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法霊林遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/122090
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.122090
引用表記 青森県埋蔵文化財調査センター 2022 『青森県埋蔵文化財調査報告書629:法霊林遺跡』青森県教育委員会
青森県埋蔵文化財調査センター 2022 『法霊林遺跡』青森県埋蔵文化財調査報告書629
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書名 法霊林遺跡
発行(管理)機関 青森県埋蔵文化財調査センター - 青森県
書名かな ほうりょうばやしいせき
副書名 3・3・8 白銀市川環状線(尻内工区)道路改築事業に伴う遺跡発掘調査報告
巻次
シリーズ名 青森県埋蔵文化財調査報告書
シリーズ番号 629
編著者名
編集機関
青森県埋蔵文化財調査センター
発行機関
青森県教育委員会
発行年月日 20220316
作成機関ID
郵便番号 0380042
電話番号 0177885701
住所 青森県青森市新城字天田内 152-15
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
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備考
所収論文
タイトル 第 5 章 総括
英語タイトル
著者
長谷川 大旗
工藤 忍
藤田 祐
ページ範囲 230 - 263
NAID
都道府県 青森県
時代 縄文 弥生 飛鳥白鳳 奈良 中世(細分不明) 近世(細分不明)
文化財種別 考古資料
遺跡種別 集落 散布地
遺物(材質分類) 石器 石製品 骨・歯・角製品 土器 土製品(瓦含む) 金属器
学問種別 考古学 文化財科学
テーマ 技法・技術 編年 文化系統 年代特定 素材分析
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引用表記
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抄録(内容要約)
所収遺跡
遺跡名 法霊林遺跡
遺跡名かな ほうりょうばやしいせき
本内順位
遺跡所在地 青森県八戸市大字田面木字法霊林・西ノ沢
所在地ふりがな あおもりけんはちのへしおおあざたものきあざほうりょうばやしにしのさわ
市町村コード 022039
遺跡番号 203180
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 403009
東経(世界測地系)度分秒 1412712
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 40.5025 141.453333
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20200512-20201009
調査面積(㎡)
3600
調査原因 記録保存調査
遺跡概要
種別
集落
散布地
時代
縄文
飛鳥白鳳
奈良
中世(細分不明)
近世(細分不明)
主な遺構
竪穴建物跡
円形土坑
溝状土坑
溝跡
土坑
性格不明遺構
柱穴
掘立柱建物跡
主な遺物
縄文土器(早期中・後 葉、前期前・後葉、晩 期後葉)、石器、土製 品、石製品
弥生土器(中期中・後 葉)
土師器、須恵器、土製 品、石製品、石器、金 属製品、方頭大刀、墨 書・刻書土器、銅塊
中世:陶磁器(白磁、 瀬戸美濃等)、輪銭
人歯 10 点
特記事項 竪穴建物跡は早期後葉、円形土坑 2 基に逆茂木跡あり。土器はほとんどが早期後葉、他時期は少量出土。
A区SI05周辺から土器片が少量出土。
竪穴建物跡は 7 世紀後葉~8世紀前葉が 4 棟、8 世紀中葉~末葉が 2 棟、9 世紀初頭が4 棟、9 世紀後半が 1 棟
近世陶磁器は 18~19 世紀
掘立柱建物跡は中近世の可能性もあるが詳細時期は不明。
要約 法霊林遺跡は馬淵川流域で最も低位の飛鳥~平安時代の集落跡のひとつである。下位の田面木段丘面に A 区、上位の根城段丘面にB 区が位置する。A 区では 7 世紀後葉~8 世紀にかけての竪穴建物跡 5 棟、同時期と思われる大溝 1 条を重複しない状態で検出し。B 区では 7 世紀後葉~9世紀後半にかけての竪穴建物跡 6 棟、土坑等を一部重複する状態で検出した。9 世紀初頭の竪穴建物跡は帯状に狭い範囲で 4 棟検出し、複数段階の変遷が認められた。特筆すべきは該期の超大形の第 6 号竪穴建物跡で、カマド破壊から煙出しピットへの方頭大刀の挿入に至る複数段階の廃絶過程が確認でき、様々な器種の土師器・須恵器・金属製品、刻書土器、銅塊、炭化米塊(調理後)、炭化米粒など多量の遺物が出土した。また、B 区遺構外から球胴甕に施した墨書土器が出土し、9 世紀前半以前の可能性がある。これまで三八上北地域において出土例が少ない 9 世紀初頭の社会を考えるうえで非常に重要な資料である。

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