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県道広野小高線関連遺跡発掘調査報告

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/72636
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.72636
引用表記 公益財団法人福島県文化振興財団 遺跡調査部 2020 『福島県文化財調査報告書538:県道広野小高線関連遺跡発掘調査報告』福島県教育委員会他
公益財団法人福島県文化振興財団 遺跡調査部 2020 『県道広野小高線関連遺跡発掘調査報告』福島県文化財調査報告書538
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書名 県道広野小高線関連遺跡発掘調査報告
発行(管理)機関 福島県教育委員会 - 福島県
有償頒布・配布ページ https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/70017a/
※ 有償頒布・配布していない場合もあります
書名かな けんどうひろのおだかせんかんれんいせきはっくつちょうさほうこく
副書名 毛萱館跡
巻次 2
シリーズ名 福島県文化財調査報告書
シリーズ番号 538
編著者名
編集機関
公益財団法人福島県文化振興財団 遺跡調査部
発行機関
福島県教育委員会
福島県文化振興財団
福島県土木部
発行年月日 20200228
作成機関ID
郵便番号 9608688
電話番号 0245211111
住所 福島県福島市杉妻町2−16
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 毛萱館跡
遺跡名かな けがやたてあと
本内順位
遺跡所在地 福島県双葉郡富岡町大字毛萱字前川原
所在地ふりがな ふくしまけんふたばぐんとみおかまちおおあざけがやあざまえかわはら
市町村コード 075434
遺跡番号 0036
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 371916
東経(世界測地系)度分秒 1410101
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 37.321111 141.016944
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20170904-20171227
20180604-20181109
調査面積(㎡)
10000
調査原因 道路建設(県道 広野小高線毛萱 工区)に伴う記 録保存調査
遺跡概要
種別
集落
城館
時代
縄文
弥生
室町
戦国
主な遺構
平場
土塁
堀跡
住居跡
建物跡
柱列跡
門跡
道跡
溝跡
土坑
焼土遺構
性格不明遺構
小穴
主な遺物
弥生土器
土師器
須恵器
かわらけ
中世陶器
土偶
鉄製品
石製品
石器
銭貨
特記事項 4時期に変遷する城館の門跡。
建物跡の柱穴から戯画を墨書したかわらけが出土。
縄文晩期の刺突文土偶が出土。
要約 弥生時代中期
 丘陵頂上部の平坦面や、縁辺を中心として竪穴住居跡12軒が確認された。本遺跡に隣接
する毛萱遺跡は同時期で、毛萱地区周辺の丘陵には弥生時代中期後半に集落が散発的に営まれるようである。竪穴住居跡はいずれも平面形に統一性が無く、掘り込みが浅く使用痕跡が貧弱であることから、集落の継続性は低いと推測される。
室町時代
 中世城館が築かれる。多数の掘立柱建物跡や小穴や出土した遺物から、居館型山城と考えられる。毛萱館跡は丘陵を土塁と堀で分断し、その内側を本格的な城域とするもので、双葉郡の中世城館と同様の特徴を持つ。5号平場に付属する1号門跡は4時期の変遷が認められ、掘立柱から礎石への変遷が捉えられた。主郭と推測される5号平場からは、戦国時代まで遡る毛萱村の集落が一望できることや、出土遺物の器種組成から、毛萱村周辺を支配した村落領主の居館と考えられる。6号掘立柱建物跡の柱穴からは、菊花文や蓬莱文の戯画を墨書したかわらけが出土し、往時の宴会儀礼を知るうえで貴重な発見となった。
戦国時代
 形態的な特徴が火葬遺構に類似する性格不明遺構が6基確認された。

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