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常磐自動車道遺跡調査報告

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/86350
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.86350
引用表記 公益財団法人福島県文化振興財団 遺跡調査部 2019 『福島県文化財調査報告書534:常磐自動車道遺跡調査報告』福島県教育委員会他
公益財団法人福島県文化振興財団 遺跡調査部 2019 『常磐自動車道遺跡調査報告』福島県文化財調査報告書534
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書名 常磐自動車道遺跡調査報告
発行(管理)機関 福島県教育委員会 - 福島県
有償頒布・配布ページ https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/70017a/
※ 有償頒布・配布していない場合もあります
書名かな じょうばんじどうしゃどういせきちょうさほうこく
副書名 大谷上ノ原遺跡(6次調査)
巻次 74
シリーズ名 福島県文化財調査報告書
シリーズ番号 534
編著者名
編集機関
公益財団法人福島県文化振興財団 遺跡調査部
発行機関
福島県教育委員会
福島県文化振興財団
東日本高速道路株式会社東北支社いわき工事事務所
発行年月日 20190320
作成機関ID
郵便番号 9608688
電話番号 0245211111
住所 福島県福島市杉妻町2−16
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 大谷上ノ原遺跡 6次調査
遺跡名かな おおやうえのはらいせき
本内順位
遺跡所在地 福島県双葉郡楢葉町大字大谷字上ノ原・山根
所在地ふりがな ふくしまけんふたばぐんならはまちおおあざおおやあざうえのはら・やまね
市町村コード 07542
遺跡番号 00089
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 371711
東経(世界測地系)度分秒 1405857
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 37.286388 140.9825
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20170510-20180105
調査面積(㎡)
9300
調査原因 高速道路建設に伴う記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
時代
旧石器
縄文
弥生
平安
中世(細分不明)
近世(細分不明)
主な遺構
旧石器ブロック
竪穴住居
土坑
焼土遺構
特殊遺構
溝跡
主な遺物
旧石器
縄文土器
縄文石器
弥生土器
土師器
須恵器
銭貨
切出形ナイフ形石器
角錐状石器
特記事項 ローム質土最上層のⅣ~Ⅴ層にかけて後期旧石器時代後半期に属する石器が5か所よりまとまって出土した。
縄文時代前期初頭の住居跡7軒を検出した。
平安時代の住居跡2軒を検出し、特異な住居構造とカマド廃棄行為が認められた。
要約 大谷上ノ原遺跡は、福島県浜通り地方を代表する旧石器時代遺跡で、楢葉町でも最大規模の遺跡の一つである。木戸川を望む段丘面上に位置し、常磐自動車道建設に関連する調査が過去5回にわたり実施された。これまで、本遺跡では旧石器時代より縄文時代、平安時代、中世以降に属する遺構・遺物が検出されている。今回、6次調査で見つかった石器群は、大きく二時期に分かれる。8・10・11号ブロックは、切出形ナイフ形石器や角錐状石器を組成することから、後期旧石器時代後半期の姶良Tn火山灰降灰直後の石器群と考えられる。新しくは、両面調整尖頭器を組成することから、ナイフ形石器文化期終末段階の石器群と考える。

縄文時代前期の集落は過去の調査を踏まえると略環状に分布することが判明した。

平安時代は極めて小型の竪穴住居跡の検出が注目される。また、13号住居跡ではカマドの構築や廃棄に係るライフサイクルが認められた。

中世以降は墓壙群と多数の溝跡が検出され、後者の溝群の一部は近世以降の大谷地区と山根地区の字境を形成している。

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