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令和元年度発掘調査報告書

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/70363
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.70363
引用表記 公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センター 2020 『岩手県文化振興事業団埋蔵文化財調査報告書721:令和元年度発掘調査報告書』公益財団法人岩手県文化振興事業団
公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センター 2020 『令和元年度発掘調査報告書』岩手県文化振興事業団埋蔵文化財調査報告書721
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書名 令和元年度発掘調査報告書
発行(管理)機関 (公財)岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センター - 岩手県
書名かな れいわがんねんどはっくつちょうさほうこくしょ
副書名
巻次
シリーズ名 岩手県文化振興事業団埋蔵文化財調査報告書
シリーズ番号 721
編著者名
編集機関
公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センター
発行機関
公益財団法人岩手県文化振興事業団
発行年月日 20200319
作成機関ID
郵便番号 0200853
電話番号 0196389001
住所 岩手県盛岡市下飯岡11地割185番地
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 沼里遺跡
遺跡名かな ぬまりいせき
本内順位
遺跡所在地 岩手県宮古市津軽石第6地割ほか
所在地ふりがな いわてけんみやこしつがるいしだい6ちわりほか
市町村コード 03202
遺跡番号 LG53-1225
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 393450
東経(世界測地系)度分秒 1415554
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 39.580555 141.931666
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20190701-20190731
調査面積(㎡)
305
調査原因 三陸沿岸道路建設事業
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
古代(細分不明)
中世(細分不明)
主な遺構
竪穴住居
竪穴建物
土坑
柱穴状土坑
主な遺物
縄文土器
石器
土師器
須恵器
角釘
鉄滓
特記事項
遺跡名 根井沢穴田Ⅳ遺跡
遺跡名かな ねいさわあなだ4いせき
本内順位
遺跡所在地 岩手県宮古市津軽石第19地割ほか
所在地ふりがな いわてけんみやこしつがるいしだい19ちわりほか
市町村コード 03202
遺跡番号 LG53-2201
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 393425
東経(世界測地系)度分秒 1415539
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 39.573611 141.927499
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20190801-20190828
調査面積(㎡)
158
調査原因 三陸沿岸道路建設事業
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
近代(細分不明)
主な遺構
竪穴住居
家畜墓
土坑
主な遺物
縄文土器
剥片石器
蹄鉄
特記事項 遺跡名かな:ねいさわあなだよんいせき
遺跡名 伝吉Ⅱ遺跡
遺跡名かな でんきち2いせき
本内順位
遺跡所在地 岩手県九戸郡洋野町種市第44地割地内
所在地ふりがな いわてけんくのへぐんひろのちょうたねいちだい44ちわりちない
市町村コード 03507
遺跡番号 IF37-2392
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 402548
東経(世界測地系)度分秒 1414021
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 40.43 141.6725
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20190408-20190530
調査面積(㎡)
2940
調査原因 三陸沿岸道路建設事業
遺跡概要
種別
集落
その他
時代
縄文
主な遺構
竪穴住居
土坑
陥し穴状遺構
主な遺物
縄文土器
石器
特記事項 土器は縄文時代前期前葉と後期初頭。
竪穴住居出土炭化物の年代測定を実施。

