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温根沼3遺跡

URL https://sitereports.nabunken.go.jp/36148
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DOI http://doi.org/10.24484/sitereports.36148
引用表記 公益財団法人 北海道埋蔵文化財センター 2018 『北海道埋蔵文化財センター調査報告書342:温根沼3遺跡』公益財団法人 北海道埋蔵文化財センター
公益財団法人 北海道埋蔵文化財センター 2018 『温根沼3遺跡』北海道埋蔵文化財センター調査報告書342
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書名 温根沼3遺跡
発行(管理)機関 (公財)北海道埋蔵文化財センター - 北海道
書名かな おんねとう3いせき
副書名 一般国道44号根室市温根沼改良工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書/根室市
巻次
シリーズ名 北海道埋蔵文化財センター調査報告書
シリーズ番号 342
編著者名
編集機関
公益財団法人 北海道埋蔵文化財センター
発行機関
公益財団法人 北海道埋蔵文化財センター
発行年月日 20180228
作成機関ID
郵便番号 0690832
電話番号 0113863231
住所 北海道江別市西野幌685-1
報告書種別
埋蔵文化財(遺跡等)-発掘調査・分布調査・資料調査等
資料タイプ Research Paper
発掘調査報告 掲載されている(発掘調査報告書総目録の掲載対象)
所蔵大学(NCID)
JP番号
他の電子リソース
備考
所収論文
所収遺跡
遺跡名 温根沼3遺跡
遺跡名かな おんねとう3いせき
本内順位
遺跡所在地 北海道根室市温根沼 284-7
所在地ふりがな ほっかいどうねむろしおんねとう284-7
市町村コード 01223
遺跡番号 N-01-308
北緯(日本測地系)度分秒
東経(日本測地系)度分秒
北緯(世界測地系)度分秒 431631
東経(世界測地系)度分秒 1453025
経緯度(世界測地系)10進数(自動生成) 43.275277 145.506944
※当該位置周辺を表示し、同一名称の遺跡データが存在する場合は遺跡をポイント表示します。
調査期間
20160512-20160720
調査面積(㎡)
2610
調査原因 根室道路事業に伴う 事前調査
遺跡概要
種別
時代
縄文
擦文
オホーツク文化期
主な遺構
土坑
焼土
礫集中
主な遺物
土器、鉄鍋片
特記事項 なし
要約 温根沼3遺跡は、根室市街から南西へ約9㎞、温根沼地区の海岸段丘上(標高23m前後)から無名沢の源流部(標高16m前後)にかけて広がる。
 遺構はⅢ層で土坑8基(ⅢP-1~8)、焼土1か所(ⅢF-1)、礫集中5か所を検出した。これらの時期は判然としないが、周囲の遺物出土状況からみて、64ライン以東のものは擦文文化期後期またはオホーツク文化期の可能性がある。
 Ⅴ層では、土坑墓1基(ⅤP-1)、焼土6か所(ⅤF-1~6)、土器集中4か所、礫集中4か所を検出した。いずれも縄文時代早期のものである。土坑墓(ⅤP-1)は平面形が長径約1.3mの楕円形で、坑底の西北隅から小型の土器1個体が出土した。斜面下の平坦部で検出した焼土4か所(ⅤF-1~4)は、約2mの間隔をあけて一列に並んでおり、その周囲では黒曜石の剝片石器が比較的多く出土した。土器集中1・4は東釧路Ⅲ式、2は同Ⅱ式、3は東釧路Ⅱ式・同Ⅲ式の破片のまとまりである。礫集中1は、拳よりやや大きな礫・礫片約1,500個が5×6mの範囲にまとまっており、一部ではそれらが隙間なく密集していた。礫・礫片の大部分は被熱している。
 遺物は土器約6,300点、石器等約5,600点を数える。土器の大半はⅤ層から出土した縄文時代早期の東釧路Ⅱ式・同Ⅲ式である。Ⅴ層の石器では、石鏃、スクレイパー、彫刻刀形石器、砥石が目に付く他、石刃鏃が2点出土している。Ⅲ層の遺物は少ないが、続縄文時代や擦文文化期後期の土器、貼付文の施されたオホーツク式土器、鉄鍋片等がある。

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