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下野田遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/122051
引用表記 公益財団法人東京都スポーツ文化事業団東京都埋蔵文化財センター 2022 『東京都埋蔵文化財センター調査報告370:下野田遺跡』公益財団法人東京都スポーツ文化事業団東京都埋蔵文化財センター
公益財団法人東京都スポーツ文化事業団東京都埋蔵文化財センター 2022 『下野田遺跡』東京都埋蔵文化財センター調査報告370
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ファイル
書名 下野田遺跡
発行(管理)機関 (公財)東京都教育支援機構東京都埋蔵文化財センター - 東京都
書名かな しものだいせき
副書名 東京外かく環状道路(世田谷区喜多見六丁目地区)建設事業に伴う調査
巻次
シリーズ名 東京都埋蔵文化財センター調査報告
シリーズ番号 370
編著者名
編集機関
公益財団法人東京都スポーツ文化事業団東京都埋蔵文化財センター
発行機関
公益財団法人東京都スポーツ文化事業団東京都埋蔵文化財センター
発行年月日 20220331
作成機関ID 13224
郵便番号 2060033
電話番号 0423748044
住所 東京都多摩市落合一丁目14 番2
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 下野田遺跡
遺跡名かな しものだいせき
本内順位
遺跡所在地 東京都世田谷区喜多見六・七丁目地内
所在地ふりがな とうきょうとせたがやくきたみろく・ななちょうめちない
市町村コード 13112
遺跡番号 247
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 353751
東経(世界測地系)度分秒 1393604
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.630833 139.601111
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20150716-20161209
20180612-20201030
調査面積(㎡)
15693
調査原因 東京外かく環状道路建設
遺跡概要
種別
集落
散布地
時代
旧石器
主な遺構
遺物集中区1箇所
主な遺物
石器(スクレイパー、敲石、石核、加工痕のある剥片、剥片)
特記事項
種別
集落
散布地
時代
縄文
主な遺構
陥穴1基
集石5基
土坑1基
主な遺物
土器(早期~晩期)
特記事項 本ノ木型の石槍が包含層から出土した。
種別
集落
散布地
時代
古墳
古代(細分不明)
主な遺構
竪穴住居跡57軒
竪穴状遺構3基
掘立柱建物跡2軒
溝2条
土坑12基
ピット598基
遺物集中
主な遺物
須恵器
土師器
土師質土器
鉄鎌
鉄鏃
銭貨(元豊通宝)
勾玉
臼玉
石製模造品
紡錘車
管状土錘
特記事項 古墳時代前期から古代までの集落が確認された。石製模造品を伴う住居も検出した。
種別
集落
散布地
時代
中世(細分不明)
近世(細分不明)
主な遺構
溝15条
井戸9基
集石1基
集石土坑2基
土坑18基
ピット44基
主な遺物
灰釉陶器
陶器
土師質土器
管状土錘
砥石
板碑破片
羽釜
火打ち金
鉄滓
特記事項 上幅が2mを超える中近世の溝が複数検出された。区画溝であった可能性がある。
要約 旧石器時代:遺物集中区が1 箇所発見され立川ローム層のⅤ~Ⅵ層を中心に剥片、石核、敲石ほかが出土した。出土した石器やその様相からⅣ層下部相当の石器の可能性もある。縄文時代:早期の陥穴、中期前後の集石が検出された。本ノ木型石槍をはじめとした草創期から晩期までの狩猟具が出土し、狩猟の場として利用されていたと想定される。早期(撚糸文系)から晩期(安行3d 式)までの土器片が出土した。古墳時代~古代:竪穴住居跡 57 軒、竪穴状遺構 3基、掘立柱建物跡 2軒が検出され、立川段丘面微高地上での集落の変遷が明らかになった。古墳時代中期のG 区1 号住居跡からは勾玉や剣形石製模造品が出土している。長方形で大型のE 区13 号住居跡からは良好な土器の一括資料が出土した。H 区1号住居跡からは鉄鎌が出土した。中近世:規模の大きな溝が部分的に調査区内で確認され、推定線でつなぐと内側が160 mを超える区画を形成していた可能性がある。張り出し部を伴う溝も検出された。建物礎石に転用された可能性のある石臼や廃棄された板碑破片が見つかっている。少量発見されている陶器等の遺物は、中世後半から近世初頭のものであり、この頃に本遺跡から南西500m の位置に移入し居を構えたとされる喜多見氏との関りも考えられる。

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