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多賀城跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/138837
DOI 二次元コード
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.138837
引用表記 宮城県多賀城跡調査研究所 2022 『宮城県多賀城跡調査研究所年報2021:多賀城跡』宮城県多賀城跡調査研究所
宮城県多賀城跡調査研究所 2022 『多賀城跡』宮城県多賀城跡調査研究所年報2021
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書名 多賀城跡
発行(管理)機関 宮城県多賀城跡調査研究所 - 宮城県
書名かな たがじょうあと
副書名 第95次調査
巻次
シリーズ名 宮城県多賀城跡調査研究所年報
シリーズ番号 2021
編著者名
編集機関
宮城県多賀城跡調査研究所
発行機関
宮城県多賀城跡調査研究所
発行年月日 20220328
作成機関ID 04000
郵便番号 9850862
電話番号 0223680102
住所 宮城県多賀城市高崎1丁目22-1
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 多賀城跡 第95次調査
遺跡名かな たがじょうあと
本内順位
遺跡所在地 宮城県多賀城市市川・浮島
所在地ふりがな みやぎけんたがじょうしいちかわ・うきしま
市町村コード 04209
遺跡番号 004
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 381824
東経(世界測地系)度分秒 1405918
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 38.306666 140.988333
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20210531-20211215
調査面積(㎡)
700
調査原因 学術調査
遺跡概要
種別
官衙
時代
奈良
平安
主な遺構
掘立柱建物
竪穴建物
土坑
自然流路
主な遺物
土師器
須恵器
須恵系土器
白磁
灰釉陶器
転用砥
土製品
石製品
鉄製品
鉄滓
特記事項 政庁の北側で、第Ⅲ期以降の特筆すべき大型の建物を発見
要約  第95次調査の目的は、第94次調査A区の未調査範囲を中心に遺構の分布や構成を確認すること、沢状地形の範囲など旧地形を把握し、地形と遺構の分布との関連性を確認することであった。
 調査の結果、以下の成果を得た。
①掘立柱建物2棟、竪穴建物1棟、土坑5基、溝14条、自然流路3条、柱穴を検出した。古代の遺構は掘立柱建物、竪穴建物、古代末から中世の遺構は土坑、溝、中世以降が溝と自然流路である。
②掘立柱建物は2棟あり、SB3415は北・東に廂が付く大型の建物で、年代は第Ⅲ期以降と推定される。政庁と近接し、その位置は第Ⅱ~Ⅳ期の政庁の建物配置計画に基づいている。平面形式、規模、配置の計画性から政庁と密接な関係を持った建物と考えられる。SB3450は第Ⅲ期以降の建物で、政庁以外で検出した掘立柱建物の中では大規模なものである。
③中近世以降の溝を9条検出した。このうち、SD3426とSD3458、SD3438とSD3453はそれぞれ平行し、規模も類似することから2条の道路の可能性がある。
④出土遺物は、土師器、須恵器、須恵系土器、白磁、灰釉陶器、瓦、転用砥、土製品、石製品、鉄製品、鉄滓、中世陶器、近世以降の陶磁器・瓦質土器・土師質土器・銅銭である。古代が主体で、その中でも瓦の割合が高い。土器では、溝から11世紀後半の須恵系土器がまとまって出土した。

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