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三内澤部遺跡発掘調査報告書

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/61972
引用表記 青森県教育委員会 1978 『青森県埋蔵文化財調査報告書41:三内澤部遺跡発掘調査報告書』青森県教育委員会
青森県教育委員会 1978 『三内澤部遺跡発掘調査報告書』青森県埋蔵文化財調査報告書41
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ファイル
書名 三内澤部遺跡発掘調査報告書
発行(管理)機関 青森県埋蔵文化財調査センター - 青森県
書名かな さんないさわべいせきはっくつちょうさほうこくしょ
副書名 東北縦貫自動車道・青森環状道路関係埋蔵文化財発掘調査
巻次 昭和52年度
シリーズ名 青森県埋蔵文化財調査報告書
シリーズ番号 41
編著者名
編集機関
青森県教育委員会
発行機関
青森県教育委員会
発行年月日 19780331
作成機関ID 022012
郵便番号 0308540
電話番号 0177221111
住所 青森市新町二丁目3 番1 号
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
現遺跡名:三内沢部(1)遺跡
所収論文
所収遺跡
遺跡名 沢部遺跡
遺跡名かな さわべいせき
本内順位
遺跡所在地 青森市大字三内字沢部307・455・他
所在地ふりがな あおもりしおおあざさんないあざさわべ307・455・ほか
市町村コード 02201
遺跡番号 201064
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 404851.8
東経(世界測地系)度分秒 1404117.0
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 40.814388 140.688055
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
19760420-19760821
調査面積(㎡)
14000
調査原因 道路建設事業に伴う記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
時代
縄文
主な遺構
竪穴住居跡 39
竪穴遺構 2
屋内炉 1
埋設土器遺構 3
小竪穴遺構 101
溝 2
遺物包含地 1
主な遺物
土器
石器
土偶
三角形土製品
足形土製品
特記事項 ・竪穴住居跡の詳細時期は、円筒上層c式期1軒、円筒上層d式期2 軒、円筒上層e式20軒、大木系の時期の中の平Ⅲ式期9軒である。
・出土した土器類は、縄文時代早期中葉の貝殻腹縁文土器、日計型押型文土器、前期初頭のループ文土器、円筒下層a式~d式土器、縄文時代中期の円筒上層a式~e式土器、大木系土器は、榎林式土器、中の平Ⅲ式(大木9式並行)、大木10式(並行)土器、後期初頭の十腰内Ⅰ式土器である。
・遺物包含地は前期縄文時代円筒下層b式期である。
・小竪穴遺構は墓、貯蔵穴等と推定されるものの他に、中に土器を焼成したと思われるもの、水溜としたものと考えられるものがある。小竪穴遺構の形状も、若干の相違が認められるものがあり、出土遺物も全く少なく、その性格は不明である。
種別
不明
時代
不明
主な遺構
方形溝状遺構 1
環状溝状遺構 1
主な遺物
特記事項 周溝の内部に埋葬施設と断定できるものがなくまた、弥生時代中期、古墳時代前期に比定される土器及び副葬品等の遺物がまったくみられないことから、方形周溝墓とは異った時期の遺構と考えられる。
種別
散布地
時代
古代(細分不明)
主な遺構
主な遺物
土師器
須恵器
特記事項
要約  今回の発掘調査では竪穴住居跡39、竪穴遺構2、円筒上層a・e式期の埋設土器遺構3、小竪穴遺構101、溝2、方形溝状遺構1、環状溝状遺構1、前期縄文時代円筒下層b式土器の遺物包含地等を検出した。
 出土した土器類は、縄文時代早期~後期、歴史時代の土師器、須恵器等、広範に亘る遺物を出土した。特に、多くの中期の円筒土器文化期の竪穴住居跡群の検出例は、東北北半では初めてのことである。中でも上層e式期の住居跡の形態は、平面形、柱穴、炉跡、施設等に特色がみられ炉跡、施設等に型を生じ、定型化の方向を示唆するものである。
 また本遺跡において、中の平Ⅲ式期の竪穴住居跡9軒を検出した。竪穴住居跡の形態も円筒土器文化期の住居跡と比較すると、住居跡の平面形、炉跡の形態、柱穴配置等に若干の相違のあることが明らかになった。中でも第9号竪穴住居跡は内部構造において多くの問題を提起できる遺構と思われる。特にこの炉の形態は、東北南半で隆盛した複式炉と形が類似し沢部型複式炉と呼称し注意を喚起したい。
 本遺跡における住居跡群は、円筒土器文化の系統の住居跡20軒、大木系土器文化の住居跡9軒に分けることができ、その遺構の相似性、相違性を比較して両文化の特色を把握した。本遺跡は、東北北半地域において前期中葉から中期後半にわたる両文化の住居跡群を解明のため、好資料を提供した最初の遺跡である。

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