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上ホシ遺跡(1)

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/99901
引用表記 四門 2020 『上ホシ遺跡(1)』船橋市遺跡調査会
四門 2020 『上ホシ遺跡(1)』
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ファイル
書名 上ホシ遺跡(1)
発行(管理)機関 船橋市 - 千葉県
書名かな じょうほしいせき1
副書名
巻次
シリーズ名
シリーズ番号
編著者名
編集機関
四門
発行機関
船橋市遺跡調査会
発行年月日 20200331
作成機関ID
郵便番号 1910024
電話番号 0425890151
住所 東京都日野市万願寺3-51-9
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 上ホシ遺跡(1)
遺跡名かな じょうほしいせきいち
本内順位 1
遺跡所在地 千葉県船橋市飯山満町2丁目
所在地ふりがな ちばけんふなばししはさまちょう2ちょうめ
市町村コード 12204
遺跡番号 038-1
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 354223
東経(世界測地系)度分秒 1400107
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.706388 140.018611
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
19890321-19891205
調査面積(㎡)
5973.5
調査原因 集合住宅建設
遺跡概要
種別
集落
時代
旧石器
縄文
近世(細分不明)
主な遺構
縄文時代竪穴建物跡17軒
縄文時代土坑190基
縄文時代ピット1793基
縄文時代屋外炉4基
主な遺物
旧石器時代石器
縄文土器
縄文時代土製品
縄文時代石器
縄文時代貝
近世以降陶器
近世以降炻器
近世以降土器
近世以降土製品
近世以降瓦
近世以降磁器
特記事項 旧石器時代:Ⅲ層下部~Ⅳ層上部にて遺物集中部を1箇所確認。縄文時代:阿玉台式期(14軒)と加曾利E式期(3軒)の竪穴住居跡を確認。加曾利E式期と称名寺式期の遺構3基から貝層を確認。
要約 上ホシ遺跡(1)調査地点では縄文時代中期前半と中期後半の集落を確認した。このうち阿玉台式期では、竪穴住居跡14軒が調査区東側を中心に南北に並び、多くの土坑・ピットが検出された。出土土器は阿玉台式Ⅰb式期が主体であり、前後の時期が少ないことから、短期間に営まれた集落と考えられる。阿玉台式土器の胎土分析では、花崗岩と在地の地質原料の混和が推定される試料が検出され、脂質分析では海棲動物や植物の煮炊きが行われていたことが示された。加曾利E式期~称名寺式期では、加曾利E3式期の竪穴住居跡3軒の他に、袋状の土坑が確認され、これらの一部からは貝層が検出された。貝の自然科学分析では、主体貝種が変化する様相や採取季節・年代について明らかとなった。石器は黒曜石が主体であり、石器製作残滓と考えらえる剥片などが多く、石器製作が行われていた可能性が高い。黒曜石の産地分析では、竪穴住居跡出土資料において、阿玉台Ⅰb式期と加曾利E3式期の両者で神津島産が主体を占める結果であった。加曾利E3式期以降も神津島産が継続する様相については、今後の更なる検討が指摘された。以上のように、阿玉台式期と加曾利E式~称名寺式期の2時期に集落は営まれており、特に阿玉台式期の集落は船橋市域において事例が少ないことから集目される資料である。

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