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中間貯蔵施設事業遺跡発掘調査報告

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/122342
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.122342
引用表記 福島県文化振興財団遺跡調査部 2022 『福島県文化財調査報告書549:中間貯蔵施設事業遺跡発掘調査報告』福島県教育委員会他
福島県文化振興財団遺跡調査部 2022 『中間貯蔵施設事業遺跡発掘調査報告』福島県文化財調査報告書549
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書名 中間貯蔵施設事業遺跡発掘調査報告
発行(管理)機関 福島県教育委員会 - 福島県
有償頒布・配布ページ https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/70017a/
※ 有償頒布・配布していない場合もあります
書名かな ちゅうかんちょぞうしせつじぎょういせきはっくつちょうさほうこく
副書名 後廹B遺跡
巻次 2
シリーズ名 福島県文化財調査報告書
シリーズ番号 549
編著者名
編集機関
福島県文化振興財団遺跡調査部
発行機関
福島県教育委員会
福島県文化振興財団
環境省福島地方環境事務所
発行年月日 20220324
作成機関ID 070009
郵便番号 9608688
電話番号 0245211111
住所 福島県福島市杉妻町2-16
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 後迫B遺跡
遺跡名かな うしろざくBいせき
本内順位 1
遺跡所在地 福島県双葉郡双葉町大字郡山字後迫
所在地ふりがな ふくしまけんふたばぐんふたばまちおおあざこおりやまあざうしろざく
市町村コード 075469
遺跡番号 91
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 372639
東経(世界測地系)度分秒 1410145
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 37.444166 141.029166
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20190722-20191225
20200406-20200930
調査面積(㎡)
9300
調査原因 中間貯蔵施設整備に伴う記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
弥生
古墳
奈良
平安
江戸
近代(細分不明)
主な遺構
住居跡
建物跡
溝跡
土坑
鍛冶遺構
焼土遺構
道跡
畑跡
性格不明遺構
小穴
主な遺物
縄文土器
弥生土器
土師器
須恵器
赤焼時
陶磁器
瓦質土器
土製品
金属製品
石製品
石器
銭貨
特記事項 弥生時代中期後葉の磨製石戈・石剣が出土。
郡山五番遺跡(標葉郡衙推定地)に近傍する集落跡。
江戸時代(17世紀後半)の土坑墓から錫杖頭が出土。
1940年に開催が予定されていた、東京オリンピックの記念盃が出土。
要約 弥生時代中期後葉 丘陵部の斜面や、縁辺を中心に住居跡4軒、遺物包含層1か所が確認された。遺物包含層からは桜井式・天神原式期の土器が多数出土した。土器の種実圧痕にはイネとアワが認められ、石製農具の石庖丁や直縁刃石器が出土していることから、近傍の低地で稲作や畑作が営まれていた可能性がある。磨製石戈・石剣が各1点出土し、当地域における武器形石製品を用いた儀礼文化の波及や、遠隔地交流の可能性を示す。
古墳時代前期 3軒の住居跡が確認され、土坑から布留式とみられる甕が1点出土している。
古墳時代後期・終末期前半 13・34・46号住居跡の底面やピットからは土師器の杯や甕・甑がまとまって出土しており、当地域の土器組成を知る上で重要な成果となった。
古墳時代終末期後半・奈良・平安時代 本遺跡で最も多くの遺構と遺物が確認され、7世紀末~10世紀初頭まで、断続的に集落が営まれた。標葉郡衙や付随する施設に関連した居住域として形成され、その衰微とともに役割を終えた可能性がある。
江戸時代 丘陵頂部の平坦面から土坑墓3基、塚を伴う墓跡1基が確認され、墓域となる。50号土坑の底面からは、副葬品の小柄や和鋏、煙管、銭貨に加え、銅製の錫杖頭が出土している。錫杖頭の埋葬例や、郡山地区に修験寺が所在していたことを示す文献があることから、被葬者は修験や僧侶に関連した人物の可能性がある。

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