遺跡名かな:でんきちにいせき
遺跡名 岩洞湖E遺跡
遺跡名かな がんどうEいせき
本内順位
遺跡所在地 岩手県盛岡市薮川字亀橋地内
所在地ふりがな いわてけんもりおかしやぶかわあざかめはしちない
市町村コード 03201
遺跡番号 KF60-0285
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 394936
東経(世界測地系)度分秒 1411931
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 39.826666 141.325277
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20190901-20191024
調査面積(㎡)
1233
調査原因 国営岩手山麓農業水利事業
遺跡概要
種別
その他
時代
縄文
近代(細分不明)
主な遺構
沢跡
溝跡
主な遺物
特記事項 遺跡名かな:がんどうこいーいせき
遺跡名 上矢次Ⅰ遺跡
遺跡名かな かみやつぎ1いせき
本内順位
遺跡所在地 岩手県紫波郡矢巾町大字上矢次第4地割32-1ほか
所在地ふりがな いわてけんしわぐんやはばちょうおおあざかみやつぎだい4ちわり32-1ほか
市町村コード 03322
遺跡番号 LE46-0244
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 393713
東経(世界測地系)度分秒 1410817
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 39.620277 141.138055
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20190408-20190614
調査面積(㎡)
1700
調査原因 一般河川岩崎川筋上矢次地区河川改修(その9)
遺跡概要
種別
その他
時代
平安
主な遺構
柱穴
土坑
小土坑
焼土遺構
溝状遺構
主な遺物
土師器坏
土師器甕
須恵器坏
須恵器甕
特記事項 遺跡名かな:かみやつぎいちいせき
遺跡名 米崎城跡
遺跡名かな よねさきじょうあと
本内順位
遺跡所在地 岩手県陸前高田市米崎町字館32番地1ほか
所在地ふりがな いわてけんりくぜんたかたしよねさきちょうあざたて32ばんち1ほか
市町村コード 03210
遺跡番号 KF68-2050
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 390014
東経(世界測地系)度分秒 1413935
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 39.003888 141.659722
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20190408-20190627
調査面積(㎡)
2770
調査原因 防潮堤関連付帯道路建設事業
遺跡概要
種別
集落
城館
その他
時代
縄文
古墳
中世(細分不明)
近世(細分不明)
主な遺構
土坑
竪穴住居
竪穴状遺構
柱穴状土坑
主な遺物
縄文土器
石器
土師器
須恵器
天目茶碗
銭貨
陶磁器
鉄製品
特記事項 古墳時代中期~後期の土器が出土した。
要約  沼里遺跡・・・今回の調査では平成28年度調査区の東側にあたる尾根とその南北に広がる斜面部を主に調査し、前回の調査で確認した奈良時代の集落が東側へと広がることが判明した。また、尾根南側の谷部では、少量ながらも鉄滓が出土しており、周辺に製鉄関連遺構の存在が想定される。
 根井沢穴田Ⅳ遺跡・・・今回の調査では、平成28年度調査区の東側となる緩斜面を主に調査し、前回の調査で確認した近現代の家畜墓群が東側へと広がることが判明した。また、縄文時代前期初頭の竪穴住居1棟を検出しており、本遺跡における当該期の居住痕跡がはじめて確認できた。
 伝吉Ⅱ遺跡・・・今回の調査は、遺跡の周知範囲から大きく離れた地点で、試掘調査の結果から遺跡範囲が拡大された。調査成果としては、縄文時代前期前葉及び後期初頭~前葉の活動痕跡が明らかとなった。竪穴住居は前期前葉期で大型住居の祖形的なものと思われる。埋土下位~床面で出土した炭化材サンプル3点の年代測定結果から、5720±30~5740±30yrBPの測定値が得られた。土坑は後期のフラスコピットと、断面浅皿状の土坑で前期と推定されるものに大別される。溝状を呈する陥し穴状遺構は、形状、規模、配置など、全般に規格性が高い。
 岩洞湖E遺跡・・・岩洞湖の北西端に位置する遺跡で、調査から縄文時代に埋没した沢跡1条と、近現代と考えられる溝跡1条を確認した。調査区内からの出土遺物はないが、浸食された湖岸からは縄文時代前期~晩期、弥生時代前期の遺物を表面採集することができる。また、縄文時代の竪穴住居・土坑・陥し穴状遺構などの遺構が認められ、遺跡の様相を窺い知ることができる。
 上矢次Ⅰ遺跡・・・岩崎川改修事業に伴う調査である。厚い河川堆積層に覆われた9世紀前半期の遺物・遺構群を検出した。
 米崎城跡・・・調査区の大半が後世の造成工事の影響で、当時の地形が大きく改変され、遺構が見つからなかったことから今回の調査範囲が中世の米崎城の城域に含まれていたかどうかの判断はできなかったが、当該期の遺物は天目茶碗の破片と永楽通寶が出土している。他に古墳時代の竪穴住居と遺物が調査区内に点在して出土したことから集落が存在していた可能性が想定される。

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