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烏野上岱遺跡(第2次) 竜毛沢4遺跡 竜毛沢5遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/131661
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.131661
引用表記 秋田県埋蔵文化財センター 2023 『秋田県文化財調査報告書528:烏野上岱遺跡(第2次) 竜毛沢4遺跡 竜毛沢5遺跡』秋田県教育委員会
秋田県埋蔵文化財センター 2023 『烏野上岱遺跡(第2次) 竜毛沢4遺跡 竜毛沢5遺跡』秋田県文化財調査報告書528
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書名 烏野上岱遺跡(第2次) 竜毛沢4遺跡 竜毛沢5遺跡
発行(管理)機関 秋田県教育委員会 - 秋田県
書名かな からすのうわだいいせき だい2じ りゅうげざわ4いせき りゅうげざわ5いせき
副書名
巻次
シリーズ名 秋田県文化財調査報告書
シリーズ番号 528
編著者名
編集機関
秋田県埋蔵文化財センター
発行機関
秋田県教育委員会
発行年月日 20230300
作成機関ID 050008
郵便番号 0140802
電話番号 0188790311
住所 秋田県大仙市払田字牛嶋20番地
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 烏野上岱遺跡
遺跡名かな からすのうわだいいせき
本内順位 1
遺跡所在地 秋田県能代市二ツ井町駒形字太郎兵衛沢50-1ほか
所在地ふりがな あきたけんのしろしふたついまちこまがたあざたろべえざわ50-1ほか
市町村コード 052027
遺跡番号 202-19-89
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 401228
東経(世界測地系)度分秒 1401125
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 40.207777 140.190277
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20190819-20191106
20200511-20200907
調査面積(㎡)
13300
調査原因 一般国道7号能代地区線形改良事業に係る埋蔵文化財事前調査
遺跡概要
種別
その他の生産遺跡
その他
時代
縄文
弥生
平安
主な遺構
陥し穴
土坑
遺物集中地点
溝跡
柵列跡
硬化面
土坑墓
炭窯
道路跡
主な遺物
土器
石器
石錘
石篦
弥生式土器(中期後葉)
アメリカ式石鏃
土師器
特記事項  縄文時代の陥し穴に柵が併設されており、誘導柵と判断した。
 弥生時代中期後葉(志藤沢式並行)の土坑墓を検出した。
 平安時代の炭窯から白頭山火山灰を検出した。
 土坑3基には炭が充填され三角形に配置されており、祭祀か境界を示すと考えた。
遺跡名 竜毛沢Ⅳ 遺跡
遺跡名かな りゅうげざわよんいせき
本内順位 2
遺跡所在地 秋田県能代市二ツ井町切石字竜毛沢20ほか
所在地ふりがな あきたけんのしろしふたついまちきりいしあざりゅうげざわ20ほか
市町村コード 052027
遺跡番号 202-19-36
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 401227
東経(世界測地系)度分秒 1401157
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 40.2075 140.199166
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20210601-20210623
調査面積(㎡)
5000
調査原因 一般国道7号能代地区線形改良事業に係る埋蔵文化財事前調査
遺跡概要
種別
その他の生産遺跡
その他
時代
平安
主な遺構
竪穴建物跡
土坑
炭窯跡
溝跡
主な遺物
土師器
特記事項  台地先端を区画する溝跡と竪穴建物跡1棟を検出した。
遺跡名 竜毛沢Ⅴ遺跡
遺跡名かな りゅうげざわごいせき
本内順位 3
遺跡所在地 秋田県能代市二ツ井町切石字竜毛沢20ほか
所在地ふりがな あきたけんのしろしふたついまちきりいしあざりゅうげざわ20ほか
市町村コード 052027
遺跡番号 202-19-37
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 401229
東経(世界測地系)度分秒 1401145
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 40.208055 140.195833
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20210624-20210729
調査面積(㎡)
4600
調査原因 一般国道7号能代地区線形改良事業に係る埋蔵文化財事前調査
遺跡概要
種別
集落
その他の生産遺跡
散布地
時代
縄文
平安
主な遺構
柱穴跡
竪穴建物跡
掘立柱建物跡
土坑
炭窯跡
鍛冶炉跡
焼土遺構
溝跡
柵列跡
主な遺物
縄文土器
敲石
土師器
須恵器
刀子
砥石
土錘
特記事項  調査区内を区画する溝跡と柵列跡、柵列跡に対応する掘立柱建物跡を検出した。
 鍛冶炉跡と炭窯跡が検出され、竪穴建物跡1基の床面から刀子2点と砥石が出土した。
要約  烏野上岱遺跡(2次)は、2006年に報告した調査地の隣接地を調査した。縄文時代、弥生時代、平安時代の遺跡である。縄文時代は、陥し穴が15基検出された狩猟域である。これらには柵列が併設されるものがあり、地形と設置位置の関連から陥し穴に併設された誘導柵とした。遺物集中地点では、両面体の調整や破損した石篦の再利用が行われており、捕獲した動物の解体や木工が行われていたと推測した。弥生時代では中期後半の土坑墓が2基見つかった。いずれも上面に焼土と細かく割られた遺物を伴い、埋葬儀礼と考えた。平安時代では炭窯から白頭山火山灰が検出された。また、炭化物を充填した土坑3基は三角形に配置されていた。これは集落境界を示すものと考えた。同一台地上にある烏野遺跡を集落の中心として、周縁域での土地利用が明らかになった。
 竜毛沢Ⅳ遺跡・竜毛沢Ⅴ遺跡では、小規模ながら金属加工や炭の生産が行われていたことが、鍛冶炉や炭窯、出土遺物の存在から考えられる。また、台地縁辺に沿う柵列とそれに対応する掘立柱建物跡、調査区内を区画する柵列跡を跨ぐ掘立柱建物跡を集落の立地と組み合わせて考えてみると、集落の外部に対する防御的な姿勢が感じられる。今回の調査で発見された遺構と出土遺物の内容から、竜毛沢Ⅳ遺跡・竜毛沢Ⅴ遺跡は生産機能を持ち、防御施設を伴った平安時代の集落跡であることが判明した。

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