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谷津入窯跡群・カスガ入窯跡群・西山窯跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/130316
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.130316
引用表記 とちぎ未来づくり財団埋蔵文化財センター 2022 『栃木県埋蔵文化財調査報告407:谷津入窯跡群・カスガ入窯跡群・西山窯跡 』栃木県教育委員会他
とちぎ未来づくり財団埋蔵文化財センター 2022 『谷津入窯跡群・カスガ入窯跡群・西山窯跡 』栃木県埋蔵文化財調査報告407
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書名 谷津入窯跡群・カスガ入窯跡群・西山窯跡
発行(管理)機関 (公財)とちぎ未来づくり財団埋蔵文化財センター - 栃木県
書名かな やついり かまあとぐん・かすがいり かま あとぐん・にしやま かまあと
副書名 重要遺跡等現況範囲確認調査
巻次
シリーズ名 栃木県埋蔵文化財調査報告
シリーズ番号 407
編著者名
編集機関
とちぎ未来づくり財団埋蔵文化財センター
発行機関
栃木県教育委員会
とちぎ未来づくり財団
発行年月日 20220131
作成機関ID 09000
郵便番号 329-0418
電話番号 0285448441
住所 栃木県下野市紫474
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 谷津入窯跡群
遺跡名かな やづいりかまあとぐん
本内順位
遺跡所在地 栃木県益子町本沼・長堤
所在地ふりがな とちぎけんましこまちもとぬま・ながつつみ
市町村コード 09343
遺跡番号 6093
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 362436
東経(世界測地系)度分秒 1400413
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 36.41 140.070277
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20200226-20200330
調査面積(㎡)
1345
調査原因 現況範囲確認調査
遺跡概要
種別
時代
古代(細分不明)
主な遺構
須恵器窯跡
灰原
主な遺物
須恵器
特記事項 古代の須恵器焼成窯
遺跡名 カスガ入窯跡群
遺跡名かな かすがいりかまあとぐん
本内順位
遺跡所在地 栃木県益子町本沼・長堤
所在地ふりがな とちぎけんましこまちもとぬま・ながつつみ
市町村コード 09343
遺跡番号 6097
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 362429
東経(世界測地系)度分秒 1400415
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 36.408055 140.070833
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20210125-20210225
調査面積(㎡)
1345
調査原因 現況範囲確認調査
遺跡概要
種別
時代
古代(細分不明)
主な遺構
須恵器窯
瓦窯
灰原
溝跡
土坑
主な遺物
須恵器
特記事項 古代の須恵器・瓦焼成窯
遺跡名 西山窯跡
遺跡名かな にしやまかまあと
本内順位
遺跡所在地 栃木県益子町本沼・長堤
所在地ふりがな とちぎけんましこまちもとぬま・ながつつみ
市町村コード 09343
遺跡番号 4587
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 362535
東経(世界測地系)度分秒 1400415
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 36.426388 140.070833
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20210125-20210225
調査面積(㎡)
1345
調査原因 現況範囲確認調査
遺跡概要
種別
時代
古代(細分不明)
主な遺構
灰原
主な遺物
特記事項
要約  重要遺跡現況範囲確認調査として、3ヶ所の古代窯跡を調査した。谷津入窯跡群は2基の窯体と灰原を調査し、1号窯は2時期、床は3面で地下式窯、時期は8世紀第4四半期であった。カスガ入窯跡群では、半地下式で新旧2基、新窯は窯体を短くして前後操業がある。時期は9世紀第1四半期で瓦も焼成していた。窯体本体には左右に溝が付くが、窯尻までは達せず、旧窯の排水溝の可能性がある。
 坏・蓋の成形技法を粘土紐接合痕から復元し、複数の成形技法が想定された。益子窯で稀な回転糸切り離しや茨城県西部の坏箆削りも客体的ながら確認でき、周辺窯と比較した。糸切りは谷津入窯で、三毳窯との短期の工人移動、坏箆削りは新治窯や堀ノ内窯工人との一時的な移動などが想定された。窯構造では、常陸との技術交流はなかった。諸要素によって須恵器工人交流の実態が復元された。
 箆記号が多く発見され、8世紀第4四半期にはそれ以前の益子窯内の記号組成と変わり、その組成が9世紀後半まで支群を超えて継承されていた。瓦陶兼業窯で、カスガ入新窯2次前半には須恵器技法の瓦もあり、須恵器工人の動員される急造要請が想定され、2次後半の瓦生産には瓦工人のみになることがわかった。瓦は型押文の特徴から薬師寺の補修用として造られた。

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