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千葉県佐倉市井野長割遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/25057
引用表記 印旛郡市文化財センタ− 2010 『印旛郡市文化財センター発掘調査報告書287:千葉県佐倉市井野長割遺跡』印旛郡市文化財センタ−
印旛郡市文化財センタ− 2010 『千葉県佐倉市井野長割遺跡』印旛郡市文化財センター発掘調査報告書287
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ファイル
書名 千葉県佐倉市井野長割遺跡
発行(管理)機関 (公財)印旛郡市文化財センター - 千葉県
書名かな ちばけんさくらしいのながわりいせき
副書名 第17次調査報告書・総括報告書
巻次
シリーズ名 印旛郡市文化財センター発掘調査報告書
シリーズ番号 287
編著者名
編集機関
印旛郡市文化財センタ−
発行機関
印旛郡市文化財センタ−
発行年月日 20100326
作成機関ID
郵便番号 285-0025
電話番号 043-484-0126
住所 千葉県佐倉市鏑木町198番地の3
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 井野長割遺跡(第17次)
遺跡名かな いのながわりいせき
本内順位
遺跡所在地 千葉県佐倉市字長割830番地1ほか
所在地ふりがな ちばけんさくらしあざながわり830ばんち1ほか
市町村コード 122122
遺跡番号 02-233
北緯(日本測地系)度分秒 354348
東経(日本測地系)度分秒 1400845
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.7332 140.1426
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20080818-20080828
調査面積(㎡)
92
調査原因 遺跡内容確認による
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
主な遺構
剥片集中区1箇所
土器集中区1箇所
主な遺物
縄文土器(中・後・晩期)
剥片
石核(チャート・黒曜石)
特記事項 後・晩期の土器とともに剥片集中区を検出し、遺跡範囲の西側の限界を確認した。
遺跡名 井野長割遺跡(第1次〜17次)
遺跡名かな いのながわりいせき
本内順位
遺跡所在地 千葉県佐倉市字長割830番地1ほか
所在地ふりがな ちばけんさくらしあざながわり830ばんち1ほか
市町村コード 122122
遺跡番号 02-102(4次)他
北緯(日本測地系)度分秒 354348
東経(日本測地系)度分秒 1400845
北緯(世界測地系)度分秒
東経(世界測地系)度分秒
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 35.7332 140.1426
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
19700716-20080828
調査面積(㎡)
7,371.8
調査原因 学校造成、土地区画整理、遺跡内容確認による
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
主な遺構
竪穴住居跡
柱穴群
掘立柱建物跡
土坑
炉跡
焼土跡
貝塚
埋甕
道状遺構
盛土
主な遺物
縄文土器(中・後・晩期)
土製品(土偶・耳飾・垂飾・土版・有孔球状土製品
蓋形土製品・ミニチュア・動物形土製品・土製円盤・有孔円盤)
石器(剥片・石核・石鏃・石匙・石錐・打製石斧・敲石・磨石・砥石・石皿・凹石・軽石製品・石錐・石棒・石剣・石冠・独鈷石・垂飾)
特記事項 後・晩期の盛土が良好な状態で残存している。道状遺構に規制されたかのような遺構の分布状況から、計画的な集落景観を推定することができる。
要約 [井野長割遺跡(第17次) 要約]
遺構は検出されなかったものの、土器や剥片の出土により遺跡範囲の西側の限界を確認した。チャートを主体とする剥片集中区は石器製作に伴って生じた剥片を廃棄した場所と考えられ、さらに広がるものと推測される。今次調査の範囲では残核は出土したものの、石鏃、その他の器種の製作や未製作、加工具類は出土しなかった。
[井野長割遺跡(第1次〜17次) 要約]
マウンドと道状遺構を中心とする縄文時代後・晩期の計画的な集落形態を捉えることができる。マウンドは窪地を囲んで環状に複数単位がまとまって巡るほか、窪地にも存在する。マウンドは、おおむね後期末葉から晩期にかけて形成されたものと考えられる。マウンドの一部調査により、二次堆積ロームによる盛土が形成されていることが確認された。二次堆積ロームは斜面にも堆積しており、埋め立てを含む人為的な排土がなされたと考えられる。これまでの調査により中期末葉から晩期前半までの遺構が検出され、マウンドと斜面を中心に大量の遺物が出土した。特筆すべき遺構としては、後期(加曽利B式期)の大型住居跡から2個セットの異形台付土器が出土したほか、床面から炭化した敷き物や炭化柱が検出された。大型住居跡は、晩期(前浦式期)のものも存在する。集落の外縁からは、径2.8m、深さ3.5m以上の大型土坑があり、枠状の炭化材や晩期(安行3b式期)の土器がまとまって出土した。遺物には東北地方(大洞諸型式)や関西地方(橿原式)の影響を受けたものや搬入品が認められる。

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