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常磐自動車道遺跡調査報告

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/23517
DOI 二次元コード
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.23517
引用表記 公益財団法人福島県文化振興財団 遺跡調査部 2017 『福島県文化財調査報告書520:常磐自動車道遺跡調査報告』福島県教育委員会他
公益財団法人福島県文化振興財団 遺跡調査部 2017 『常磐自動車道遺跡調査報告』福島県文化財調査報告書520
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書名 常磐自動車道遺跡調査報告
発行(管理)機関 福島県教育委員会 - 福島県
有償頒布・配布ページ https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/70017a/
※ 有償頒布・配布していない場合もあります
書名かな じょうばんじどうしゃどういせきちょうさほうこく
副書名 大谷上ノ原遺跡(5次調査)
巻次 73
シリーズ名 福島県文化財調査報告書
シリーズ番号 520
編著者名
編集機関
公益財団法人福島県文化振興財団 遺跡調査部
発行機関
福島県教育委員会
福島県文化振興財団
東日本高速道路株式会社東北支社いわき工事事務所
発行年月日 20170324
作成機関ID
郵便番号 9608688
電話番号 0245211111
住所 福島県福島市杉妻町2−16
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 大谷上ノ原遺跡(5次調査)
遺跡名かな おおやうえのはらいせき
本内順位
遺跡所在地 福島県双葉郡楢葉町大字大谷字上ノ原・山根
所在地ふりがな ふたばぐんならはまちおおあざおおやあざうえのはら・やまね
市町村コード 07542
遺跡番号 00089
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 371711
東経(世界測地系)度分秒 1405857
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 37.286388 140.9825
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20160524-20161021
調査面積(㎡)
1700
調査原因 高速道路建設に伴う記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
時代
旧石器
縄文
主な遺構
旧石器ブロック(1)
土坑(8)
主な遺物
旧石器
縄文土器
切出形ナイフ形石器
特記事項 ローム質土最上層のⅣ層から後期旧石器時代後半期に属する石製遺物が計24点出土した。
この内、14点の石製遺物がまとまって分布しており、やや散漫ではあるが6号ブロックと認定した。
このほかの10点の石製遺物についても、ほぼ同じ層準から出土しており、同一石器群と捉えている。
要約 大谷上ノ原遺跡は、福島県双葉郡を代表する旧石器時代遺跡で、楢葉町でも最大規模の遺跡の一つである。木戸川を望む段丘面上に位置し、常磐自動車道建設に関連する調査が過去4回にわたり実施された。
これまで、本遺跡では計665点の後期旧石器時代に属する石製遺物が出土しているが、これらは刃部磨製石斧を伴う石器群と、小坂型彫器を伴う石器群、さらに尖頭器を伴う石器群として捉えられてきた。
今回、5次調査で見つかった石器群は、切出形ナイフ形石器を組成することから、後期旧石器時代後半期のAT降灰直後の石器群(立川ロームⅤ層〜Ⅳ層下部段階)と考えられる。
つまり、本遺跡では、刃部磨製石斧を伴う石器群と小坂型彫器を伴う石器群の間に位置付けられる。
また、本石器群は石材組成においても遠隔地石材である珪質頁岩のほかに、在地系石材である流紋岩やメノウ系石材やチャートなど多様である。
こうした石器組成・石材組成のあり方は、AT降灰直後の関東以西の石器群に特徴的にみられる。 

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