060201-20071015
20090501-20090615
調査面積(㎡)
15768
調査原因 津久井広域道路建設事業に伴う発掘調査
遺跡概要
種別
集落
古墳
散布地
時代
近世(細分不明)
主な遺構
石垣1
近世配石7
掘立柱建物址6
ピット
井戸1
方形石組遺構1
竪穴状遺構4
ムロ状遺構2
墓壙1
土坑424
畝状遺構15
溝状遺構29
炭窯5
主な遺物
かわらけ
陶磁器
土製品
金属製品
銭貨
石製品
特記事項 江戸時代初めより、大規模な土地造成の跡が確認された。
種別
集落
古墳
散布地
時代
古墳
中世(細分不明)
主な遺構
堀1
曲輪1
道状遺構5
地下式坑7
主な遺物
陶磁器
土製品
銭貨
特記事項 土塁状の高まりと曲輪と大規模な堀が発見された。
種別
集落
時代
平安
主な遺構
円形土坑15
主な遺物
土師器
須恵器
特記事項 陥穴状土坑より有孔磨製石鏃出土。
種別
集落
古墳
散布地
時代
弥生
主な遺構
土坑9
ピット
主な遺物
弥生土器
石器
特記事項 131基に及ぶ陥穴状土坑。
種別
集落
古墳
散布地
時代
縄文
主な遺構
土坑131
配石1
集石8
主な遺物
縄文土器
石器
特記事項 B4相当層より環状ブロック群を県内で初めて発見した。
種別
集落
古墳
散布地
時代
旧石器
古墳
主な遺構
文化層7
主な遺物
ナイフ形石器
台形様石器
局部磨製石斧
特記事項
要約 [津久井城跡馬込地区 要約]
旧石器時代では、7枚の文化層が発見され、もっとも古い第6文化層では、県内でも最古級の石器が環状ブロック群と呼ばれる分布状況を呈して出土した。縄文時代では、131基の陥穴状土坑が広範囲に発見され狩り場としての土地利用が想定される。弥生時代も縄文時代同様陥穴状土坑が発見され狩り場として利用されていたことが窺える。古墳時代には一端途切れるものの平安時代には土地利用の痕跡がみられる。中世戦国期には、津久井城に関連すると考えられる、大規模な堀や土塁を伴う曲輪などが築かれており、東端の防衛拠点であった可能性が考えられる。江戸時代には数回に亘り大規模な土地造成が行われており、その後本遺跡は現代にかけて宅地や耕作地として連綿と利用され続けている。 

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