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舟場向川久保(2)遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/122081
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.122081
引用表記 青森県埋蔵文化財調査センター 2022 『青森県埋蔵文化財調査報告書625:舟場向川久保(2)遺跡』青森県教育委員会
青森県埋蔵文化財調査センター 2022 『舟場向川久保(2)遺跡』青森県埋蔵文化財調査報告書625
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書名 舟場向川久保(2)遺跡
発行(管理)機関 青森県埋蔵文化財調査センター - 青森県
書名かな ふなばむかいかわく(2)いせき
副書名 一般国道45号天間林道路建設事業に伴う遺跡発掘調査報告
巻次
シリーズ名 青森県埋蔵文化財調査報告書
シリーズ番号 625
編著者名
編集機関
青森県埋蔵文化財調査センター
発行機関
青森県教育委員会
発行年月日 20220316
作成機関ID
郵便番号 0380042
電話番号 0177885701
住所 青森県青森市大字新城字天田内152-15
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
タイトル 第5章 総括
英語タイトル
著者
折登 亮子 , ORITO Ryoko
ページ範囲 153 - 172
NAID
都道府県 青森県
時代 縄文 弥生 飛鳥白鳳 奈良 平安 中世(細分不明) 続縄文
文化財種別 考古資料
遺跡種別 集落 その他の生産遺跡
遺物(材質分類)
学問種別 考古学 文化財科学
テーマ 技法・技術 編年 文化系統 年代特定 素材分析
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引用表記
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抄録(内容要約)
所収遺跡
遺跡名 舟場向川久保(2)遺跡
遺跡名かな ふなばむかいかわくぼ(2)いせき
本内順位
遺跡所在地 青森県上北郡七戸町字舟場向川久保地内
所在地ふりがな あおもりけんかみきたぐんしちのへまちあざふなばむかいかわくぼ
市町村コード 02402
遺跡番号 402153
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 404510
東経(世界測地系)度分秒 1411052
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 40.752777 141.181111
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20200507-20200731
調査面積(㎡)
2130
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
散布地
時代
縄文
弥生
飛鳥白鳳
奈良
平安
中世(細分不明)
主な遺構
土坑
土坑墓
土器埋設遺構
竪穴建物跡
円形周溝
柱穴
性格不明遺構
主な遺物
縄文土器(早期~後期)
石器
弥生土器(中期)
石製品(碧玉製管玉)
続縄文土器
土師器
土師器(平安時代)
須恵器
銭貨(開元通寶)
特記事項 ・縄文時代早期~前期とみられる円形土坑が列状に並んで確認
・弥生時代中期の土坑墓(木棺構造あり)と土器埋設遺構による墓域
・第 13 号土坑から碧玉製の細形管玉 137 点出土
・竪穴建物跡は火山灰が被覆。円形周溝は火山灰降下後とみられる
・模鋳銭の可能性高い
要約  舟場向川久保(2)遺跡は標高16~18mの段丘上、西側への斜面地に位置する。縄文時代早期後葉~前期前葉の落とし穴とみられる円形土坑56基、弥生時代中期の土坑墓9基、土器埋設遺構1基、平安時代の竪穴建物跡1棟、円形周溝1基、中世以降に属するとみられる性格不明遺構1基、その他土坑16基、柱穴5基が検出された。
 縄文時代の円形土坑は等高線に沿うように並んで確認された。堆積土中の炭化物の放射性炭素年代測定では縄文時代前期前葉の結果を得た。弥生時代の土坑墓は調査区中央に軸を揃えて確認された。確認面から弥生時代中期の土器片が出土し、第13号土坑からは碧玉製の細形管玉137点、第34号土坑からは石鏃2点が出土した。放射性炭素年代測定でも同様に弥生時代中期の結果を得た。土器埋設遺構は墓域とはやや離れて確認されたが、概ね墓域と同時期とみられる。平安時代の竪穴建物跡は十和田a火山灰、白頭山-苫小牧火山灰が厚く被覆していた。円形周溝は堆積土中に火山灰がわずかに含まれるのみで、放射性炭素年代測定の結果からも火山灰降下後のものとみられる。性格不明遺構は底面から開元通寶が出土したが、模鋳銭の可能性が高く、中世以降の遺構とみられる。
 遺構外からは縄文時代から古代にかけての遺物が出土した。遺構は確認されていないが、続縄文土器(後北C2・D式)、飛鳥〜奈良時代の可能性がある土師器が出土した。

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